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お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方ー知的人生設計のすすめ

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方ー知的人生設計のすすめ

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方ー知的人生設計のすすめ-2015(幻冬舎)を読みました。30万部も売れたベストセラーだそうですね。最近、ものすごい勢いで、Youtubeのチャンネル登録者数や、ツイッターのフォロワー数を伸ばしている、マナブさんという方が紹介している一押し書籍です。





マナブさんは、いわゆるノマドワーカーとして、東南アジアやオーストラリアなどを渡り歩きながら、ブロガー&Youtuberとして発信。

社会人だけでなく、将来を担う高校生や大学生の支持を集めているのが新基軸です。





マナブさんの、動画やブログ記事のスタイルは確立しています。

まず、テーマと目次を述べた上で、結論を明らかにしてしまいます。

そして、その結論に対する解説を述べたうえで、予想される反論を挙げてそれに答え、さらにテーマを深掘りした提案や解説を行います。

非常にスッキリした構成ですが、「面白い」「役に立つ」ための必要十分な内容が含まれわかりやすい。

ブログ歴6年、Youtubeはまだ1年ぐらいだそうですが、その完成度の高さに驚かされます。

マナブさんはまだ20代ですが、YouTubeの動画はなるほど役に立つ話が多く、私も最近楽しみに見ています。

プログラミングのほか、ブログやYoutubeでかなりの収入をあげているようですが、発信内容は、SEO、プログラミング、これからの社会がどうなっていくかといった見通しですなどについて。

プログラミングといっても、具体的なコーティングの話ではなく、プログラマーになるための勉強の仕方や営業戦略などです。

私は昔、“手に職を”といわれて簿記の資格をとりましたが、今はプログラミングの時代なんですね。

最近は、Youtubeで何かをレクチャーする顔出し動画をアップしている人が増えましたが、内容は羊頭狗肉であったり、商売っ気ありありのプロダクトローンチであったりするものが少なくありません。

その点、マナブさんは、収入も実績も明らかにしながら、物売りではなく、多くの人が関心を抱くテーマについて、正直に自分の経験や意見を伝えるので、人気があるのもよくわかります。

きょうは、そのマナブさんが推薦していた、お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方-知的人生設計のすすめ-2015(幻冬舎)という本を読んでみました。

経済的自立を目指している方への本


お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方は、最初の刊行で30万部も売れたそうです。

そして、12年経って改訂版が出ました。

Amazonでは「全面改訂」と紹介されていますが、全面は改定されていません。

リーマンショックがあったので、その部分をちょこちょこっと変えたのかな。

経済的自立を目指している方への本です。

制度の歪みから生じる恩恵を、本書はタイトル通り「黄金の天使の羽根」と呼んでいます。

「歪み」を利用して、よりお金を残したり、利益を享受できたりする方法を提案しています。

たとえば、法人となった場合に受ける恩恵(主に税金制度)が解説されています。

海外投資や、トラベラーとしての生き方などにもふれています。

たとえば、マナブさんは東南アジアの各国を渡り歩いていますが、理由は、そのほうが日本にいるよりも生活費が安く済むからです。

ネットで稼げるからどこでも仕事ができるし、タイやフィリピンで暮らすことで、日本に住む同じ収入の人よりもお金が残せる、というわけです。

本書冒頭には、出版業界(出版社、取次、書店)が落ち込んだ構造的な理由が述べられています。

本が売れないというと、最近の本は面白くない、作家が勉強不足だといったソフト面の批判で完結してしまいがちですが、そうではなくて、そもそも流通の構造自体に問題点がある、という指摘を著者は行っています。

書籍に限らず、映画にしろドラマにしろ、昨今のバラエティ番組にしろ、タレント批判だけでなく、構造的な面からきちんと見ていかなければならないと思いました。

その他、サラリーマンと自営業者は具体的にどれくらい税制の適用は違うか。

持ち家と借家ではどちらが得なのか。

日本の税制は他国からみてどうなのか。

社会保険制度はどうやって廻ってるのか?

そうしたことを解説しています。

社会の構造を知るためには有用な書籍です。

数字もたくさん出てきますし、世の中の仕組みを知らない人、これから社会でいろいろな経験をする若い人などには新鮮かもしれません。

しかし、たとえば自営業者などは、すでに知っていることも含まれているように思います。

ツッコミどころもあります


私個人は、述べたように、出版業界が落ち込んだ理由が数字付きで解説されているから興味深かったですが、著者は文章がうまくないのかな、と思いました。

再販制度が出版業界を圧迫している数字を出しておきながら、再販制度を批判する意図で書いているのではないと、2度も3度も言い訳を書いているです。

逆に言い訳することで、そこに文句を言いたいのだな、と悟られてしまいます。

そして、レビューでも叩かれていましたが、『持ち家VS賃貸』論争で、『賃貸』に軍配をあげています。

たしかに、“お金を上手に転がす人”は、資産価値が減るものに大金をつぎ込むことはしないといいます。

が、持ち家の否定として、「(ローンが終わった)30年後は廃屋に暮らすことになる」などとしているのはおかしい。

ずっと住んでいれば、外壁や屋根やその他、修理ぐらいしますから、使われている家の寿命が30年とは限らないし、少なくとも人が住んでいる“現役”で廃屋ということはありえません。

それに、家にしろ車にしろ服にしろパソコンにしろ、資産価値と使い勝手はまた別のものです。

古くても慣れているから、使いやすいからこちらがいいという選択があります。

インターネットの回線ひとつとっても、一軒家なら自分で選べますが、マンションでは選択の余地はありません。

ですから、資産価値だけで結論を出されても、個別のケースに対して説得力はないのです。

つまり、本書は言わんとする結論(意見)がありきで、そこに無理に数字をもってくるので、ツッコミどころがあるのです。

いろいろ選択肢はあるけれど、こういう選び方をするとこれだけお金が残るよ、という提案だけをすればいいのに……。

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まとめ


たぶん、マナブさんの視聴者は若い人が多いので、「マイホームを持って定年まで勤め上げて……」という従来型の生き方と異なる発想を紹介したかったのでしょう。

いずれにしても、30万部売れたからといって、内容が完全無欠ということではありません。

若い人たちが、ありがたい書籍だと鵜呑みにするのではなく、是々非々できちんと読んでいただきたいですね。

向学心のある方は、おすすめします。

新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)
新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール
どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

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  • 作者: 本田直之
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/03/16
  • メディア: 単行本



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コメント 10

犬眉母

外国人労働者は受け入れて、
日本の若い人はノマド。
これかの労働市場はどうなるのでしょうか。
by 犬眉母 (2019-04-25 02:11) 

末尾ルコ(アルベール)

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方ー知的人生設計のすすめ・・・これはつまり12年前の本なのですね。いつからか、「黄金の羽根」といった言葉を入れるのが、こうした本のタイトルの定石となっておりますね。

>流通の構造自体に問題点

この「説」には興味ありますが、それ以前にやはり一番大きな原因は、「読書への興味の減少」という最もシンプルなもののような気がします。「何をして時間を過ごすか」という選択肢が増え過ぎていることを含め、読書の価値や快楽が理解されなくなってしまっているのが大きいのではと。ただ、こういう真っ当な意見では本にならないというのはありますね。「本になり注目を受ける」=「多くの人にとって目新しい内容がある」のが原則ですから。

>本書は言わんとする結論(意見)がありき

こういうパターンが多過ぎますね。学者なんかでも、いろんな数字やデータ、歴史学なら古文書の厳密な分析(笑)などを持ち出してきていても、「結論ありき」の人の文章はだいたいすぐに分かってしまいます。こういうことを繰り返していると、どんどん疑似科学っぽくなってしまうのではと思います。

・・・

我が家の属する町内も高齢の方が多いです。比較的古くからの落ち着いた住宅街であるという点ではとても住みやすいのですけれど。ただ、この町内の周辺がここ20年ほどで劇的に都市化(あくまで「高知のレベルでは」ですが 笑)されてきまして、そのエリアには若い家族が多くなっていると思います。

>買い取り相談の不動産業者もチラシを投函

わたしの家にもよく投函されてます。自宅を売る気はもちろん一切ないのですが、前にも書かしていただいたように、ショボい中古家屋付きの小さめの土地を持っておりまして、今後現金も入り用になるのは間違いないし、使おうと思っていたけれどずっと持て余していて、毎年固定資産税だけが出ていく状況ですので、できるだけ高値で(笑)売れないものかといろいろ調べておるところです。

圧迫骨折も含め、リハビリが進まない状況には忸怩たる思いがありますが、事前のネット調べで状態によっては「全身麻酔の手術」なんていう情報もありましたから、コルセットになったことでホッとしている部分もあります。

なんか、青汁を飲んだだけで褒めてくださる方がいらっしゃるのを昨日初めて知りました(笑)。今回飲み始めたのも記事に書きました通り、「紙パック飲料の中で一番安かった」から以外の何者でもありませんが。そもそもわたし、ケールとか明日葉とかについてもよく分かっておりません。今後ぼちぼち調べていこうかな、と。わたしの飲んだものは調整されているからと、ある程度(不味い)ことを見越していたので、(まあ、これくらいなら)という感じです。個人的には肉の脂身と比べたら、天国のようなものです。

>その間になにか使い道がないかな

明日葉ではありませんが、わたしそういうのばかりです。筆頭は本ですが、他の物でも(何かの役に立つのでは・・・)とどうしても考えてしまい、家の中も庭もカオス状態となってしまってます。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-04-25 03:01) 

pn

うーむ、やっぱダラダラと書き続けてるだけじゃダメだなぁ。
by pn (2019-04-25 07:19) 

テリー

若い人が、海外にでて、ブログ、yutube などのネットで、活躍する時代なんですね。知りませんでした。私の友人で、日本で、働いて、金を貯めて、バンコクで、起業した人もいます。時代で、色々変わってきているのですね。
by テリー (2019-04-25 07:40) 

kou

う~ん、なるほど。うちはやっと住宅ローンが終わるとお思えば、修繕が待ってます。でも人が住んでいれば多少痛んだところで平気なので最低限ですね。
定年前に退職もしましたが、給与が半分になっても食べていけるし。まあ、考え方次第ですね。
by kou (2019-04-25 07:54) 

Rinko

マナブさん、興味があったのですぐに検索してブログを読んでみました。
と言うのも実は私の本職はアプリケーション開発(プログラマ)で、Web系の業務アプリを作っています。
20代の方たちってエネルギッシュですねー!!すごいな~。
いい刺激をいただきました^^
by Rinko (2019-04-25 07:54) 

Take-Zee

こんばんは!
これからのニッポンは多民族国家に
変わって行くんですね。

by Take-Zee (2019-04-25 18:18) 

ヨッシーパパ

お金持ちは若い頃の憧れですが、もう今更ねぇ。
by ヨッシーパパ (2019-04-25 19:56) 

足立sunny

いつの時代にも寵児はいますが、理解して実践するのは書いた本人にしかできません。
ただ、一冊の本を読んだことをきっかけに、その後の人生がだいぶ変わることもありますね。自分も一冊の本のおかげでけっこうガラッと変わりました。お金持ちとかではなくて、ですが。
by 足立sunny (2019-04-25 22:01) 

ナベちはる

普段だとあまり考えられないところを考えること、重要ですね。
by ナベちはる (2019-04-26 00:28) 

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