パソコン通信を懐かしむ記事を拝見しました。それで私も懐かしくなり、そして少し考えるところもあり、シェアすることにしました。インターネット時代との違いを考えると、できることは限られていましたが、あの頃だからこその楽しさもあったように思い出しました。
パソコン通信とはなんだ
そもそも、パソコン通信はご存知ですか。
サーバーに立ち上げたホストと、各ユーザーのパソコンを結んで、ホストが掲示板の書き込みやソフトのダウンロードなどメニューを利用するサービスです。
1980年代後半から1990年代いっぱいぐらいまで行われていました。
図です。
ひとつのホストに、ユーザーが
電話回線でアクセス しています。
このパソコン通信のホスト同士がつながったのが、インターネットと言えます。
こちらはインターネットの図です。
総務省サイトより
この山手線のような円周に、世界の無数のサーバー（ホスト）がつながっていて、ホストの中にサイト（ブログ）が開設されています。
そのパソコン通信時代を思い出している記事が話題です。
パソコン通信とインターネットの違い
インターネットとパソコン通信がどう違うか、表にしてみます。
| 比較内容 |
インターネット |
パソコン通信 |
| 回線 |
定額利用の光回線で速い |
時間課金の電話回線で遅い |
| アクセス |
24時間365日いくつでも巡回 |
1回のログインでひとつのホストだけ |
| コミュニケーション手段 |
テキスト、画像、動画 |
ほぼテキスト |
とくに「コミュニケーション手段」はもう桁違いですね。
パソコン通信時代は、テキスト情報が中心で、画像はGIFかjpegがやっとで、あとは今の『5ちゃんねる』で使われているようなアスキー文字でしたが、崩れてしまいがちでした。
一方、インターネットは、デジカメで撮った画像や動画を簡単に投稿したり、各種クラウドサービスを提供したりしています。
それと、もうひとつ大きな違いは、パソコン通信時代のサーバーは、ニフティサーブ（現@nifty）や、PC-VAN（現BIGLOBE）といった専門会社による有料のサービスの場合もあれば、
個人がパソコンとモデムを365日つけっぱなしにして提供する「草の根BBS」もありました。
つまり、パソコン通信時代は、
ホスト局は有志のボランティア、そして利用者も自腹の電話代（当時は「みかか」と呼んでいました）を使うことで成り立っていたのです。
そこまでして、どんなやりとりをしていたかというと、限られた環境の中、全般として、テーマを絞った狭く深いやりとりであったように思います。
もちろん、ホストによって、そのレベルは様々でしたけどね。
ただ、遠方のホストにアクセスすれば、通話料金が跳ね上がります。
ですから、深く濃い、そして今よりも無駄のないやりとりだったと思います。
私も当時、古いパソコンでホストを立ち上げて、BBSを運営していました。
私の場合はかなり緩かったのですが、それでも一応、ビリヤードという中心になるテーマはありました。
今のネットユーザーからすると、もしかしたらいささか敷居の高い世界かもしれません。
でも高いからこそ、実のある時間で楽しかったから懐かしい、というのが上記記事の趣旨です。
逆に言えば、インターネット時代の今は、便利にはなっていますが、裾野が広がりすぎて、心得違いや、ちょっとレベルの低い人も入ってしまうのではないか、という示唆も感じられました。
たとえば、昨今の不適切動画の投稿なんて、ネットコミュニティの基礎を作ったとも言えるパソコン通信経験者からすると、容認も理解もできないことです。
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便利になったが大事なのはいかなる価値で使うか
記事では、パソコン通信で知り合った人同士が結婚して、もう孫までいる話も出てきます。
そうしてみると、随分時間が経ったんだなあと思いますね。
今のプラットフォームで、パソコン通信に一番近いコミュニティーは、Facebookの『グループ』かなという気がします。
ただFacebookは、どこかから拾ってきた画像を貼り付けただけで何の説明もない、中身のうすい投稿も少なくないので、もっとちゃんと使えばいいのになと思うこともあります。
私は、25年ぐらい前に法人設立でわからないことがあったのですが、当時、ニフティーサーブのシスオペ（今で言うFacebookのグループ管理者のようなもの）に、漫画家のすがやみつるさんがいて、すがやさんの事務所の税務処理を教えていただいて理解を助けられた経験があります。
ネットは、どんどん便利になっていますが、いかなる価値で使うか、という考え方一つで、自分の生活、大げさに言えば人生を良くも悪くも変えてしまうものかもしれません。
当時をご存じの方も、インターネットになってからのユーザーの皆さんも、一読をおすすめしたい記事です。
上のイメージ画像
Photo by mentatdgt from Pexels
実戦！パソコン通信
PC-VANのうさぎちゃんに惹かれて首を突っ込んだクチです。(笑)
そもそもパソコンも、年賀状の為に買ったようなものでした。(プリントゴッコが壊れたので！？)
って、古い話で恐縮です。(汗)
by Labyrinth (2019-08-23 00:26)
今は「いつでも・どこでも・誰とでも（＋なんでも）」のネット社会ですが、それとは違った魅力があるパソコン通信、今以上にドキドキワクワクという感情があったのだろうなと思います。
by ナベちはる (2019-08-23 00:37)
パソ通、やってましたよ。PC-VANのSIGやNifty-Serveの
フォーラムに参加してました。そこで知り合った仲間と
オフ会もしましたし。
by kinkin (2019-08-23 04:34)
俺もどちらかっちゃー浅い方の部類だから偉そうなことは言えないが自分よかすごい人に出会える場所としてネットは重宝してるかなと。
by pn (2019-08-23 07:28)
PC-VAN使ってました。ピーヒョロヒョロ？・・・という音が懐かしいです。懐かしいですね。
by kou (2019-08-23 07:42)
パソコン通信、懐かしいですねー。
電話回線を使うので、パソコン通信している時は電話が不通になっていました。
今では考えられないけど、それでも当時は世界が広がった感覚がありましたね^^
by Rinko (2019-08-23 07:46)
モデム通信の時代は電話代かかりましたね。
by ヤマカゼ (2019-08-23 07:53)
こんにちは！
４０年間、システムの仕事でした。
データ通信はテレックス、紙テープでデータ送信。
今の人はそんなの知らないでしょうね！
by Take-Zee (2019-08-23 11:32)
昭和60年代にアナログモデモでデータ通信していましたので、懐かしいです。データ転送に一晩かかったこともありました。
by 我流麺童 (2019-08-23 13:56)
なつかしいです、電話料がかさみ、テレホーダイが出来た時は本当にうれしかった、夜11時を待って回線を繋ぐのですがその瞬間は、みな待っているせいかなかなか接続にいたらない(~_~;)コミュニティがあってそこで、常連たちとチャットをするのが楽しみでした、画面を見てチャットするので、ブラインドタイピングが一気に上達しました
by わたし (2019-08-23 14:56)
パソコン通信、残念ながら名前しか知りません。
ボクが初めてパソコンに触ったのは2002年になってから、仕事で触る必要が出たからでした（＾＾；
by なかちゃん (2019-08-23 18:07)
そんな時代があったんですね？
by ヨッシーパパ (2019-08-23 18:16)
NIFTY-Serve利用者でした！
当時の仲間がmixi,twitter,facebookと、
媒体を変えつつ、交流が続いています(^o^)
by an-kazu (2019-08-23 20:56)
懐かしい
niftyで、フォーラム運営してました。
by 八犬伝 (2019-08-23 21:01)
パソコン通信を題材にした「ハル」という映画があって、無名時代の深津絵里さんが出演していました。この映画で、深津さんのファンになりました(^^♪
by レインボーゴブリンズ (2019-08-23 21:44)
ん～懐かしい。今は昔ですね。いっぷくさんもＢＢＳ運営していたのですか、それで発信の仕方や人との関わり方がスマートなんですね。
思えば私のパソ通はニフティサーブから始まりました。モデム～ＩＳＤＮ～（ＡＤＳＬを飛ばして）光回線という流れで今のYouTube なんて夢のまた夢でした。
by 扶侶夢 (2019-08-23 22:05)
ないく
by くにこ (2019-08-24 11:40)
パソコン通信、懐かしいですね。
私は利用したことはなかったように思います。
by そらへい (2019-08-29 21:49)