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加藤芳郎、テレビ三面記事ウィークエンダーなどの漫画家司会者 [懐かし映画・ドラマ]

加藤芳郎、テレビ三面記事ウィークエンダーなどの漫画家司会者

加藤芳郎さん(1925年6月25日~2006年1月6日)の生まれた日です。毎日新聞に長期連載した漫画『まっぴら君』の作者であり、『連想ゲーム』(NHK)のキャプテン、『ウイークエンダー』の司会など、庶民派の放送タレントとしても長く活躍しました。(画像はGoogle検索画面より)



テレビ三面記事 ウィークエンダー


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テレビ三面記事ウィークエンダー』(1975年4月5日~1984年5月26日、NTV)は、今も語り草の名物番組です。

性犯罪や情欲絡みの事件を、レポーターがパネルにした写真付きで紹介していました。

朝のワイドショーとして放送されたていた『あなたのワイドショー』の金曜日が『テレビ三面記事』といって、レポーターが事件を紹介する構成だったのですが、それが好評のため、土曜の夜に、エログロの事件を紹介する番組としてスタートしたのです。

泉ピン子、青空はるお、青空うれし、桂ざこば、すどうかづみ、高見恭子などがレポートを行い、司会は加藤芳郎でした。

加藤芳郎は庶民目線というか庶民そのもので、面白おかしく紹介するレポートを腹を抱えて笑っていました。

番組は「低俗」といわれましたが、このオープニングの音楽は良質です。

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Rhapsody In White 「ラプソディ・イン・ホワイト」 『テレビ三面記事 ウィークエンダー』テーマ曲 バリー・ホワイトとラヴ・アンリミテッド・オーケストラ
全米1位「愛のテーマ」と同様、バリー・ホワイトサウンドの真髄を行く楽曲「ラプソディー・イン・ホワイト」。1975年頃から日本テレビ系で毎週土曜日深夜に放送された『テレビ三面記事 ウィークエンダー』のテーマ曲として有名です。 ストリングスとソウルのリズムが見事に調和したサウンドが気分を高揚させます。 タイトル: ラプソディ・イン・ホワイト(Rhapsody In White) アーティスト: バリー・ホワイトとラヴ・アンリミテッド・オーケストラ(Barry White & Love Unlimited Orchestra) アルバム: Rhapsody In White ~1974年~



>土曜日の夜は「大人の領域」だった。子供たちは何とかその領域に踏み込もうと頑張っていた。内緒で踏み込んだ時の罪悪感と背徳感。バリー・ホワイトの音楽とアイドマの手掛けたシュールなコラージュ。昭和の土曜日の夜は間違い無く輝いていた。(辰田真尚)
(いずれも https://www.youtube.com/watch?v=IqUAFMjA_6c より)

私の申し上げたいことは、このレビューコメントに尽きます。

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庶民目線で政治家を推薦した


加藤芳郎さんは、政治的には保守的な人たちとのお付き合いが多かったようですが、ただし自身の立候補はもちろん、特定の候補者を積極的に応援することはしませんでした。

それが、対極にいる日本共産党上田耕一郎副委員長(当時)の推薦人になって『禁』を破ったのはちょっと驚きでした。

天安門事件の直後で、日本共産党は中国共産党の毛沢東思想を批判したため、特派員が大怪我をさせられたこともあって絶縁中でしたが、同じ「共産党」のため大逆風。

東京都から共産党の議席を奪えと、参院選は4人の定員に自民党が2人候補を出したのです。

保守側からすれば、共産党を落とすチャンスだったわけですが、加藤芳郎さんが上田耕一郎議員を自宅に招いて応援を宣言して、『朝生』に出ていた保守的な言論人たちも続々上田支持を打ち出して、その結果、落選したのは、後に加藤芳郎さんの地元の渋谷区長になる自民党候補者でした。

「上田さんは東大を出たのに、地元(中野区)のタウン誌の広告取りを経験して苦労を買って出て庶民のことがわかっている」という推薦メッセージでしたが、最初に「右(左)」ありきではなく、庶民目線の是々非々で判断する考え方がよいと思いました。

個々の候補者をきちんと見る選び方をすれば、舌禍だの金銭トラブルだのといった低級なスキャンダルを起こす議員が、何党であれ全体として減っていくのかもしれませんね。

加藤芳郎のまっぴら人生 愛蔵版 (産経新聞社の本)
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千匹の忍者 (1966年)

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  • 作者: 加藤 芳郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1966
  • メディア: -



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