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高島忠夫さん訃報で長男殺害事件を経験した人生や密葬など話題に [芸能]

高島忠夫さん訃報で長男殺害事件を経験した人生や密葬など話題に

高島忠夫さんがで亡くなったと所属事務所が発表しました。昨日はその訃報で持ちきりでした。高島忠夫さんが映画俳優として活躍したのは大部分が新東宝時代。

テレビに来てからは、司会や映画解説が中心でしたが、『土曜ショー』(1966年4月9日~1972年9月30日、NET)『細うで繁盛記』(1970年1月8日~1971年4月1日)『ごちそうさま』(1971年1月11日~1998年3月31日、NTV)『ゴールデン洋画劇場』(1973年10月5日~1998年7月25日、CX)などが印象に残っています。




ネットは、高島忠夫さんについてずいぶん書き込まれていましたが、ときどき書かれていたのが、「長男殺害事件」を今回はじめて知ったというコメントです。

このブログでは、ずいぶん前になりますが、寿美花代さんが事件後初めてそれを語ったときのインタビューをご紹介したことがあります。

高島忠夫・寿美花代夫妻、長男殺害事件を経験した人生
高島忠夫・寿美花代夫妻、長男殺害事件を経験した人生
寿美花代 長男殺害事件涙で語る「今もお風呂は入れない…」
デイリースポーツ 6月18日(火)20時52分配信
 俳優の高島忠夫が5年ぶりにテレビ出演することでも話題を集めていたフジテレビ系「独占密着!真実の高島ファミリー『忠夫さん、死ぬまで一緒やで』~寿美花代 献身愛で闘う夫の病~」が18日、放送された。49年前の長男殺害事件について、高島の妻で女優の寿美花代が、自らの口で語り、今も事件の後遺症に苦しみ続けていることなどを明かした。
 夫妻の第1子となる長男・道夫ちゃんが生後5カ月で殺害されたのは、1964年(昭和39年)8月24日未明。住み込みで働いていたお手伝いの少女A(当時17歳)が風呂に沈めて殺害。当初は室内を物色されたように装うなど、窃盗の仕業に偽装したが、同日昼ごろ、犯行を自供した。
 寿美はこの事件を振り返り、「夜中に(お手伝いさんが)『道夫がどこでもいない』ってことになって、探し回った。一番最後にお風呂を…フタを明けたら、道夫がいた…。(道夫の周りに)泡がいっぱい出てて…」と生々しい状況を告白。「夜中2時すぎぐらいで、あちこち病院行ったけど、どこも受け入れてくれなくて。やっと1軒受けてくれた時には…」と声を震わせた。
 出産後も女優業を続けていた寿美は、夜はAに子守りを頼んでいた。今も、手帳の奥に道夫ちゃんの写真をしのばせている寿美は、「私が一緒に寝てやらんかったから…。忠夫にそっくりでね…。なんで殺されなあかんかったのか、分からないんですけど…」と涙ぐみながら、後悔の念を吐露。「いまだに、お風呂っていうとシャワーしか浴びれない…」と事件から49年たった今も苦しみ続けていることを明かした。
 また、事件後には、赤ちゃんの泣き声や、「ママー、苦しいよ」といういたずら電話が頻繁にかかってきて、さらに苦しめられたという。(以下略)
昔は芸能人の個人情報はすぐ手に入ったので、いたずら電話があったんでしょうね。

そのときも書きましたが、事件について、「高島夫妻は金もあって有名人として生きた人生だから、そんなに不幸せではないだろう」という書き込みがいくつかあったのは、ちょっと気になりました。

ボンボンだろうが宝塚のトップスターだろうが、金があろうが、そのあと子供が生まれようが、「子供が殺害された」という事実の受け止め方を変えなければならない根拠にはならないでしょう。

人生の評価って、「恵まれていることと」と「災難」を点数化して差引したり相殺したりして、その「計算」結果で人生が幸せかどうかを判定するものではありません。

それはともかくとして、今回の訃報で、一部高嶋政宏さんを「長男」と繰り上げている書き方もありましたが、嫡男は亡くなっても順番はそのままで繰り上がりません。

Facebookでも以前議論になったのですが、嫡子としての順番は、逆に養子縁組で新しい人が戸籍に入ってもかわりません。

田中角栄元首相は、連れ子(娘)のある女性と結婚しました。

通常、連れ子も夫妻の戸籍に入りますが、その後、田中真紀子さんが生まれました。

Facebookのある方が、気を回して、田中真紀子さんを、連れ子の次に生まれたから「次女」と紹介していたのですが、これは間違いです。

連れ子の続柄は「養女」になり、田中真紀子さんはあくまでも「長女」なのです。

しかし、これではその戸籍に対する子どもの事情がわかってしまうので、今は住民票は、ただの「子」と記載されますね。

私も、親子の続柄を書くときは、隠したくなるような複雑な出自ではありませんが、時代の流れに沿って「子」と書くことにしました。

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最近は有名人も「内々」の葬儀へ


もうひとつ、興味深いことがありました。
高島忠夫さんが老衰のため26日に88歳で死去したと、所属事務所が発表した
遺族の希望により27日に家族のみで密葬し、お別れ会などの予定はないという
ここ数カ月は寝たきりの状態が多く、最期は眠るように旅立っていったそう
https://news.livedoor.com/article/detail/16691016/?fbclid=IwAR0ANiUFpGZ3YIpt2BBY_rHUq1K7w7yhYlSgQ6kAsIdgoRlF1mUJO4-b2-0
ここで、気になりませんでしたか。

「26日に88歳で死去」して、翌日の「27日に家族のみで密葬」したとされています。

つまり、お通夜・告別式ともなかった可能性があります。

6月6日には、田辺聖子さんが亡くなりました。

「すでに葬儀は親族のみで執り行われ」てからの発表でした。

2週間前の13日には、千家和也さんが亡くなりました。



こちらも、「葬儀・告別式は近親者で行った」と報じられています。

こういうご時世ですと、またぞろこの話が話題になるのです。



「自分にふさわしい終わり方を」ーー増える“直葬”変わる弔いの形
通夜だの告別式だの、他人様を呼んで派手な行事にはせず、ひっそりと弔う方向に時代は流れている、という話です。

でもこういう報道があるからこそ、実はみんながみんな、直葬を当たり前のように思っているわけではなくて、旧来の通夜や告別式をしっかり行う考え方もまだまだ頑張っている、ということではないでしょうか。

地域や立場で、事情や考え方もあるでしょうが、葬儀は互いに参列し合うものなので、みんながやめないとなかなかきれいに途絶えてくれないんですね。

私の親類には、そういうときは親戚一同が集まる楽しい祭りとしてとらえている者もいるのですが、私は自分の親類に対して思い入れがないのと、不祝儀なので「喜んで行く」気にはなれず、話があれば人を選んで「仕方なく行く」という感じです。

ですから、個人的な意見とすれば、内々でという方向でお願いしたいものだなと思います。

高島忠夫の忘れられない、あの一言
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コメント 8

犬眉母

>>連れ子の続柄は「養女」になり、田中真紀子さんはあくまでも「長女」なのです。

子どもの格付けみたいで、いい感じではないですね。
by 犬眉母 (2019-06-29 06:52) 

pn

いまだシャワーしか浴びれないって所で傷の深さを物語っているのにそんなひどいコメントあったんすか?
塞翁が馬を言いたいんだろうけどあまりにも心無い台詞だわ。
by pn (2019-06-29 07:18) 

kohtyan

長男が浴槽に沈められて殺されたのは衝撃でした。
晩年は病に苦しんだそうですが、息子さん二人が
立派な役者になられて、静かに息を引きとられたとのこと
心からお悔やみ申し上げます。
by kohtyan (2019-06-29 09:35) 

そらへい

高島忠夫さん夫妻、明るい印象だったので
そんな影の部分があったことをすっかり忘れていました。ご冥福をお祈り申し上げます。

私たちのところは田舎なので
家族葬など葬儀を簡略化しようとすると
檀家寺の住職が辞めてくれと言ったりしています。
僧侶にとっては、将来の死活問題になっていく
危機感の表れなんでしょうが・・・
by そらへい (2019-06-29 11:54) 

這い上がるママ

ご長男が成長なさっていたら俳優の3兄弟として活躍なさっていたかもしれませんね。悲しい事件だったと思います。高島忠夫さんは重度のうつ病を患われたということで、症状など気になっていました。老衰ということで亡くなられましたが、奥様に看取られてお幸せだったことと思います。ご冥福をお祈りいたします。
by 這い上がるママ (2019-06-29 12:10) 

なかちゃん

高島忠夫さん、ボクの中での一番は『キングコング対ゴジラ』ですね。
そして平成になってからのゴジラのシリーズでは高島兄弟が出演したりして、ボクにとってはとても想い出深い役者さんでした。
ご冥福をお祈りします。

by なかちゃん (2019-06-29 12:41) 

Take-Zee

こんにちは!
よくテレビに出ていましたが長く病んでいたんですね。
88歳老衰ならば天寿まっとうでした!

by Take-Zee (2019-06-29 15:47) 

ナベちはる

葬式をせずにそのまま直葬すること、多くなりましたね。
by ナベちはる (2019-06-30 01:04) 

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