中山千夏は子役、歌手、女優、声優、司会者などマルチタレント

中山千夏さん（なかやまちなつ、1948年7月13日～）の誕生日です。おめでとうございます。子役として芸能活動をスタートさせ、歌手、女優、声優、司会者、参議院議員など、半世紀以上に渡って活躍されるマルチタレントです。

中山千夏は主要キャラクター博士君の声だった

私の世代では、中山千夏さんの声を知らない人はいないと思います。

たとえば、『ひょっこりひょうたん島』（1964年4月6日～1969年4月4日、NHK）の博士君の声が懐かしい。



火山の噴火が原因で漂流することになった、ひょうたん島の住人たちが巻き起こす様々な出来事を、数話ごとのストーリーにまとめた人形劇の帯番組でした。

ひょっこりひょうたん島は、いわゆるヒーロー物ではなく、群像劇でしたので、誰が主役かというとむずかしいのですが、博士くんはレギュラー出演していた主要登場人物のひとりであることは間違いありません。

声の出演者が、今から見ると大変豪華です。


Facebookタイムラインより

一番右の列、下から谷幹一、藤田淑子、松島トモ子の上にいる人がそうですね。

中山千夏の歌に胸がキュンとなった「道徳」の時間

私が小学校の道徳の時間に、テレビを視聴する授業がありましたよ。

『明るい仲間』というドラマで、主題歌が中山千夏、ドラマには、今『笑点』で座布団運び役の山田隆夫（もちろん子役時代）が出ていました。

世の中の常識とか、友情とか、考えさせるストーリーでした。

「明るい仲間」は高学年向けなので、普通の授業の時間になっちゃうんですよね～。
初期バージョンの中山千夏の歌声がエモいです(笑)https://t.co/oXQvLZfInO

— 山本正勝 (@yantoyanto) September 13, 2018

中山千夏の歌は、「エモい」というツイートですが、今聴いても、ちょっと切ない思いを決して暗くならずに歌い上げるいい歌です。

ご存じない方は、この動画でぜひ聴いていただきたいですね。

中山千夏は、『ドロロンえん魔くん』の主題歌も歌っているのですが（作詞もしているのですが）、

寝ます。

おやすみなさい??

テレビアニメ「ドロロンえん魔くん」から。

「妖怪にご用心」
作詞・歌 - 中山千夏 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 小杉仁三 pic.twitter.com/YJTqW6gwsy

— ライダー１号いいね！ (@rider1cyclone) 2019年4月6日

でもやっぱり、私にとってベストワークは『明るい仲間』です。

その他にも、『お荷物小荷物』とか、『お昼のワイドショー』の司会とか、『じゃりン子チエ』のチエちゃんの声とか、もうそれはたくさんの仕事をされているのですが、私が思い出深いのは、中山千夏さんが参議院議員を落選したときです。

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文書通信交通滞在費を正しく使っていた議員時代

国会議員には、文書通信交通滞在費というのがある（現在月100万円支給）のですが、大抵の議員が自分の懐に入れていると思われる中で、中山千夏さんは律儀に、『地球通信』という議員活動の会報を制作していたのです。

それが落選して打ち切られ、最終号は中綴じ8ページのチラシのような体裁でしたが、読者は引き続き『話の特集』という雑誌が受け皿になるので希望者は手続きをしてくれということで、事務所に架電すると、なんと中山千夏さんご本人が出ました。

落選したので、秘書も解任したのでしょうね。

まさかご本人が出るとは思わなかったので、私は心の準備ができておらず、緊張したまま用件だけで電話を切ってしまい、「もっといろいろ話しておけばよかった。世間話とか」と、あとから地団駄踏んで悔しがりました（笑）

『国会という所』（岩波新書）には、中山千夏さんの政治的スタンスが書かれています。

自民党の秦野章さんとは、意見は違うけど人間的には腹を割って話せたとか、共産党には（新左翼扱いされ）腹が立つことも少なくなかったが、同党の調査資料は参考になったとか、無所属議員らしく是々非々で論じられています。

今はもう、政治の話は、どいつもこいつも立場と思惑がちらつくポジショントークだらけ。

こういう率直な政治の話が聴きたいですね。


国会という所 (岩波新書 黄版 337)

ゴールデン☆ベスト 中山千夏

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
• 発売日: 2011/01/19
• メディア: CD

コメント 12

電話とは言ってもまさかのご本人登場は、驚きますね。
何も話せなくても致し方ないのではと思います…
by ナベちはる (2019-07-13 00:43) 

今と違って、分野ごとの専門性がはっきりしていた
昭和の頃のマルチタレントというのは価値がありますね。
by 犬眉母 (2019-07-13 01:55) 

『明るい仲間』まっすぐな雰囲気が好きでした。
子供のころ、中山千夏さんの主題歌を聞くのを楽しみにしていました。
by ハマコウ (2019-07-13 03:37) 

閻魔くんもいいけどじゃりン子チエかなー。うーちのかーばんにおーひさんひとつ♪
by pn (2019-07-13 06:10) 

「お荷物小荷物」大好きでしたｗ
小学生の時でしたが、中山千夏さんのお手伝い役が妙にセクシーでドキドキしたのを覚えています＾＾
今では動画も残ってないんですね。
by chiru (2019-07-13 09:50) 

中山千夏で真っ先に思い出すのは市川好郎とコンビで“天才少女”と呼ばれて出演した「現代っ子」での好演です。（映画・ＴＶの両方で出演していました）
「キューポラのある街」の吉永小百合とはまた別の多感な少女役で、女優としての才能も周りの大人たちに評価されていました。
by 扶侶夢 (2019-07-13 14:59) 

中山千夏さんといえば、お荷物小荷物なんてドラマがありましたね。
by hideta-o (2019-07-13 15:37) 

こんにちは！
懐かしい元気なのかしら？
作家、元歌手、元女優、元司会者、元テレビタレント、元声優、元参議院議員。芸歴と多彩な活動歴でしたね！
by Take-Zee (2019-07-13 16:43) 

何十年ぶりでしょう、その名前を聞くのは・・・。
懐かしいですね。
by ヨッシーパパ (2019-07-13 19:16) 

ひょっこりひょうたん島は小さいころ
だったので声優さんが誰か気にしてなかったのですが
今聞くとびっくりですね。
by ヤマカゼ (2019-07-13 19:32) 

最近見かけなくなりましたね。お元気なのでしょうか？
私と10歳くらいしか違わなかったとは・・・もっと年上だと思っていました(^^;多才な方ではっきり物をおっしゃる頭のいい方というイメージです。
by エンジェル (2019-07-13 22:08) 

中山千夏さん懐かしいですね。
今はどうされているのでしょう。
by そらへい (2019-07-15 23:04)