いずみたく、青春学園ドラマシリーズなどヒット曲をリリース [懐かし映画・ドラマ]
いずみたくさん(1930年1月20日~1992年5月11日)の生まれた日です。ドラマ主題歌、CMソング、歌謡曲、アニメソング、ミュージカル、童謡、校歌、交響曲など幅広いジャンルで作曲活動を行いました。中でも私にとっていちばん馴染みがあるのは、日本テレビ日曜20時から放送されていた、青春学園ドラマの主題歌です。
岩谷時子さんとのコンビで作っていましたが、歌っていたのは布施明です。
貴様と俺
https://www.uta-net.com/movie/33294/
これは、夏木陽介主演の『青春とはなんだ』(1965年10月24日~1966年11月13日、東宝・テアトル・エコー/NTV)の挿入歌でしたが、
その後続く、竜雷太、浜畑賢吉、村野武範、中村雅俊主演のドラマにも使われました。
映画会社制作による青春学園ドラマシリーズの最終作である、中村雅俊主演の『われら青春!』(1974年、東宝、日本テレビ)では、
主題歌を歌っていたのが、いずみたくシンガースという大所帯のグループでした。
名前通り、いずみたくがポケットマネーで、食わせてレッスンさせていたメンバーを使っていました。
一連のドラマの放送されていた時期は、私自身にとっては思春期に向かう時期であり、自分の生き方はドラマの影響をかなり受けているのではないかとおもっています。
今も、「そ~らーにもえーてるー」と、つい布施明の歌を口ずさんでしまうことがあります。
『夜明けのスキャット』盗作疑惑
さて、いずみたくの作曲によってブレイクした歌手はずいぶんいるのですが、一方、『夜明けのスキャット』『いいじゃないの幸せならば』といった、レコード大賞などで表彰されているヒット曲に、盗作ではないかとの疑惑がかかっていることもご紹介しなければなりません。
由紀さおりの『夜明けのスキャット』
次は、由紀さおりの「夜明けのスキャット」です。
— 堅忍不抜 (@dragon_sake) 2019年1月18日
歌謡曲ではないみたい、というのが私の第一印象です??
1969年のものを探すのは苦労しました。
このアルバムのものしかありませんでした??
そのほかの曲もいいですよ。私のお気に入りは「手紙」「恋文」です!https://t.co/I9UyMzV44q
サイモン&ガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス』
#音楽 「サウンド・オブ・サイレンス」は広く知られているサイモン&ガーファンクルの名曲。その1967年のライブ映像。 https://t.co/uyJsLsDYBL 当時としては良質のカラー映像で、二人の声が明確に左右に分かれているステレオの音源も良い。伴奏はギター一本だが、単調ではなく聴きどころが多数ある。
— Oguchi T/小口 高 (@ogugeo) 2018年2月23日
佐良直美の『いいじゃないの幸せならば』
昨日の帰りしなに、突然「いいじゃないの幸せならば」が流れてきた。
— たま茶虎 (@tamachatora) 2018年2月27日
うーん…あの時は未就学児で理解できなかったけど、今もできない。
大人の歌だなー。
佐良直美 いいじゃないの幸せならば Naomi Sagara https://t.co/ZFzA7aUy4h @YouTubeさんから
ラテン音楽の名曲「クマーナ」
Cumana :Roger Williams / クマーナ :ロジャー・ウィリアムズ https://t.co/kQaVB6Bvpj @YouTubeさんから
— くろだけいこ@相互フォローお願いします (@mskurokei) 2019年1月19日
賞をとるほどの著名な作曲家は多かれ少なかれ、盗作の疑いを待たれる仕事をした経験があります。
ネットでもはっきり書かれているのは、
イントロの部分だけかなと思いますが、たとえば、ちあきなおみが歌った『喝采』とポール・サイモンの『母と子の絆』
https://www.youtube.com/watch?v=NKOsbbWv9wI
楽譜を見ていませんが、これは結構似ていますね。
天地真理の『水色の恋』と、Frank Sinatraの『Strangers in the Night』。
http://lightwill.main.jp/hc/doppelsong/Strangers%20in%20the%20Night/2
子供の頃の記憶ですが、天地真理の方はすでにヒットしていた当時から問題になっていました。
思えば、作曲だけでなく、小説や、映画やドラマの脚本もこういう話はよくあります。
でもパクった人がその業界から消えるかというと、まあその人のポジションにもよりますが、少なくとも消えるとは限りません。
著作権法というのがありますから、法的に、「パクられている」と思った人が訴えて勝ったら、法的にはクロですが、人の評価としては微妙なところなのでしょう。
ネットを見ますと、由紀さおりや佐良直美の歌は「国辱もの」と罵倒している人もいますし、一方でパクリを『オマージュ』と勝手に美化して評価している人もいます。
たしかに小説や演劇の世界では、「翻案」と称する、「亜流のアレンジをしたマネッコ」もたくさんあるのになあ、ともおもいます。
平野雅昭の『演歌チャンチャカチャン』のように、各曲の歌いだしを「チャーンカラッチャンチャンチャン」というフレーズを間に挟んで繋ぎ合わせた、ネットで言うところの「まとめサイト」のようなものもありましたが、これは訴えられたという話は聞かないですしね。
演歌チャンチャカチャン https://t.co/w2lg9E6Ham @YouTubeさんから
— 江戸川藤 (@gyodaya) 2018年3月27日
いずれにしても私は、たくさんの歌を作られたいずみたくさんは、その功績とともに、トラックの運転手から叩き上げた苦労人としての生き様にも深い敬意を払っています。
パクリ疑惑の歌や、パクくることについて、どう思われますか。
夜明けのスキャット
いいじゃないの幸せならば
水色の恋/涙から明日へ - 天地真理
たまに盗作の訴訟はありますね。
by 犬眉母 (2019-01-20 02:37)
いずみたく、青春学園ドラマシリーズなどヒット曲をリリース・・・わたしがまだ10代くらいの頃だったと思いますが、ロック評論家の渋谷陽一のラジオ番組で「パクリ特集」(笑)的な企画がありまして、その時の印象としては、(探せばいくらでも出てくるものなのだろうな・・・)でした。だからこれは別にいずみたくだけの問題ではないのだと思います。お話は逸れますが、いずみ・たくシンガーズのファッションはなかなかすごいですね。このパンタロン、そしてヘアスタイル、さらにアメフトのヘルメット・・・確かに70年代は、こうした雰囲気と「青春」という言葉がマッチしておりました。そう言えば、いずみたくからは離れますが、子どもの頃の愛唱歌に一つが、森田健作歌った「若者たち」でした。これはもう、毎日のように歌っていた時期がありましたね。
「夜明けのスキャット」の件は、今夜のお記事で初めて知りました。巨泉も指摘していたということですね。巨泉はジャズ評論家だったので(ロックをあからさまに見下しておりましたが 笑)、音楽に関して軽々なことは言わないでしょうから、余程共通点があるのでしょうが、わたしは『卒業』という映画が大好きだったので、「サウンド・オブ・ミュージック」はいつも聴いていたのですけれど、「夜明けのスキャット」に似ているとは、今の今まで感じたことありませんでした。今聴くと、似てると言えば、似てますよね(笑)。まあ音楽にしても他の分野にしても、法的にどこからが盗作かという問題は難しいですよね。そうした疑惑が生じた表現者についてですが、法的な判断はわたしは専門家ではないのでできませんが、その表現者の価値に関しては、それまで創ってきた作品の総体で判断すると思います。
>喫煙したらむしろ健康にいいという武田説
武田センセー、すごいですね~(笑)。せめて、「さほど健康被害はない」くらいにしておけばまだしも、「健康にいい」とまで言うんですね。でもトンデモ珍説を唱える人たちって昔からそうですよね。あっちの方向へ行き切ってしまいます。現在の逆バリ軍団(笑)の元祖みたいなものかもしれません。もちろん歴史を辿れば、デマゴーグはどんな時代のどんな国にも存在したのでしょうけれど。しかし武田センセー自身、自説を本気で信じているいるんでしょうか。(どう言うなら、行くところまで行っちゃえ!)という気持ちがあるのか、それとも(当人としては)「厳密な研究」(笑)の末に導き出されたのか、まあ別に興味はありませんが(笑)。
こうしたトンデモ珍説を真に受ける人たちの多くに共通する傾向は、やはり「珍説に対する免疫がない」ということが大きい気がします。つまり、それまで「最も一般的な考え方」にしか触れたことない人たちが、いきなり突拍子もない珍説を目の辺りにすると、(世の中、実はそうなっていたんだ!自分が今まで信じていたものは嘘だったんだ!)と世界が違って見えてしまうのでしょうね。宇宙気学らしきものにはまって、カフェで振り子ふってるわたしの知人もそんなパターンの典型だったのだと思います。それと同時に、そもそも深く考えられないし、考える材料も持ってないし、さらに言えば、「自分に都合のいい面」以外からは目を逸らし続けるタイプなのでしょうね。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2019-01-20 03:19)
『貴様と俺』は、『飛び出せ青春』と『われら青春』とで聴きました。でも劇中歌というか、出演者が肩を組んで歌ってるという感じで、布施明さんが歌っていたという事を初めて知りました。大好きな歌です。
素人ながら歌を創ってる身とすれば、やはり盗作っぽいと言われないように気を付けています(^^;
by なかちゃん (2019-01-20 08:56)
このころなんて日本その物が勝手にコピーしてた頃じゃなかったっけ?日本のスパイダーマンは確か無許可だったと思ったが、黒歴史らしい(笑)。無許可コピーの最たるものがモデルガンなんですがね(^_^;)
by pn (2019-01-20 08:56)
今の若者たちには青春は二度と来ないから大いに
楽しもうという気持ちがあるのかな、と思います。
自分たちはたくさん思い出があります。
by kohtyan (2019-01-20 09:42)
青春ドラマって今はないですね。
良い時代を過ごして来たんだと実感してます。
その反面、老人には良くない社会になって来てると感じ始めています。
by kou (2019-01-20 09:55)
懐かしい歌に青春時代を思い出しました
by 花好き人 (2019-01-20 10:40)
ゴーストライターを使って自分の作品と称して発表する事と、部分的に似ている作品を創る事とは意味合いが違うと思います。
誰だって気に入ったフレーズやシーンが原体験として影響されているものはあるでしょうし、そういう意味ではほとんどの作品は100%オリジナルとは言えなくて、何処からかの引用、または出典へのオマージュ的要素を含んでいると言えます。偶然似てしまった事を作者が理解しているかどうかということがポイントではありますが。
問題なのは作品としての出来よりもその部分に嫉妬(?)して糾弾したり、見つけたことを得意満面にネタとする側の意識だと思いますね。作者が盗作を意図して作ったものなのかどうか…かつてビートルズだったジョージ・ハリスンも「マイ・スウィート・ロード」で盗作疑惑で訴訟されたことがありましたが、彼が盗作する必要性があった人間なのか?考えれば分かる事ですよね。
by 扶侶夢 (2019-01-20 12:36)
こんにちは!
夜明けのスキャットの由紀さんは
とっても綺麗でしたね・・
(私より姉さんですが)
by Take-Zee (2019-01-20 12:46)
布施明、すごく若いですね。こんな若いときは知らないのですが、一時期布施さんファンだったことがありました。
by coco030705 (2019-01-20 17:06)
こんにちは
われら青春の再放送を見てました
小学校から帰って来て
4時から毎日やってましたっけ
懐かしいです
by gardenwalker (2019-01-20 18:04)
夜明けのスキャットは幼少の身ながら、ドレスで唄う由紀さおりさんにドキドキしたことを覚えています。
by ヨッシーパパ (2019-01-20 18:26)
当時、天地真理が好きでした。
姉妹で「恋する夏の日」のモノマネをして遊んでいたのを
懐かしく思い出しました♪
by 甘夏 (2019-01-20 18:53)
ヒットする曲、また次の曲もいすみたくさん有名でしたね。
by ヤマカゼ (2019-01-20 21:38)
これまで私が想像していたよりも、いっぷくさんとは年齢が近いのかもしれない。
本記事を読んでそう思ってしまいました。
いずみたくの作った曲の数々は勿論どれも懐かしく思い出しましたし、たぶんどれも歌えるのではないでしょうか。
しかし「青春とはなんだ」からはじまる…青春学園ドラマシリーズの主題歌まで手がけていたのですね。
サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」・・・
中学生の時に観た映画「卒業」は、ストーリー内容、D・ホフマンとキャサリン・ロス。爽快なラストシーンとどれも好きな映画のひとつです。
そこに、S&Gの曲が効果的に使われていたのも、大きな魅力でした。
by hana2019 (2019-01-21 00:05)
盗作といえば、小林亜星が服部克久を訴えた記念樹事件を思い出します。珍しく著作権侵害が認定されましたけど、訴えた側も大変だったろうと思います。
将来的にはAIで事前に認定するようにならないものでしょうかね(;^_^A
by えくりぷす (2019-01-21 12:11)
そのサイモンとガーファンクルにも
スカボロフェアー詠唱だったかな
クラシックの楽曲にそっくりなフレーズがあるんです。
友人に指摘されたときは、哀しくなりましたが
かと言って、サイモンとガーファンクルを嫌いには
なれませんでしたね。
by そらへい (2019-01-22 23:16)