『ローマの休日』(1954年、アメリカ)といえば、今更説明無用の名作です。それが、1987年に流れた飲料水のコマーシャルで使われたことがありました。先日、懐かしいCMソングとともに、ツイッターのタイムラインに流れてきたので、作品とともに思い出してみます。
昭和も晩年と言える1987年にリリースされた、ハウス食品の『It's』(イッツ)というフレーバーウォーターのCM(ソング)です。
画面に使われていたのは、『ローマの休日』(1954年)の、オードリー・ヘップバーンです。
山本達彦の『フェアリー・プリンセス~it's you』と、『ローマの休日』(1954年)のオードリー・ヘップバーンの組み合わせがそれはもう絶妙で、私も当時はこのCMを何度もビデオ録画しました。
『フェアリー・プリンセス~it's you』
歌:山本達彦/作詞:売野雅勇
作曲:山本達彦/編曲:佐藤準
『ローマの休日』は、すでに日本語字幕版も含めて、すべてネット上に何本も公開されており、ネットをされている方はどなたでも鑑賞できる状態です(著作権はどうなっているのか知りませんが)。
一応、ストーリーをご紹介すると、王女と新聞記者という身分違いの恋を描いた、ロマンチックで切ないラブストーリーです。
ヨーロッパの王室の王位継承者であるアン王女(オードリー・ヘップバーン)と、アメリカ人の新聞記者ジョー(グレゴリー・ペック)とがひょんなことから出会います。
王女は今までできなかったことを楽しみ、行動をともにしたジョーとお互い惹かれ合います。
しかし、それは永遠とは行かず、たった1日の夢のような思い出を胸に、2人はまたお互いの生活に戻ります。
王女と新聞記者との切ない1日の恋物語は、おそらくその後のドラマを含めた邦画、洋画のラブストーリーのモデルになっていると思われます。
再編集の動画も
それで、Youtubeを確認したのですが、山本達彦の『フェアリー・プリンセス~it's you』のフルコーラスに、『ローマの休日』のダイジェストをかぶせて再編集した動画がアップされており、あまりにもよくできているので、これもご紹介してしまいます。
Youtubeでのコメントも納得です。
>映像の編集が素晴らしい。曲と映像を合わせるセンスだけでなく、この歌への愛情と、この映画への愛情がなければ作れない作品だと思う。
私はちょうどこのCM当時、胸を患っており、ちょっと考えすぎのところもあって、もしかしたら余命幾ばくもないのではないかと思っていたのです。
で、養生中はもっぱらテレビ鑑賞で、いつぞやもご紹介した、佐藤竹善の『
I feel Coke』が流れるコカ・コーラCMや、この『It's』のCMを見て、「自分もまた、DCブランドのスーツを着て社会復帰したいな」とか、「1日だけでいいから、グレゴリー・ペックのような経験をしてみたいな」という思いを、大げさでなく生きる支えにしていました。
それだけに、いっそう印象に残るCMです。
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他の追随を許さない王道のラブロマンス
冒頭のタイトル。映画史上に残る名作を、今更「再評価」などと失礼な書き方をしてしまいました。
が、私も含めて、上映当時(1954年)を知らない世代は、いわば「遅れてきたファン」であり、このハウス食品の『It's』のCMで、同作に興味を寄せた人は少なくないと思います。
『ローマの休日』をご覧になったことがない方は、ぜひこのダイジェスト動画からご覧いただければと思います。
ローマの休日(日本語吹替)
映画はもちろん知ってるけどこのCM記憶に無いなぁ。1987年って事は二十歳の頃だから残業しまくってた頃か(^_^;)
by pn (2019-08-08 06:15)
チャーミングな女優さんでしたね。背も小さかったと聞いてます。
by ヤマカゼ (2019-08-08 06:31)
ローマの休日と言えばVespaのイメージです。
これはCMだったかは定かでありませんが、このシーンはテレビで結構観た記憶があります。
by kou (2019-08-08 07:46)
映画は中学生の時友人と見に行きました。ヘップバーンの美しさは永遠ですね♡
CMに関しては全く覚えていませんでした。今YouTubeの動画を拝見して映画館で見たときの感動が蘇って来ました♪
by エンジェル (2019-08-08 09:06)
CM,思い出そうとするのですが・・・覚えてないんです(;'∀')
なんでだ??
オードリーヘップバーンはいつ見ても上品な美しさがありますね^^
by Rinko (2019-08-08 09:28)
こんにちは(^-^*)/
10歳にも満たない子供でしたが、こポスターを見て
綺麗な人だと思いました(*^-^*)
by Take-Zee (2019-08-08 11:04)
このCM、全然覚えてないです。
曲を聞けば思い出すものもありますが、これは思い出せな~い(--;
オードリー・ヘップバーン、可愛いですね。
by poko (2019-08-08 11:12)
オードリー・ヘップバーンは「ローマの休日」を見てあまりの美しさに言葉を失いました。
その後、デパートでの「オードリー・ヘップバーン展」も見に行きました。晩年も内面からの美しさがあふれ出ていましたね。
by ようこくん (2019-08-08 12:35)
こんにちは。
この映画、こんなに古い作品だったんですね。よくリバイバル上映や、TVでもたびたび放映してましたので、何度か観ました。何度見ても、主演の二人やストーリーに魅了されますね。大好きな作品です。
by coco030705 (2019-08-08 17:13)
中学生時代は、「ロードショー」と言う名のざっしでしたか?毎月買って、オードリー・ヘップバーンが記事に出ていると、嬉しく読んでいました。
by ヨッシーパパ (2019-08-08 17:59)
オードリーヘップバーンの結婚相手と言えば、俳優の メル・ファーラーでした。
先日ヘップバーンが晩年を過ごした家を息子さんが紹介している番組を見て、ベルギー生まれの彼女がなぜイタリアに?
・・・と思いましたら、イタリア人医師との再婚、二人目の息子さんがいたからでした。
映画「ローマの休日」所縁の地、スペイン広場、フォロ・ロマーノ、サンタンジェロ城、「真実の口」はローマ三越内部のなんちゃって「真実の口」でしたけど。
出かけた後で、再見するとまた別の見方がになります。
by hana2019 (2019-08-08 19:09)
療養中に見た・聴いたというのは、とてもステキな想い出になるのかもしれないですね。
ボクはといえば入院中にずっと聴いていたのが沖縄の音楽で、それが今の沖縄好きの原因かもしれません(^^;
by なかちゃん (2019-08-08 22:10)
ローマの休日は中学時代に授業の一環で見たことがあります。
といっても、内容そっちのけで「こんな綺麗な人がいるんだ」と思っていたのですが…(笑)
by ナベちはる (2019-08-09 00:28)
オードリー・ヘップバーン、あまりに有名すぎて
若い頃、食わず嫌いでした。
私自身年齢を重ねるようになってから、
その魅力が分かるようになった気がします。
by そらへい (2019-08-14 21:20)