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パーフェクトの日に『美しきチャレンジャー』を思い出す [懐かし映画・ドラマ]

パーフェクトの日に『美しきチャレンジャー』を思い出す

今日はパーフェクトの日です。1970年8月21日、プロボウラーの中山律子が、女子プロボウラー初のパーフェクトゲームを達成したからだそうです。当時は一気にボーリングブームとなりました。その世相を反映したのが、『美しきチャレンジャー』というドラマです。(画像は断りのない限り劇中から)



みなさんは、ボーリングはされますか。

今も、各地にボーリング場はあり、男女ともプロボウラーが活躍しています。

その端緒を開いたのが、1970年代前半の、ボーリングブームではないかとおもいます。

中山律子さんは、当時人気ナンバーワンでしたね。

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Google検索画面より

先日、ご紹介した、『サインはV』や『アテンションプリーズ』などの枠で、『美しきチャレンジャー』(1971年4月4日~1971年10月17日、国際放映/TBS)という、ボーリングを題材としたテレビドラマが放送されました。

美しきチャレンジャー

主役は新藤恵美です。

新藤恵美
Google検索画面より

小鹿みどり(新藤恵美)は、青果店を営む両親(中村竹弥、風見章子)の一人娘です。

父親のツテでせっかく内定した大手建設会社に入らず、ボウリング部があるというだけの理由で、こっそり日本P.M.商事に入社します。

みどり(新藤恵美)は、高校時代ハードル競走の選手でしたが、練習中のランニングで大学ボーリング部の高峰明久(森次浩司、現森次晃嗣)と知り合いました。

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みどりは最初、高峰が「ただの球転がし」に本格的なトレーニングをすることをせせら笑っていました。

しかし、実際に自分がプレイしてみるとガーターの連続。

一方、隣のレーンで、見事なフォームを披露した中山律子プロを見て、ボーリングを極めようという気持ちになりました。

中山律子プロ

さらに、高峰明久はプロになり、日本P.M.商事のコーチをつとめることになりました。

美しきチャレンジャー

高峰(森次浩司、現森次晃嗣)の指導で、みどり(新藤恵美)は全国大会で優勝します。

スポ根物お約束の、特撮による魔球やら秘密特訓やらももちろんでてきます。

最後は主役(みどり)が勝つんだろうなとおもいながらも、ついストーリーに入り込んでしまいます。

みどり(新藤恵美)は、球をリリースした後、ピンを倒した瞬間、斜めに手刀を斬ります。

美しきチャレンジャー

私もこれを真似していたことがありました。

善玉、悪玉のライバルたち


さて、こうした物語には、必ずライバルや宿敵が現れます。

社内には、秘書書勤務の七瀬茜(進千賀子)が、時にはライバルとして、時には先輩として、みどりに影響を与えます。

進千賀子

松木幸恵(高樹蓉子)は、小鹿みどり(新藤恵美)とは高校と陸上部の同級生。

高樹蓉子

脚部腱鞘炎により陸上は引退し、日本航空のスチュワーデス(現C.A)に。そして日航のボーリングクラブに所属します。

ちゃんと悪役もいます。

日本P.M.商事は経営が傾き、ワールド商事に吸収合併されますが、そのボーリング部には意地悪なプレーヤー・三波玲子(左時枝)がいて、みどり、茜(進千賀子)を陥れ、さらには高峰明久コーチをやめさせようと画策します。

左時枝

左時枝、昔はこんな感じだったんですね。

その配下には牧原ユミ(リンダ・ベル)がいましたが、改心して高峰明久コーチの指導を受けるようになりました。

リンダ・ベル

それまで、ユミにボーリングを教えていたのは兄(長谷川明男、画像左)で、この人はリアルで新藤恵美の最初の夫です。

この番組で交際が始まったのかもしれませんね。

里見のり子(松尾悦子)もみどりの同級生でしたが、家庭の事情で退学してボーリング場に就職。

松尾悦子

みどり(新藤恵美)には激しい対抗意識をもっています。

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レジェンドプレイヤーが続々出演


当時、このドラマは、ボーリングブームとの相乗効果はあったとおもいます。

何しろ今回改めてこのドラマを鑑賞して、私もボーリングがやろうかな、とおもいましたから。

中山律子プロ以外にも、石井利枝プロや矢島純一プロなど、ボーリング場のシーンでは毎回本物のプロがカメオ出演します。

美しきチャレンジャー

つまり、現在、シニアのプレーヤーたちの全盛期のフォームを確認することができます。

DVDも発売されましたし、CSで放送されることがあるかもしれません。

面白いドラマなので、機会がございましたらぜひご覧ください。

とくにボーリングファンにはおすすめです。

美しきチャレンジャー [DVD]
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かずのこ

近くのボウリング場の1ゲーム無料券が宝物でした。
なかなかプレイできないので、
"パーフェクトボーリング”とかゲームで発散してました^^


by かずのこ (2018-08-21 10:22) 

pn

悪役左時枝、写真見なくても納得(笑)。
けど雰囲気ずいぶん違うなぁ(^_^;)
by pn (2018-08-21 10:29) 

末尾ルコ(アルベール)

パーフェクトの日に『美しきチャレンジャー』を思い出す・・・「自分がプレイしてみるとガーターの連続」←これ、わたしです(笑)。子どもの頃、親に連れて行ってもらってた時には普通にできてたのですが、高校ぐらいで久々に行ったらガーター連発!一緒に行っていた連中が大爆笑しやがった(笑)のです。「お前ら、プロレスで決着つけるか!」とどれだけ言いたかったことか(笑)。その後一度もボーリングはしておりません。
このドラマ、本放送だったか再放送だったかは定かではありませんが、わたしもやっておりました、手刀のポーズ。あのポーズがあるとないとではドラマの浸透度が大きく違っていたでしょうね。子どもでも真似したくなる、とてもいいアイディアだったと思います。
コーチが森次浩司でしたか。忘れてました(笑)。こういうどらまはどうしてもヒロインの印象が強くなりますね。

>ああ、これはいいですね。

ご賛同いただき恐縮、そして感謝感謝でございます!でも本当に、日本はフランスや米国に匹敵するほどの偉大な映画の歴史を持っているのに、それに対する無理解・無関心は甚だしく、その点では常に映画の歴史を「守り、育てている」フランス、米国に大差をつけられております。
学校では国語の授業がありますので、読む読まないは別として、著名な文豪の名前くらいは誰もが知っているものですが、映画の場合はものの見事に断絶があります。今の若い人だけではなく、ある程度以上の年齢の方々の多くが、映画についても、俳優たちについてもまるで知らないことに吃驚することがあります。

>同じ作品を見直すこともよい試みだとおもいます。

絶対そうですよね。それは良質の小説やテレビドラマも同様で、一流の人たちが創っているものを、本当は一度だけの鑑賞でぜんぶ理解したと思うべきではないのですよね。
それと不思議なのは、日本映画黄金期にどんどん作られた作品の多くは男性向けで、それだけ日本人男性が映画を観ていたのだと思うのですが、ある時点から男性がまるで映画館へ来なくなるのですよね。そして現在日本映画興行の中心は女子中高生を中心とした若い女性になっております。そしてこの前にいっぷく様のお書きになっておりましたが、映画やドラマに限らず、どうも「フィクション=物語」に対して興味を持たない日本人男性が大半になっている感があります。わたしとしてはそんな男性たちには、「だから女の人にモテないんだ!」(笑)と言いたくなりますし、女性との付き合いだけでなく、人間同士の交流をよりよく成立させるには、「物語」や、そこに登場する人物への細かな理解がとても役に立つと思うのです。まあ今の政治家なんかを見ても分かりますよね。ちょっと映画などに対するおもしろい発言でもあれば、わたしなどはその人のポイントをけっこう上げたくなるのですが、まるで聞こえてきません。安倍首相は『永遠のゼロ』とかはお好きなようですが。そう言えば中曽根元首相が田中裕子の『天城越え』を観て、「ロマンがあっていいね」的発言をしていましたが、やはりそういう言葉って、わたしはよく記憶しております。石破さんは『シン・ゴジラ』などについては暑く語りますが、(ちょっとどうかなあ)と、わたしの趣味ではありませんし(笑)。
でもいっぷく様のレビューで取り上げてくださることにより、その作品を鑑賞してらっしゃる方はとても多いでしょうし、もちろんわたしの映画ライフも大きく充実させ続けてくださっております。

漫画のお話ですが、そう言えば、吾妻ひでおって、ある時期には神様のように崇められておりました。今となっては、そんなによかったかなあという気もしますけれど。

>ドラえもんをあまり美化されると困ってしまう

絶対そうですよね。当時の漫画家さんの多くはある種の美意識を持っていて、その一つが「安易なお涙頂戴を使わない」ということだったと思います。現在の『ドラえもん』が安易か否かは観てないので言えないですが、必ずと言っていいほど「泣ける」と宣伝されているのを見ると、(違うのになあ)とどうしても感じてしまいます。

中村雅俊と宮内洋の違いなどもそうですが、わたしはどうしても、「俳優のクオリティのみ」を見ようとしてきた感があり、少々純粋主義に過ぎていたということも、いっぷく様のお記事などから学ばせていただいております。特に俳優の世界は俳優同士、そして監督や他のスタッフ間などとのやり取りっがいかに重要か、ということですよね。「担がれる・担がれない」というご視点もわたしにとってはとても新鮮で、つい宮内洋に使用してしまいました(笑)。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-08-21 11:42) 

旅爺さん

中山律子さんは歌にまでヒットしてましたから凄いです。
新藤恵美さんは好きな女優でしたがいつの間にか消えましたね、まだ居るのかな?
by 旅爺さん (2018-08-21 13:16) 

足立sunny

ボウリングには熱中していましたが、このドラマは知らずで。250の壁が破れないので、プロは無理だと自覚しました。
いま、ちょっと見てみたいドラマですね。
by 足立sunny (2018-08-21 14:30) 

猫またぎ

ボーリングブームの頃は、
ビリヤードをやっていましたが
友達に誘われてやってみましたが
200くらいでした。
何年か前に久しぶりにやったら
100を切っちゃいました。
今はボーリングもビリヤードもしてないです。
by 猫またぎ (2018-08-21 17:49) 

ヨッシーパパ

小学生の頃にボーリングブームで、学校帰りにボーリング場によく行きました。私は、須田開代子さんのファンでした。
by ヨッシーパパ (2018-08-21 18:40) 

kiki

ドラマは観ていませんが、
中山律子さんはCMで知ってました。
by kiki (2018-08-21 21:36) 

beny

 ボーリングが物語になろうとは、今思うと驚きです。
by beny (2018-08-21 21:47) 

poko

そういえばこんなドラマがあったなぁくらいですが覚えてます。
パーフェクトの日は初めて聞きました。
まだまだ知らない〇〇の日っていっぱいあるんでしょうね。
by poko (2018-08-21 22:24) 

ナベちはる

ボーリングのパーフェクトは狭き門を通過してプロポウラーになってもなかなか見ないので、そんな日があるということは相当凄いことだと思います。
by ナベちはる (2018-08-22 00:27) 

☆ミルキーウェイ☆

ボーリング、流行りましたよね。
このドラマも夢中で見ていました。
中山律子さん、当時もお綺麗でしたけどお年を召されて尚お美しいですよね^^
by ☆ミルキーウェイ☆ (2018-08-22 00:35) 

リス太郎

めっちゃ眠いのであと1本だけいっぷくして寝ます。
by リス太郎 (2018-08-22 01:06) 

うつ夫

実力+運=パーフェクトですね。
by うつ夫 (2018-08-22 02:01) 

ヤマカゼ

大ブームでしたね。当時、同級生の何人かはマイボールもってましたね。
by ヤマカゼ (2018-08-22 06:10) 

Rinko

沖縄はボーリング愛好者が多く、中山律子さんの名前はよく聞いていました^^
8月21日はパーフェクトの日なんですね~!
by Rinko (2018-08-22 07:42) 

そらへい

ボーリングブームでしたね。
大学の寮を抜け出して深夜ボーリングなんか行ってました。
深夜料金、安かったので。
若い頃は力任せで、ある程度歳を取ってからの方が
力が抜けてスコアが上がりました。
by そらへい (2018-08-22 22:29) 

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