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『トイ・ストーリー4』ボニーに渡ったウッディたちのその後は? [懐かし映画・ドラマ]

『トイ・ストーリー4』ボニーに渡ったウッディたちのその後は?

『トイ・ストーリー4』の日本公開が、2019年7月12日に決定と発表されましたね。新キャラクターが登場する予告編と画像も公開されています。前回の『3』は、持ち主のアンディが大学生になって、おもちゃたちがボニーにもらわれていくところで終わったので、どう再開するのか楽しみです。



予告編はさっそく観ましたが、ウッディ、バズ、ジェシー、ミスター&ミセス・ポテトヘッド、レックス、ハム、エイリアン、スリンキー・ドッグなどの“レギュラーメンバー”の円陣に、フォーキーという新しいキャラクターが仲間入りして、「僕はオモチャじゃない!」と叫んでいました。



トイ・ストーリー』は初公開が1995年ですから、もう23年になるんですね。

『トイストーリー』といえば、木製のビンテージおもちゃであるウッディ(唐沢寿明)、宇宙服を来た機能満載のバズ・ライトイヤー(所ジョージ)など、おもちゃの擬人作品として大ヒットしました。

大変面白かったので、続きがあるといいと思っていましたが、まさか23年後まであるとは。

おもちゃは普通に扱えば、23年は使えるんだよ、というメッセージかもしれません。

私は、物を長い期間使うことが好きなので、いいメッセージだと思います。




いかにもありそうな裏エピソード


トイ・ストーリーには、ある裏エピソードが話題になっています。



おもちゃの持ち主だったアンディは実は母子家庭。

父親は、やはりアンディという名前だったが、ポリオ(急性灰白髄炎)が原因で死去したため、息子がおもちゃを父親から受け継いだ。

ウッディの靴裏にサインされた「ANDY」とは実は死んだ父親の名前であり、

ウッディ
http://yurukuyaru.com/archives/71516040.html より

ずっと箱に入れられておとなになってからのアンディ父を見ていないおもちゃたちは、子のアンディをアンディ父の子供時代だと思っている。

かような話がネットに出回り、わざわざ「フェイクニュースだ」という反論を行った映像制作会社・ピクサーの脚本家アンドリュー・スタントン氏のツイートはあったものの、



十分に信憑性を感じるエピソードです。

なぜなら、この物語は、カール・マルクスの唯物史観ではありませんが、人はひとっところにとどまるのではなく、時のうつろいで「生成、発展、消滅」に不可逆的に向かっている、という無情さを伝えているからです。

つまり、誰でも成長し、おとなになり、幾多の別れがあり、最後は死ぬんだと。

おもちゃは、子を楽しませ成長させますが、いずれ子が成長すると卒業するものです。

どんなに楽しいおもちゃでも、永遠ではありません。

大抵はゴミとして焼却されますが、まあまれに、別の人の手に渡って、またしばらく幼児の御伽をつとめて、結局は再び処分される場面がやってきます。

『トイ・ストーリー』のすべてのおもちゃたちは、それを知っているのです。(『トイ・ストーリー』より)

だからこそ、おもちゃである限り、博物館で無傷の状態で半永久的に飾られるよりも、鼻汁や傷をつけられぼろぼろになりながら子のためにお役に立つことが、真に自らの存在を輝かせるものであるのだ、という切ない思いを抱いています。(『トイ・ストーリー2』より)

そして、『トイ・ストーリー3』では、持ち主のアンディもとうとう大学生になり、おもちゃを手放すときが来ました。

本当はアンディは、ウッディだけは残そうと思っていたのですが、ウッディはもらわれていくおもちゃの箱に自ら入り、アンディもそれを諒としました。ちょっと泣けるシーンでした。

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おもちゃの顔ぶれにも注目


『3』では、若干声優陣が入れ替わっていました。

ミスター・ポテトヘッドの名古屋章は亡くなリ辻萬長に。

妻であるミセス・ポテトヘッド役の楠トシエも、松金よね子に代わりました。

日傘をさしていた妙齢の女性の人形、ボー(戸田恵子)は『3』で消えていました。

アンディは男なので、ある年齢で卒業して整理されてしまったのでしょう。

おそらく『4』では、『3』のすべてのおもちゃが揃うことはないと思いますが、その無常こそが『トイ・ストーリー』なので、悲しみをこらえてそれを受け止めようと思います。

『トイ・ストーリー4』。楽しみですね。

トイ・ストーリー (吹替版)
トイ・ストーリー (吹替版)

トイ・ストーリー2 (吹替版)
トイ・ストーリー2 (吹替版)

トイ・ストーリー3(吹替版)
トイ・ストーリー3(吹替版)

ディズニー ピクサー トイ・ストーリー めくって だあれ? (ディズニーえほん文庫)

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  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/10/08
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コメント 12

犬眉母

大人も楽しめる物語ですね。
by 犬眉母 (2018-11-14 02:02) 

末尾ルコ(アルベール)

『トイ・ストーリー4』ポニーに渡ったウッディたちのその後は?・・・わたし何と、ここ10年くらいでまともに観たアニメは『アナ雪』くらいなんです。『トイ・ストーリー』も一本も観ておりませんが、もう20年以上も続いているのですか。凄いですね。ハリウッドの人気アニメが世界でとてつもない収益を上げていることはよく知っております。子どもの頃はディズニーのテレビアニメなどもとても好きでしたけれど。しかしそうですね、思い返せばわたしは子どもの頃から実写が中心だったかもしれません。熱心に観たアニメはそれほど多くはないですね。永井豪原作の『マジンガーZ』と『ゲッターロボ』は好きでしたが。アニメよりは漫画の方が好きでした。

>私は、物を長い期間使うことが好きなので

わたしも同様でございます。特に最近は経済的な理由も含めて(とほほ)、多くの物を長く使う傾向が高まっております。

>無情さを伝えているからです。

へえ~、そうなのですね。やはり世界中から才能の集まるハリウッド、アニメの脚本も重層的なものが多そうですね。わたしの子ども時代は、比較的おもちゃは与えられなかったですね。まあ、ミニカーとかは少し持っておりましたけど。人形的なものはどうだったでしょうか・・・あまり記憶にありません(笑)。そう言えば最近のホラー映画シリーズで、「アナベル」という不気味な人形が出てくる作品があるのですが、英米文化の中の人形というものの伝統も興味深くはあります。

>どんどん夢中になってしまいました。

星由里子と酒井和歌子となると迷いますね~。そこへ坂口良子が加わると、さらに悩みは深まります。いずれもアヤメカキツバタ(←伝統を感じさせる褒め言葉 笑)、若尾文子や高峰秀子、佐久間良子ら大女優とは異なる場所にこうした魅惑的女優が存在するのが実写映画やドラマの素晴らしいところですね。

全日制の学校生活に入るということはほとんどの場合、学校内の複数のヒエラルキーの一部になることを意味してますので、どうしても極端な視野狭窄が起こってしまいますよね。一つの学校内のヒエラルキーなんて、その外へ出てみたらお笑い草で無いも同然なのですが、そこはまだ10代、なかなか理解できないのですよね。そして膿んだヒエラルキーの中でいじめは発生しやすいものだと思います。中にはそうしたムラ社会のヒエラルキー内で苦しんだことがよき人生経験になる人もいるでしょうが、多くの人が心身ともに無駄な労力を強いられ、時にトラウマ的体験となって人生に悪影響を与えられます。当然ながら、この度合いは学校によって違いますが、多くの場合は教員も何らかのヒエラルキーの中に入っているので、根本的な解決は難しいのだと思います。なので、全日制の学校というものは入学する前から「そのようなものだ」と見做した上で、生徒に心構えをさせておくべきだと前から考えているのです。(友だちがなんにんできるかな~)とか、あんまりバラ色の学校生活を想像させるべきではないと。まあ世の中には「学校生活に戻りたあ~い」と言う人もいますから、そうした人たちからすれば、わたしの意見は極論に感じられるかもしれませんが、決して極論ではないと思っております。その意味で、そうした全日制の負の要素から基より自由な通信制、学習に対するモチベーションさえあるのなら、大いに活用すべきだと思うのですね。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-11-14 03:07) 

takehiko

美術館のビスクドールのように、ガラスケースに入れて
大人たちが遠くから眺めるだけの人形よりも
子供達にもみくちゃにされながらも、ずっと寄り添ってゆける彼らの方が
きっと幸せだろうなぁと思いましたっけ。
23年も経つのですね。
懐かしい声優さんも、
ずっと変わらないでいらっしゃればいいのになぁ。

by takehiko (2018-11-14 03:23) 

Orange_blancオレンジブラン

トイストーリー3にバービーが出るというので見ました。
アンディのおもちゃたちと共に、妹が持っていたバービーも 冒険(騒動?)へ。
手違いで保育園のようなところへ 寄付されてしまった彼ら。
しかも親分ベアーが仕切ってて、簡単には脱出できなーい!

個人的には、ケンとドリームハウス( 先に誰かが寄付していた)がすごいと 思いました。
ケンの 着せ替えが 軽く50着はあったような。
いったい どんな人のコレクションだったの?っていう謎がっ(笑)。

悪役側になっていた おもちゃたちも、理由を知ると 少し かわいそうだったな。

4では、どんな冒険が待っているんでしょうね。^^

by Orange_blancオレンジブラン (2018-11-14 04:48) 

ヤマカゼ

気持ちを暖かくしてくれる映画ですね。
by ヤマカゼ (2018-11-14 06:24) 

マユマユ

大好きなので、めちゃめちゃ楽しみです♪
by マユマユ (2018-11-14 07:33) 

Rinko

トイストーリー2を娘たちと観て、私が泣いちゃいました。
大人も観るべき映画ですね。
3を見逃しているので、4の前に観なくちゃ!
by Rinko (2018-11-14 07:55) 

なかちゃん

トイ・ストーリー、実はまだどれも観ていないんです。
特に意味はないんだけど興味が湧かなかったってところでしょうか・・・
でも、こうやってストーリーを読んでしまうと、是非観てみたくなりますね(^^;

by なかちゃん (2018-11-14 08:22) 

チナリ

おはようございます。

私は特に理由があるわけでもないのですが、ディズニーの映画を観たことがないので、「トイ・ストーリー」はタイトルは知っていても、内容はまったく知りませんでした。

今回のいっぷくさんの記事を拝見させていただいて、23年も続くって本当に愛されている映画なんだなぁと思うと同時に、切ないストーリーでもあるのだと初めて知りました。

私には、まだ小さい甥っ子くんたちがいて、おそらくトイ・ストーリーはレンタルをしてきて観ていると思うので、どんなことでも良いので何かを感じ取ったまま大人になってほしいと思いました。

by チナリ (2018-11-14 09:18) 

pn

3で終わりだと思ってた(^_^;)
ほぼコレクターの俺が言うのも何ですが、やっぱ遊んでなんぼなんですよねおもちゃって。レギュラー(笑)チームのモデルガンたちはいいけど飾られているだけのレア物たちはどんな気持ちなんだろうとふと思ってしまいました。
by pn (2018-11-14 10:25) 

ヨッシーパパ

長男が、幼児期に始まったんですね。
もう、4作目まで来ましたか?
by ヨッシーパパ (2018-11-14 18:30) 

旅爺さん

昔映画は散々楽しみましたが今は映画館が遠いし駐車場も無いので見なくなっちゃいました。見られる人は良いですね。
by 旅爺さん (2018-11-15 06:08) 

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