久慈あさみと宮田洋容。60年代東宝昭和喜劇に詳しい方でないと出てこない名前かもしれません。社長シリーズやクレージー映画シリーズなどに出演していたお2人は、その時代の作品を支えた名バイプレーヤーでしたが、命日がともに7月11日なのです。(上の画像は『社長漫遊記』より)
久慈あさみ(くじあさみ、1922年5月2日~1996年7月11日)は、元宝塚男役のトップスター。
Google検索画面より
1952年に東宝と契約以来、『社長シリーズ』における森繁久彌社長夫人として25作に出演しています。
ちなみに、それまで森繁夫人役を演じていたのは、宝塚歌劇団27期生の越路吹雪。
久慈あさみは29期生でした。
越路吹雪は歌手として実績十分ですが、久慈あさみも歌手として『紅白歌合戦』の出場実績があるので、後任としてはピッタリだったのかもしれません。
久慈あさみは社長シリーズのほか、若大将シリーズでも社長夫人を演じていました。
宮田洋容(1915年2月16日~1983年7月11日)は、私は現役時代を見ることができませんでしたが、1950年代はアコーディオン漫才の、洋容・由起江(宮田洋容・布地由起江)として人気があったそうです。
1950年代後半からは東宝に呼ばれ、役はそれほど大きくはありませんが、お姐ちゃんシリーズ、クレージー映画シリーズ、社長シリーズ、おトラさんシリーズなど、東宝喜劇映画の人気シリーズにまんべんなく出演しています。
1950年代後半~60年代の東宝といえば、
山茶花究(あきれたぼういず)
人見明(人見明とスイング・ボーイズ)、
フランキー堺(フランキー堺とシティ・スリッカーズ)、
植木等(ハナ肇とクレージーキャッツ)
など、東宝は音楽とお笑いができる人を次々起用しており、宮田洋容もその1人といえるのではないかとおもいます。
命日が同じ2人が共演している作品には、植木等がブレイクし、30本作られた東宝クレージー映画の第1作目に当たる『
ニッポン無責任時代』(1962年)があります。
久慈あさみは、失業者だった植木等が調子よく潜り込むハナ肇社長の夫人役。
宮田洋容は、ハナ肇社長お気に入りの芸者である団玲子が飲酒運転した時、車を止めて検問する警官の役でした。
『社長シリーズ』で森繁久彌社長夫人役の久慈あさみが、実年齢で8歳下のハナ肇夫人というのは少し世代が違うかなという気もしました。
貴乃花親方のような例もありますから、否定はしませんけどね。
そもそも、ハナ肇は植木等よりも年下ですから、ハナ肇は年齢よりも老けた役が多かったんですね。
先日ご紹介した『
社長外遊記』で、宮田洋容は森繁社長のデパートでネクタイを買う役で出演。
東宝がサラリーマン映画100本記念と銘打って制作した『サラリーマン忠臣蔵』(1960年)では、森繁社長と行動をともにする課長役に抜擢されています。
お二人とも、東宝喜劇映画黄金時代を支える役者であったことはたしかです。
主役だけでなく、バイプレーヤーも安心してみていられる人々が支えていることで、名画は成り立っているのです。
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生麺仕立ての東京ラーメン風がお店のラーメンに近いおいしさ
きょうは、末尾ルコさんがブログ記事で紹介されていた『麺職人』がスーパーに合ったので、日清麺職人しょうゆをいただきました。
日清麺職人しょうゆの麺は、和風のモダンなデザインのパッケージ。
中は小麦全粒粉を練り込んだ、3層ノンフライのしなやかな中細ストレート麺です。
ポークエキスを使わず、鶏ガラと魚介だけでスープの味を作っています。
生麺仕立ての東京ラーメン風がお店のラーメンに近いおいしさで、カップ麺で味わえるのはかなりリーズナブルではないかとおもいます。
麺職人シリーズは、すでに、しょうゆのほか、みそ、担々麺、とんこつ、醤油とんこつ、わかめ醤油、柚子しお、台湾ラーメンなど揃っています。
ノンフライ+鶏ガラと魚介スープの醤油ラーメンはいかがですか。
日清食品 日清 麺職人 しょうゆ 89g×12個
ニッポン無責任時代 [DVD]
サラリーマン忠臣蔵 正・続篇 [DVD]
ノンフライだと、油を使っていないので健康に良さそうですね。
あと、脂っこくないと食べやすそうだとも思います。
by ナベちはる (2018-07-12 00:22)
お店に近い東京ラーメン食べてみたいです。
やっぱり海苔はお約束なんですね♪
by yamatonosuke (2018-07-12 01:20)
久慈あさみと宮田洋容、60年代東宝昭和喜劇の名バイプレーヤー・・・社長シリーズを観るまでは久慈あさみを知らなかったのですが、今ではすっかりお馴染み女優さんです。宝塚出身なのですね。そのような顔立ちをしておりますね。
わたしはバレエファンになる以前は宝塚大劇場に頻繁に足を運んでいたのですが、そう言えば、現在よりもかつての方が宝塚出身で映像で活躍する女優が多かった感があります。宝塚出身に限らなくても、昭和の方が大人の女優が活躍できる余地があった気がしますね。
宮田洋容という俳優の名も知らなかったのですが、社長シリーズを観ていてつくづく感じるのは、「隅々まで充実している」ことです。俳優も小さな役まで力のある人が配されておりますし、撮影もとてもよく計算された豊かな映像となっております。「勢い」だけで笑わそうとしてないので、何度観ても愉しめるのではないでしょうか。
『麺職人』・・・よくスーパーで見かけるノンフライのカップ麺が『麺職人』と『麺づくり』でして、どちらもよく利用しております。頻度はやはり『麺職人』の方が高いですね。どのお味も上品に仕上がっているのではないかと。
長州力が「来年中」の引退を表明しておりますね(笑)。これで取り敢えず、来年長州力が参加するイベントは盛況間違いなしという寸法ですね。
一人の歌手、そして一曲の歌を「評価」するのは難しいですね。評価以前の問題として、人間には感情があり、記憶があります。それらは歌手の側にもあり、聴く側にもある・・・そうした感情の側面を無視して論じることはできませんよね。さらに、「いつその歌を初めて聴いたか」という要素もとても大切です。
>「婚約者が死んだことを思い出して歌うたびに涙する」という高橋圭三の怪しいご案内
これは、ちあきなおみという稀代の歌手だったから成り立ったファンタジーであるし、時代が成立させたファンタジーであるとのかもしれませんね。昭和プロレスのいい部分でのファンタジーと共通する感覚があるような気もします。いかにも(何かありそうな)ちあきなおみでなければ、説得力を持たないファンタジーですよね。
>いまさら微動だにしないのです。
素晴らしいです!昨今は芸能人のちょっとしたことで、「裏切られた!」なんてのたまう幼稚な人間が多過ぎて、いろんな分野でファンタジーも成立しません。だから、「感動」という言葉もいかにも薄っぺらく響くことが多いのですよね。特に芸能人の場合、作品が素晴らしければ、ある程度のことは許容する度量が鑑賞者の側にもないと、世の中つまらなくなる一方です。作品がまるでダメな人たちは、(とっとと消えて!)というのがわたしの原則なのですが、その「ダメっぷり」がおもしろいケースもありますから、これまた一概には言えないのですよね。
>歌がリリースされたのは秋
いいですね~。この歌が日本の秋に、いきなり現れたのですね~。「喝采」が日本の秋、全国津々浦々まで席捲したと思うと、今もワクワクしてきます。ぴんからトリオや殿様キングスが席捲するのとはわけが違いますね(笑)。
ちあきなおみがコントに出ていたということも、コメントを拝読させていただきながら、おぼろげに思い出してきました。そのあたり、いかりや長介の勘所の素晴らしさでしょうか。
そして由紀さおりの現在の、上品で余裕があり、機智に富んだ司会ぶりも、若き日からコントなどに出演することで磨かれていたのでしょうね。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2018-07-12 01:52)
今は安心して見れる主役が少ないような(笑)
by pn (2018-07-12 06:14)
日清麺職人、さっぱりしてそうですね。食べてみたいですね。
by ヤマカゼ (2018-07-12 06:21)
生麺仕立てで色がいいですね~!
すでにお腹空いてきました・・・笑
by Rinko (2018-07-12 07:54)
越路吹雪さんかっこよく歌っている姿を思い出しました 以前はよく越路さんのものまねをやられている方も多かったです
by チャー (2018-07-12 08:33)
久慈あさみさん。名前は知りませんでした。
良いですね。
by beny (2018-07-12 08:47)
現役時代に楽しませてくれた芸能人を思い出します
新宿駅の東口にあったムーランルージュが大好きで通ったものです 最近のテレビのゴールタイムは たけしやマッコ
の・有吉の・・冠番組のごった煮ばかりで見る気がしませんね 大口開けて笑う芸人の芸の空しさを現代人は感じないんでしょうか
by セイミー (2018-07-12 09:25)
久慈あさみの名前は知ってますが
私が生まれた時には25歳だったんですね~
何が切っ掛けで名前を覚えてたのか不明です。
by makkun (2018-07-12 11:53)
みんな知ってる俳優さんの名前です。昔の娯楽は映画鑑賞だけでしたから、中学時代からよく見ていました。
by JUNKO (2018-07-12 13:31)
このカップのシリーズは、どれも好きです ^^
そっか、このしょうゆ味が東京ラーメン風なんですね。
今度もう一度味わってみましょう(^^)
by なかちゃん (2018-07-12 16:13)
先日、釧路で、釧路ラーメンという醤油味のかなりあっさりしたものを食べてきました。
by ヨッシーパパ (2018-07-12 19:47)
『おトラさん』て…(笑)
『サラリーマン忠臣蔵』はおもしろそう。いろんなアイデアがあります。明石書店にクビを切られた男をめぐり、明石書店のまわりを四十七士が取り囲み、結局、全員クビになり切腹。中でも神崎与五郎則休は切腹の順序が遅いと苦言を吐き、男らしく腹を切った。石井昭男之介社長(当時)はクビを取られることもなく、現在も顧問として君臨している…。
by リス太郎 (2018-07-12 23:27)
越路吹雪が女優としてもそんな大役でしたか。
by うつ夫 (2018-07-13 01:43)
おトラさん、面白そうですね。
by 犬眉母 (2018-07-14 01:17)