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とんかつ大學、そして話題の「とんかつ問題」を考える [大田区散歩]

とんかつ大學、そして話題の「とんかつ問題」を考える

とんかつ大學(大田区大森北)に行ってきました。イトーヨーカドー大森店のフードコートです。そこではいつもリンガーハットを利用していますが、今回は名前が珍しいので、とんかつ大學にしてみました。全メニュー1000円以下のこだわりのとんかつ屋さんです。



とんかつ大學(大田区大森北)は、イトーヨーカドー大森店の3階フードコートにあります。

イトーヨーカドー大森店3階のフードコート

とんかつ大學

とんかつ大學公式サイトによると、「安全でおいしい食材を厳選、鮮度と作りたてアツアツのおいしさにこだわり、すべての料理をオープンキッチンでご提供」とのこと。

そして、

1.すべてのメニューを税抜き1000円以下に設定すること
2.「切りたて」「揚げたて」「作りたて」のおいしさを一番おいしい温度で提供すること

具体的には、炊きたてごはん60度、味噌汁70度、とんかつ75度にこだわり、徹底した温度管理を行っているそうです。

一番人気は、ロースカツ定食(690円)

ロースカツ定食

ご飯大盛り無料で、今はとんかつ大學10万食突破記念として、定食にオリジナル塩辛がついています。

しおから

昭和な食べ方が直らない私は、塩辛だけでご飯が終わってしまいそうです(笑)

しおから

長崎ちゃんぽんリンガーハットグループのお店だそうで、現在東京や埼玉などに少しずつ出店。

リンガーハットのように、いずれは全国に店舗が広がるのかもしれません。

松屋グループのかつや、すき家グループの松乃家に、今度はとんかつ大學が参入してきて、とんかつチェーン店も競争が激しくなりそうです。

とんかつはお好きですか。

「地雷」にしてしまう了見と責任はどうなんだろう


今日、ネットで妙に盛り上がっていた話題はこれです。




夫が、「残業で疲れてるだろうし、夕食は簡単なもので…うん、とんかつがいい!」と言うことが、妻には許せないのだそうです。

この言い方は、以下の三つの地雷をふんだといいます。

【第一の地雷】食事は妻がきちんと作るべき?……「疲れているだろうし、簡単なものでいいよ」と言われると、食事は妻がきちんとしたものを作るのがデフォルトかと解釈してしまうこともあるとか。

【第二の地雷】無神経さに腹が立つ……「簡単なもの→とんかつ」というセンスも残念

【第三の地雷】後片付けの大変さを想像できていない……そんなセリフが吐けるのは、後片付けやキッチンの掃除、その少し先にある換気扇の掃除などの大変さを想像できないから。女性は理解と労わりの言葉が欲しい

で、それを回避するための「アドバイス」として具体的な「言い方」の例を記事では示しています。

とんかつは簡単なものだ、とおもっている人も世の中にはいるかもしれないので、まあ一応記事は否定しません。が、ただ……

そりゃあ悪いよ、万死に値するよ、トンデモないことだよ

とまでは思えませんでした。

それに、なんで夫だけに回避などというまわりくどい責任を求めるのか、ともおもいました。

夫の無理解・無神経に不満を述べている妻ということらしいですが、素朴な疑念として、だったら心の中で腹立ててないで、どう無理解で無神経なのか「地雷」について夫と会話しないのかなと思いました。

つまり、これは、妻が私が言わなくても察しろということですから、根本的には妻も怠慢のそしりは免れないと私は解しています。

たとえば、「とんかつでいいよ」といわれたら、「いいわね、じゃ、あなた作って」と返してやらないんでしょうか。

察しの良い夫だったら、そこで気づくでしょう。

「おいおい、どうして俺が作るのだ」とくれば、【第一の地雷】なる言い分を言えばいいし、もしかしたら、「よしわかった」と夫が作るかもしれない。

だいたい、夫は、妻に「とんかつをつくれ」と言っているのでしょうか。

もしかしたら、近所のとんかつ屋で、出来あいを買えばいいと思っているだけかもしれません。

「どこかの店に、とんかつを食べに行こうか」ということかもしれません。

デリバリーをとる考えがあるかもしれません。

記事の限りでは、その確認もしていないようですね。

どういう展開になるにしても、内心で無理解を嘆くより、直接会話で打開することが解決には前向きだと思うのですが。なんでできないんだろう。不思議で仕方ない。

そんな会話すらできないのなら、もはや夫婦としてのテイをなしてないな。

そもそも、そのような地雷自体、もともと妻が家事をすべきという役割分担をなし崩しに許してしまっている背景があるわけですから、急に「とんかつ」で怒っても、どうなのとおもいます。もっと前からなんとかしろよと。

こういうことで怒ったり同調したりしている人がいるというのは、しょせん、現代も妻(女)は第二の性なんだな、対等な関係ではないんだなと感じます。

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自分にとって都合の良い夫を捕まえることこそが幸せ、という戦前の考え方と本質的に変わってないんじゃない?

昔はまず、家柄や学歴で、今は気が利く人とか、家事や子育てに理解ある人とか、要求はかわっているのかもしれないですけど。

でも本質は、夫のリードに依存している点で、つまり「幸せはもっぱら夫次第」という意味で同じでは?

夫婦生活は、夫婦で作っていくものでしょう?

このブログで何度も書いてますが、自分の人生や立場は自分に責任があり、自分で答えを出していくしかないんです。

なんでも配偶者のせいにしていないか、ちょっとオノレを振り返るいいテーマではありました。

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☆ミルキーウェイ☆

とんかつって、家で作るには揚げるのは簡単だけど揚げ油の後処理とか大変ですよね。
三つの地雷って、表現が面白いなって思っちゃいました。
世代の違いかもしれませんが、最近の男性だと自ら作ったり買って来ちゃう方が多いのかなとも思いました。
by ☆ミルキーウェイ☆ (2018-12-22 02:28) 

末尾ルコ(アルベール)

とんかつ大學、そして話題の「とんかつ問題」を考える・・・塩辛という食べ物は案外わたしにとっては縁遠くて、子どもの頃、父が食べていたのでしょうが、家に瓶入りの塩辛をよく置いていたのを覚えておりますが、美味しいと感じたことはなかったです。もちろんわたしも子どもの頃はご飯をもりもり食べておりましたが、鰹の生節に醤油&マヨネとか、竹輪に醤油&マヨネとか、そんなパターンでした。
それはさて置き、このトンカツは薄めで食べやすそうですね。衣も適度な量のように見えます。温度管理というのもおもしろいですね。そこまでこだわっているのであれば、(どのような感じだろう)と興味が湧きます。

「地雷」にしてしまう了見と責任はどうなんだろう・・・『ダ・ヴィンチニュース』なのですね。あまり見たことがないので、今後ちょいちょいチェックするようにしてみます。この内容については、「夫を批判したい」という前提のもとに、とんかつの件はダシに遣われているような感があります。そしてもう、いっぷく様のご結論通り、「常日頃、まともな会話をしなさい!」ということになりますよね。もちろん夫の方から会話しないのもいけないのですが、妻の方から会話しないのもいけないわけですし、そもそも「会話できない夫」を選んだ妻にも責任があるわけですよね。結局こういうネタって、「自らの責任」は顧みずに夫に対しての不満ばかり募らせている多くの妻たちのニーズに応えるために随時無理矢理記事が作られている感があります。

>もはや夫婦としてのテイをなしてないな。

そういう人たち、かなりの高割合だと思います。「理想の相手」というアンケートで、「会話ができる男性(女性)」が1位に来るくらいにならないと、この状況は改善しないでしょうね。

>自分にとって都合の良い夫を捕まえることこそが幸せ

この意識、ほとんど変わってませんよね。そしてこの矛盾に気づかずに、男性批判ばかり繰り返している人たちが多過ぎますね。

この前から取り上げていた内館牧子の本ですが、内容的にはあまりおもしろくなかったです。記事で取り上げた言葉は「内館牧子はこのような言葉(づかい)が嫌い」というサンプルとして使いましたが、本の中ではそうした言葉が「どんな感じで使われているか」という実例をだらだらと並べていることが多くて、「今更」感が強かったです。そうした言葉がなぜ嫌いなのかとか、そうした話を読みたかったのですが。「話したことをライターにまとめさせている」けしからん内館牧子ならではの内容なのかもしれません(笑)。
今回同書を読んで感じたのは、確かにいろいろな意味で「いただけない言葉」は多くありますが、それ以上に問題は、「誰が何をどう使うか」という点だということです。もともとどんなに美しい言葉でも、使う人・使い方によっては実に空々しく聞こえたりしますし、軽薄な新語・流行語でもももクロの百田夏菜子が使えばいい感じとか(笑)。まあ百田夏菜子は百田夏菜子しかおりませんので、そうそう新語・流行語を使ってOKという人はいないとは思いますが。

>断定だけの表現だと、読者(聞き手)にとって取り付く島がない

おっしゃる通りです。わたしの場合、わざと同じ言葉を短い文章の中に何度も使って悪文風のおもしろさを試みたりしますし、もちろん時間がなくて本当に悪文になっていることも少なからずあると思いますが(笑)、文章を書く場合の方法論としていろんなやり方、技術がありますよね。だから、「曖昧表現=悪」ではまったくないと思います。

もう一つ、わたしとしてはこの点を「言葉づかい」方法論として強調したいのが、「自覚的に使うべき」だということです。陳腐な言葉でも自覚的に面白く使う方法はいくらでもあるわけで、見苦しいのは何でもかんでも無批判に取り入れて、本人だけ「いいつもり」で使うことなのではと考えております。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-12-22 03:03) 

pn

多分とんかつ=外食みたいな感覚あるんじゃないかなー?
by pn (2018-12-22 06:19) 

ヤマカゼ

お手軽なお値段ですね。
by ヤマカゼ (2018-12-22 06:23) 

こんちゃん

先日初めて大森のイトーヨーカドーに行きました。
フードコートを見た時にロースカツ定食を食べているサラリーマンがいて美味しそうと思ったのでした。
地雷問題は夫婦の会話で解消できそうと思います。
by こんちゃん (2018-12-22 09:04) 

ararat

とんかつを食べたいから作るよって言って,実際夫である自分が作ってみたのですが,お肉も高いし,油の処理まで手間がかかりますね.買ってきたほうが安いし.
自分も若い頃は料理もしなかったから,年をとって時間も出来たからこその,今の状態かもしれませんね.
by ararat (2018-12-22 09:46) 

猫またぎ

日ごろからの夫婦の会話が大事ですよね、
とんかつを家で作るのは大変です。
忙しいなら二人で外食ですね。
by 猫またぎ (2018-12-22 10:48) 

hana2018

とんかつを家で作る、揚げるのも簡単ではないです。
お肉をたたく、切込みを入れるから、まな板は脂でギトギトに、小麦粉・溶き卵・パン粉だらけになる流し台、そして自分自身の手の汚れ。揚げ時間もかかりますし、大変なのは揚げ油の後処理だけではないです。
座ったらすぐに出てくるのを当然とする夫に、その辺りは想定外なのかもしれませんね。
日々暮らす中で生じる、悲喜こもごもは個人的な体験だけに、本当に様々です。
自分の求めるものを相手が素直に受け取るだなんて、お互いが求めるものの差を埋めるものは、仰る通りに対話しかありません。
しかしそんな会話すら理解、受け入れない人間がいるのも事実ではないかと。
また、「幸せはもっぱら夫次第」・・・はまだ一般的な意識として残っているのも事実でしょう。
経済力、社会的に名のある勤務先、出身大学…と、それは本人以外、家族にも一生ついてまわるものです。我が家には全く当てはまりませんけれど。。
by hana2018 (2018-12-22 12:08) 

Take-Zee

こんにちは!
最近、とんかつ屋さんが流行っているのかな?
横須賀にも”かつ庵”とか”かつや”なんて言う
チェーン店が数店できました!

by Take-Zee (2018-12-22 12:39) 

エンジェル

とんかつ大学?初めて聞いた店名です。このボリュームで690円はお安いと思います。とんかつは好物ですが外食で頂く事は無くなりました。最近はお手軽に美味しいとんかつがテイクアウト出来るので・・・揚げ物って案外面倒なんですよね。でも家で揚げたてを頂く方がやっぱり美味しいと思います。
by エンジェル (2018-12-22 13:19) 

なかちゃん

とんかつ大學っていうお店があるんですね。多分富山にはないと思います。
トンカツは大好きで、よくカミさんに作ってもらいます。
ボクはトンカツには結構ワガママで、お店で売ってるトンカツじゃ満足出来ないんです。カミさんのが一番(^^;
地雷を踏まないようにお願いしないといけませんね。

by なかちゃん (2018-12-22 15:53) 

ヨッシーパパ

職場の近所に豚カツの美味しい弁当屋がありますので、ソースカツ丼、カツ丼、ロースカツ弁当をローテーションしています。
カツカレーは、ちょっとボリュームが多すぎるので、おかず抜きにしてみようと思っています。
by ヨッシーパパ (2018-12-22 18:33) 

チナリ

こんばんは。

ロースカツ定食、とても美味しそうですね。

最近、カツ丼が美味しいと思うようになってきたので、カツ丼が食べたくなってきました。

私は結婚をしていないので、意見を言える立場ではないとは思いますが、夫婦間で起こった問題は話し合って解決していかないと、相手のイヤな面しか見えないようになってイライラが積もっていくばかりだと思ってしまいます。

by チナリ (2018-12-22 20:38) 

そらへい

かつ、好きですね。
家族と食べに行っても
すぐとんかつとかカツ丼を注文するので
またぁ、と言われてしまいます。
by そらへい (2018-12-22 21:10) 

ヤッペママ

とんかつ 今は自宅で作らなくなり外食します。
キャベツのお変わりが出来るお店は嬉しいです。
by ヤッペママ (2018-12-22 22:20) 

ナベちはる

「とんかつ大学」、初めて聞きました。

とんかつは家で作ると大変なので、外で食べた方がかえって時間が掛からず安く済む場合もありますね…
by ナベちはる (2018-12-23 01:41) 

犬眉母

かつと塩辛の組み合わせは異色です。
一部女性にとってのガス抜き記事かもしれませんが、
あまり建設的ではありませんね。
by 犬眉母 (2018-12-23 06:26) 

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