石田信之、がん闘病明らかに、今こそ「戦えぼくらのミラーマン」 [健康]
石田信之のがん闘病について、日刊ゲンダイの中川恵一医師連載記事が話題になっています。それによると、肝臓に転移した大腸がんで「ステージ4で余命3ヶ月」に加え、早期胃がんまで見つかったのに、手術で余命宣告を大幅に超えて今も元気に活躍しているというものです。
日刊ゲンダイは、かつて話題になった俳優やスポーツ選手などに取材する『あの人は今こうしている』というインタビュー記事で、ミラーマンに変身する鏡京太郎を演じた石田信之が、がんであることを紹介していました。
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今回は、やはり同紙で毎週、話題になっている有名人のがんを解説する中川恵一医師(東大医学部附属病院放射線科准教授)が、当該連載で石田信之の現状を医学的に紹介しています。
石田信之さんは手術8回 できやすい重複がんの組み合わせ https://t.co/cmJiPqEGBE
— 畠中由宇・相互フォロー100% (@hata_follow) 2018年9月19日
それによると、
1.石田信之は、肝臓に転移した大腸がんと、それとは別の早期胃がんによる重複がんで、付き添った娘さんは「ステージ4で余命3カ月」と宣告された
2.しかし、8回の手術を経て今や4年超。余命宣告を大幅に超えて今も元気に活躍している
3.大腸がんは転移があっても手術適応のため、あきらめなければ根治できる可能性が高まる
と書かれています。
『がん六回 人生全快』(講談社)を上梓した関原健夫氏が、やはり大腸がん手術をうけ、その後6年間に再発と肝転移と肺転移を2度ずつ経験。
「5年生存率20%」から、タイトル通り6回の追加手術をして完治しました。
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それによると、大腸がんは肺や肝臓を通って全身に広がるので、フィルターである肝臓や肺の転移なら、まだ助かるチャンスがあるといいます。
石田信之は、手術の回数でその記録を塗り替えながら、実証しつつあるわけですね。
大変だったでしょうが、担がん者にとっては、生還できる可能性が広がった「新記録」といえるでしょう。
「無理に生かすな」の大合唱の前に……
ただ、こうした報道については、「励みになる」という人がいる一方で、残念ながら「そこまでして生かすな」という意見もあります。
そうでなくても、現代は「ピンピンコロリ」だの「平穏死」だのが、迷惑をかけず見苦しくなく「消えてくれる」立派な人生であるかのようなトレンドになっていますから……。
でもね、そういう意見の人は、ちょっと立ち止まって考えてください。
もちろん、「8回の手術」をせず、「座して死を待つ」ことを選ぶのはご自由です。
しかし、大事なことは、いずれにしても、人生の幕の引き方は、その人にとっての究極の価値観だということです。
つまり、本人の考え方やコンディションで決めるべきことであって、一律に決めつける「流行」はおかしいと私はおもうのです。
座して死にたければ自分が勝手にそうすればいいことで、いちいちそうでない人を同調圧力的に巻き込まないでほしいですね。
もうひとつ、人間なんて、普段はいくら格好いいことを言っていても、いざそうなってみたらわからない、自分で自分に掌返しをするいい加減な生き物だ、ということです。
がんは治療するなという「がんもどき理論」の先生が医学界では批判されていて、私もこのブログで、医学的につじつまが合わないことを何度も書いています。
ところが、「がんもどき理論」の大好きなある方がおられて、私がいくら説明しても、全く聞く耳持たずの信奉者だったのですが、いざ配偶者ががんになったら、さっさと手術をされました。
もちろん、手術適応は治る可能性がありますから、一般論として手術された方がいいと私は思いますが、「がんもどき理論」を信奉されるなら、それは辻褄が合わないわけです。おかしいわけです。
でも、ま、人間なんて、そんなもんなんですよね。
ですから、今の自分の意見が絶対だなんて思わずに、いつも謙虚に現実と向き合って考えられたほうが良いとおもいます。
オープニングが印象的だった『ミラーマン』
『ミラーマン』(1971年12月5日~1972年11月26日、円谷プロ/フジテレビ)のオープニングは、印象的でしたね。
『ウルトラセブン』同様、冬木透が音楽を担当。
登場人物がストップモーションで紹介されるのですが、女性の胸にタッチした男が、次のシーンで倒されるところは、子どもの見る実写としては当時かなり思い切った描き方だったので、当時ちょっとドキドキしました(笑)
それはともかくとして、私は、石田信之さんには、ここまで頑張ったのですから、ぜひこれからもお元気でお過ごしいただきたいとおもいます。
ミラーマン誕生
ミラーマン DVD-BOX 1
石田信之、がん闘病明らかに、今こそ「戦えぼくらのミラーマン」・・・『ミラーマン』は大好きでしたよ。細かい部分は覚えてませんが(笑)、テーマ曲も1番なら今でも歌えます。確か敵の怪獣たちの造形がなかなかよかったんです。やはり子どもにもそうしたクオリティは分かりまして、『ウルトラシリーズ』なんかでも、年々怪獣が不細工になっていったのが残念でした。わたしが観ていた末期には、体中に出鱈目にいろいろつけただけの怪獣が多かったです。
とは言え、主人公の俳優の名前だけでなく、顔もぜんぜん覚えてなかったです。石田信之というんですね。しかもがんと闘病してらっしゃるのですね。
>手術で余命宣告を大幅に超えて今も元気
こういう人たちはかなり多くおりますね。最近の著名人では大林宣彦監督もそうですし、わたしの親戚にもおります。そういうパターンに至る理由は様々だと思いますが、医師や病院側が余命を短めに言う傾向についてもよく取り沙汰されておりますね。医療機関側にとって「短め」の余命宣告の方がより無難であるのでしょうが、わたしの考えでは、いかにも「100%3か月以内」とか思わせるニュアンスでの「宣告」はいかがなものかと感じております。いかなる場合でも、「万一の希望の可能性」というニュアンスは残すべきではないかと。もちろん既に危篤状態とかであれば、「死の覚悟」をさせるのはある程度致し方ないのでしょうが、「3か月」くらいの単位あれば、「死の覚悟」もさせながら、「しかしまだ可能性が消えているわけではない」というニュアンスで語っていただきたいなと思います。医師の人たちは、ご自分のほんの小さなひと言が、患者の精神にどれだけ多大な影響を与えているか、もっともっとよく知っておくべきだといつも思ってます。それは看護師なども同様で、表現力が極めて低い医療関係者はまだかなり多いですよね。医療現場で「言葉」って、とても大切です。
>一律に決めつける「流行」はおかしいと
まったくおっしゃる通りで、死生観まで「流行」や「風潮」に流される人たちが多いのが困りものです。まあ、それだけ「死生観」について正面から向き合ってない、真剣に考えたこともない人が多いのだと思います。だから「風潮」を鵜呑みにしてしまうのですね。
それと、自分や家族が重い病気になった時にどの医療行為を選択するかは常に非常に難しい選択を迫られるもので、より適切な選択のためにいつも有効な情報を集めていることが大切ですが、いずれにしても他人に「どうしろ、こうしろ」と軽々に勧めるものではありませんよね。世の中、大した医療知識を持ってない人に限って、すぐに「ああしろ、こうしろ」と軽々に勧める傾向があります。人間の生死に関わることなのに、困った人たちです。
『ミラーマン』はフジテレビだったのですね。だとすれば、高知では遅れて放送していたのは間違いないです。『スペクトルマン』も好きでしたが、調べてみるとこれもフジテレビで、『ミラーマン』とまったく同時期にやってたんですね。
>オットセイじゃないですが求愛の叫びのように聞こえてきて
そのようなシーンが!それは今こそ観たくなってきます。直接的な表現ではなく、「思わせる」表現はいいですね。「想像を膨らませる」ってとても大切なのに、今では「壁ドン」ですから、実に貧困です。
>その言葉をどういう意図で使うのかも見ず
結局こういうことではないでしょうか。「意図」を理解するのは高度な知的作業だけれど、「字面」だけで判断したつもりになるのは小学生にでもできます。「字面」だけで判断し、しかも人に説教のようなことを臆面もなくするような人間の多くは、何かのメディアで断片的にその知識を得て、もともと無知だから、(へえ~、そうなんだ!)とご当人の中では極めて重要なことを知ったつもりになり、「自分がひときわ偉くなった」と感じ、その知識を人に言って説教したくてたまらない・・・と、このような状態なのだと思います。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2018-09-20 02:11)
ミラーマン小さいころ見てましてね。今見るとかなりごついですね。闘病生活をおくられているのですね。
by ヤマカゼ (2018-09-20 06:15)
生きるも死ぬも最終的には本人次第ですよね、民間治療とかオカルト擬きに走ろうが本人の決めた事に外野がとやかく言い過ぎだと思います。
ミラーマンのオープニングでそんなシーンがあったとは知らなかった(^_^;)
by pn (2018-09-20 07:22)
生きたい!と言う強い意志。それを貫くための8回に及ぶ手術。いいと思います。応援したくなります!
by Rinko (2018-09-20 07:34)
「そこまでして生かすな」という意見は、死を簡単に考えている気がしてなりません。死んだら、永久になくなってしまうわけで、真剣に考えれば考えるほど、とてつもなく恐ろしいことだと思いますが…
石田さん、お元気でいて欲しいですね。
by えくりぷす (2018-09-20 09:04)
OSの再インストールSafariの問題が解決しましたm(._.)m
by kiki (2018-09-20 09:37)
元気な時は、「8回手術するぐらいなら死んでもいい」とか言ってても、
いざそうなったら、孫の顔をもう少し見たいとか、
心変わりすることはあるでしょうね。
by 犬眉母 (2018-09-20 16:18)
ミラーマンは大好きで毎回観てました。石田信之さんは闘病生活を送っていたのですね・・・。
生きてほしいです。
by kou (2018-09-20 18:06)
こんばんは!
ミラーマンは知らない爺さん世代です!
by Take-Zee (2018-09-20 18:17)
ミラーマンは、家族揃って夕食を食べながら茶の間でみていました。
by ヨッシーパパ (2018-09-20 19:09)
こんばんは!
話し合うなら「元気」な時に・・・と
TVでそのような話題を取り扱ってるときなど
父と幕の引き方を話し合おうとするのですが
「任せる」で済ます父
なかなか話し合いは難しいです☆
by ちゅんちゅんちゅん (2018-09-20 21:09)
ミラーマン♪~闘え僕らのミラーマン♬~
ですから~闘って欲しいですねぇ
命は一人だけの物では
ないので ジタバタしようが~
生きることに こういう~こと!
なんてぇないと思いますわっん
選んで 選ばれてです。
by みうさぎ (2018-09-20 22:53)
こんばんは
ミラーマン見てました
中身の記憶はありませんが・・・^^
スペクトルマンとか
いろいろヒーローものがありましたね
自分の年齢考えると
主人公の方々はかなりのお歳ですよね
by gardenwalker (2018-09-20 23:19)
「病は気から」と書いて病気なので、病気に負けないという気持ちがあればいずれは治るのではと思います。
by ナベちはる (2018-09-21 00:20)
治療したい人は治療する、治療したくない人は治療しないと本人の意思を尊重すればいいと思います。
選択肢を提示することは良いことだと思いますが、本人や家族が希望していないことを他人がとやかく言うものではないと思います。
by 海市 (2018-09-21 16:08)
全身状態が良ければ8回でも手術しますし、悪い人は医師も勧めないでしょう。
by うつ夫 (2018-09-22 01:40)