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炎は私の叫び~日野OL不倫相手愛児放火焼殺事件~、関係者その後 [社会]

炎は私の叫び~日野OL不倫相手愛児放火焼殺事件~、関係者その後

『炎は私の叫び~日野OL不倫相手愛児放火焼殺事件~』(小牧成、ユサブル)を読みました。1993年に発生した不倫が発端となった東京都日野市の放火殺人事件です。幼児2人が焼殺されました。不倫そのものについて、そして事件に対する加害者家族の責任について考えさせられました。



あらすじ


加害者の女性は、父が印刷会社を営み、地元で有名な進学校から公立大学理学部数学科に進みました。

正確は明るく几帳面。頭脳明晰でなんでも積極的に取り組むタイプで、ただ、彼氏、というより異性交際の経験はなかったようです。

そして、大手電気メーカーに就職。

当時できたばかりの均等法でいう、技術系総合職での採用でした。

そこで知り合ったSEの上司と深い仲に。

女性にとっては初めての男性でした。

上司は、「本当は今の女房みたいなタイプの女と結婚するつもりじゃなかった」「妻への気持ちはとっくに冷めている」等々、ありがちな囁きを女性に行い、女性はそれを真に受けて結婚を強く意識します。

交際中には2度中絶も。

しかし、上司の妻が不倫を知ることとなり、妻が選択を迫ると、上司はあっさり妻を選びます。

勝ち誇った妻は、私は子を2人生んで育てているが、女性は2回妊娠して2回とも胎内から掻きだす女だと嘲笑したといいます(wIKIより)。

上司妻の、尊厳を踏みにじる暴言に、女性は中絶に対する自責の念が暴走。

「上司夫妻にも子供を失う感情を体験させてやる」と、上司夫妻の留守中に自宅にガソリンで放火して、子供2人を焼殺しました。

焼け跡から発見された2人の幼児の遺体は、人としての原型をとどめていないものであり、具体的な描写はここでは避けます。

本書は、紀伊國屋電子書籍Kinoppy、AmazonKindle、マンガ図書館Zなどで読むことができます。



そもそも男女問題としてはどう見るか


女性は、雑誌の月刊『創』に獄中から手記を寄稿。

事件についての反省や、子供2人に対する冥福祈願を表明する一方で、自分が上司に騙されもてあそばれて、心と体を傷つけられた被害者という面があることを理解してほしいと訴えています。

実際に、当時は上司こそ加害者だという声もありました。

もちろん、女性には、結婚適齢期の切実さや中絶のリスクなどがあります。

そこに配慮できない男に、身勝手のそしりは免れません。

ただ、もてあそばれた、騙された、……という女性の言い分もおかしいと思います。

そこには、対等の人格をもった交際という考え方はなく、女性は男性に一方的に依存し大事にしてもらうことを期待する、幼稚で身勝手な男性観を感じます。

もし、裁判所に駆け込んで一方的に窮状を訴えても、「そんな人と妊娠までして付き合い続けたのはあなたでしょう。その自己責任は?」と言われるのが関の山です。

自分の人生は、自分で責任を持つことがまず原則です。

詐欺行為や暴力が伴うならともかく、「結婚しそうなことを言ったのにしてくれなかった」というのは、男のいい加減さは認めるにしても、自分の「眼鏡違い」は何も悪くないのでしょうか。

内心で後悔するのではなく、対外的に「弄ばれた」と宣言するあなたにはプライドはないのか、と思います。

いかが思われますか。

自分の人生を失う加害者家族


上司は事件後、依願退職させられましたが、夫妻は離婚せず、その後1男1女をもうけています。

では、加害者の女性側はどうなったのか。


月刊『創』では、宮崎勤死刑囚(既に執行)、和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚、元オウム麻原教祖の三女など、多くの事件当事者の手記を掲載してきました。

その編集長の篠田博之さんは、事件24年目の2017年7月に、本件について寄稿しています。

無期懲役とは終身刑ではなく、更生の可能性を信じて、条件が整えば仮釈放で社会復帰を認める制度だから、女性の仮釈放をさせるべきという提案がひとつ。

もう一点は、事件後の女性の家族の紹介です。

女性の父親が経営していた製版所は閉鎖しました。

娘2人の結婚資金だけでなく、私財を全て投げうって裁判費用や被害者遺族、火災にあった団地住民への金銭的補償に追われ、それでもまだ賠償金は3000万円以上残ったまま家計は破たんしたといいます。

それだけでなく、女性の両親はその後の半生を償いのために費やすことに。

犠牲になった子どもが埋葬されている寺には何度も訪れ、その気持ちに打たれた住職が、仮出所したら身元引受人になってもよいと申し出るまでになったほどですが、肝心の上司夫妻は改葬してしまいます。

両親は秩父巡礼、坂東33カ所、それに西国33カ所など回り、毎月命日には自宅で僧侶にお経をあげてもらい、祥月命日には住職の寺で法要。

さらに20年以上朝晩欠かさず近くの9カ所のお寺にお参りし、夜も近所のお地蔵さんにお祈りしてくるといいます。

調べもせずに家族を叩くネットの罪


ネット民は、何か事件があると興奮して、加害者の家族まで直ちに同罪扱いします。

が、ここまでではないとしても、大抵の家族は何らかの補償や贖罪で、自分たちの人生を犠牲にしています。

マスコミはそういうことは報じませんから、家族はほっかむりしているに違いないと、ネット民は自分で調べもせずに決めつけるわけです。

マスミと思うなら、自分で調べて、真実に対して声を上げたらいいと私は思いますが、それをせず、「ゴミ」の報道に依存しきっている。

そんな人たちが事件を語っても不毛だと思いますね。

いずれにしても、不倫を軽く考えてはいけないということです。

炎は私の叫び~日野OL不倫相手愛児放火焼殺事件~/ザ・女の事件Vol.1 (スキャンダラス・レディース・シリーズ)
炎は私の叫び~日野OL不倫相手愛児放火焼殺事件~/ザ・女の事件Vol.1 (スキャンダラス・レディース・シリーズ)




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pn

避妊しようよ、なんで妻帯者相手に生でやらすかね。確かに騙され弄ばれのは間違いないけど奪いたければ堕ろさなきゃよかったんだよ。
by pn (2019-10-14 12:28) 

skeptics

冷たいようですが、人間には心変わりもあります。どっちが悪いとかではなくて。
しかし変わる前の幸せな時間は確かに存在したのですから、残念だからといって、それまでも否定する終わり方は如何なものか。
by skeptics (2019-10-14 13:53) 

Take-Zee

こんにちは!
つらいお話ですね。
制度がなく自由恋愛の世界なら何にも
問題ありませんのに。

by Take-Zee (2019-10-14 15:20) 

えくりぷす

加害者の両親は、本当に大変ですね。このOLも凶行に及ぶ前に両親の顔を思い出して欲しかったと思います。
この事件は、新潮45の文庫本で読んだのですが、相手の無責任元上司と奥さんにインタビューしていて、その後子どもを作ったことについて聞いているのにビックリしました。
(「よく雄になれたものだ」と書いてあったような…)
by えくりぷす (2019-10-14 16:52) 

ヨッシーパパ

そう言う本は、売れているのでしょうか?

by ヨッシーパパ (2019-10-14 18:57) 

JUNJUN

この事件、とてもインパクトが大きかったので私も覚えています。
いろんな意見はあるとは思いますが、私はこの事件の諸悪の根源は上司で、この上司をこそ罰してほしいと思いました。
一番かわいそうなのは・・・犠牲になった子供たちと、加害者の家族ですね・・・。
by JUNJUN (2019-10-14 20:50) 

そらへい

不倫男性夫妻は、この事件を事故のように考えようとして再出発したのでしょうね。
加害女性とその家族が気の毒に思えます。
by そらへい (2019-10-14 20:50) 

coco030705

難しい問題ですね。でも不倫というのは両方が悪いのではと思います。いずれにしても、加害者のご家族がお気の毒でなりません。
by coco030705 (2019-10-14 21:20) 

ピストン

なんとも悲惨な事件ですね…
いいことなんにもないです。
by ピストン (2019-10-14 22:12) 

犬眉母

みなさん上司が悪いと言われますが、本当に悪いのかなあ。
私はどう見ても、この女性に非があると思います。

騙すとか騙されるとかではなく、人間の心って本来変わるものではないでしょうか。
上司は本当に結婚する気があったのに、妻に改めて問われて、初めて自分の家庭の価値に気がついたのかもしれません。
相手の女性にすればたまらないですが、人間はそうやって自分のあり方に気づいて学ぶもので、意図的に騙したり陥れたりしなくても、結果的に他人を傷つけた経験は誰でもあると思います。
ましてや男女の関係は、そこで完結するもの。
第三者を巻き込むものではありませんから、相手のお子さんを巻き込むのは、たとえこんな凶行でなかったとしても、許されるものではありません。
by 犬眉母 (2019-10-14 23:06) 

ナベちはる

不倫、大きな問題として考えないといけないですね…
by ナベちはる (2019-10-15 00:33) 

HOLDON

本当に悲しい事件でしたね。
罪の無い小さい子供のことを思うと誰を恨んだらいいのかわからなくなりました。
by HOLDON (2019-10-15 07:13) 

kou

不倫する同士は良い大人なのだから勝手にすれば良いと思いますが、周囲がお気の毒ですね。特に殺人まで起こす行為は絶対に許されるものではありまません。
by kou (2019-10-15 07:39) 

Rinko

男を見る目がなく、人の命まで奪ってしまった娘の償いを親にもさせてしまっている事に本当に胸が痛みます。親としてはやらずにはいられないのでしょうね・・・。
by Rinko (2019-10-15 08:21) 

SGW

「八日目の蝉」では、自分の子を中絶した愛人が本妻の子を誘拐しますが、その子を必死で育てます。やっぱり、そういうのは現実的ではないのかも。
by SGW (2019-10-15 17:42) 

糖夫

家庭と、夫婦関係を立て直した上司の妻は強いですね。

男として見れば、子どもを焼き殺しても被害者意識で相手のせいにしている女なんかより、強い妻を選んだことは賢明だったと思います

by 糖夫 (2019-10-16 02:18) 

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