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社長漫遊記、若戸大橋の開通に合わせて今日も今日とて浮気旅 [東宝昭和喜劇]

社長漫遊記、若戸大橋の開通に合わせて今日も今日とて浮気旅

社長漫遊記(1963年、東宝)が、明日5日のBS11“火曜シネマ昭和喜劇シリーズ”で放送されます。『社長漫遊記』のコピーは、「舶来かぶれで酒と女の禁止令!合理化社長がやむにやまれぬ爆笑の浮気旅!」です。岩戸大橋の開通式典の様子などが描かれた観光映画にもなっています。(以下画像は『社長漫遊記』劇中から)



社長漫遊記は、太陽ペイントという塗料会社が舞台です。

社長漫遊記

ジュピター社との顔料契約をめぐって、東西塗料という商売敵がいます。

実在する若戸大橋の塗装を担当したことになっていて、その開通式に御一行は北九州に向かいます。

社長漫遊記の4人
お馴染みの4人組

京浜工業地帯、中京工業地帯、阪神工業地帯、北九州工業地帯を四大工業地帯といいますが、この年は、その北九州工業地帯の中核である7市が合併して北九州市ができた年です。

まさに、“東洋一の吊り橋”とうたわれた若戸大橋完成がその象徴だったわけですが、そんな我が日本の高度経済成長の地ならしの時期に、まるで記録映画のようにその開通式典の様子がストーリーの中に展開されるのは、実に興味深いことです。

社長漫遊記

同時開催されていた岩戸博(天岩戸神話の神々を祀る若松の戸明神社のまつり)の風景も盛り込まれています。

観光映画でもある社長シリーズですが、実際にあった出来事を舞台にするのはこれが初めてです。

それらのシーンだけでも、本作を見る価値は十分にあるでしょう。

さらに、『社長洋行記』では顔見世程度だったフランキー堺が、

社長洋行記(1962年、東宝)東京・香港股にかけサラリーマン喜劇
続・社長洋行記、「美人に弱く浮気に強い日本紳士」の続編

今回は思いっきり自分の芸を披露。

フランキー堺は、社長シリーズでは毎回おかしげな日本語を話すバイヤーの役どころですが、今回は、森繁久彌社長の会社が取引したい、アメリカ塗料会社の社長秘書兼通訳(日系三世)の設定です。

森繁久彌社長が通っているクラブに、先客として来ていたフランキー堺は、

アカシアの雨.png
西田佐知子の『アカシアの雨がやむとき』を怪しい日本語で熱唱

はんかちラッパ.png
ハンカチを取り出し、管楽器に見立てて「演奏」

けんか.png
森繁社長と口論になると、両手で指を鳴らしてリズムを取りながら喧嘩のポーズ

かつて自らが進駐軍のキャンプで演奏していた、ジャズ・ドラマー時代の経験を生かした演技で作品を盛り上げています。

さすが、「フランキー」を名乗って進駐軍のキャンプを渡り歩いていただけのことはあります。

今回の森繁久彌社長は、仕事もそこそこに、クラブのマダムのれん子(淡路恵子)や、火事の好きな消防芸者の〆奴(池内淳子)の浮気プロジェクトにうつつを抜かしますが……。

出演は、森繁久彌、小林桂樹(秘書課長)、三木のり平(九州支社長)、加東大介(営業部長)、池内淳子、藤山陽子(小林桂樹の恋人)、淡路恵子、雪村いづみ(森繁社長の秘書)、ジョン・ウォーターマン(ジュピター極東支社長)、フランキー堺(支社長秘書)、河津清三郎(ライバル会社専務)

スタッフは、製作:藤本真澄、脚本:笠原良三、監督:杉江敏男です。

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レアチーズケーキのようなバニラチーズ


今日のオヤツは、新発売の『スイーツ好きのためのチーズデザート、マダガスカルバニラ』(Q・B・B)です。

スイーツ好きのためのチーズデザート、マダガスカルバニラ

クリームチーズに、マダガスカル産のバニラビーンズを散りばめ、フランス産のバニラ香料を配合した、香り豊か濃厚な味わいのチーズデザートです。

スイーツ好きのためのチーズデザート、マダガスカルバニラ

6Pチーズですが、チーズよりもバニラの香りが強いですね。

スイーツ好きのためのチーズデザート、マダガスカルバニラ

レアチーズケーキのようななめさかさです。

チーズデザートはシリーズ化されていて、ラムレーズン、贅沢ナッツ、ベリー・ベリー・ベリー、瀬戸内レモン、贅沢マンゴー、キャロット&ゴールデンパイン、アボカド&キウイなどもすでに発売されています。

50kcal以下(ひとつ47Kcal)で、レアチーズケーキの食感と風味を経験してみるのも悪くないと思いました。

みなさんは、チーズはいつもどんなものを召し上がっていますか。

社長漫遊記
社長漫遊記

(クール便) QBB チーズデザート6P 6個セット (ベリー・ベリー・ベリー)
(クール便) QBB チーズデザート6P 6個セット (ベリー・ベリー・ベリー)
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ナベちはる

チーズデザート、パッケージから既に高級感を感じます。
by ナベちはる (2018-06-05 00:14) 

末尾ルコ(アルベール)

社長漫遊記、若戸大橋の開通に合わせて今日も今日とて浮気旅・・・社長シリーズの素晴らしさの一つは、「当時の風俗」が見事に織り込まれているところではと、わたし自身まだ数本しか鑑賞してないながらも、感じていた次第です。しかもただ観光的に撮っているのではなく、どんなシーンも映画的に十分観応えがあるような撮影になっています。同作品は「若戸大橋」なのですね。それは見ものです。つい昨今の映画と比べてしまいますが、今の日本映画はそうしたおもしろさも欠けておりますね。現実の日本とはまったく別世界のラノベ的世界の中で展開するような作品が多いです。
「アカシアの雨がやむとき」ってすごい歌ですよね。この曲も去年から聴き始めた演歌や昭和歌謡の流れでよく耳にするようになったのですが、このような歌がヒットしていた用の中はすごいと思います。しかもこの映画では、フランキー永井が芸としてやるのですね。

『スイーツ好きのためのチーズデザート、マダガスカルバニラ』・・・もともとバニラ好きなのですが、その上に「マダガスカル」と付くだけでひときわ高級感が増しますね。このシリーズはいくつか食べたことがありますが、夏場にはまた美味しくいただけそうです。

日本語もしっかり語彙を持って、丁寧に使えば十分に豊かな表現ができると思うのですが、なにせ近年の「ヤバい」に代表される「一語でぜんぶ済ませる言葉」が蔓延りすぎていますよね。こうした言葉ばかり使っている人たちは、絶対に脳の活動が鈍るばかりだと思います。
英語の「interested」は知的な刺激を含むおもしろさを表す場合が多いのだと思います。「異性に興味がある」という場合に使うこともあるので、本当に基本的重要単語の一つですよね。
「funny」は最もシンプルに「可笑しい」と言う場合に使ういますね。「humorous」はやはり知的な要素も含むおもしろさというニュアンスの場合が多いのではと。「ridiculous」は「おもしろい」という意味もありますが、けなし言葉として、「くだらない」「バカバカしい」の意味で使うことも多いです。あと、「とってもおもしろい」という意味では、「hilarious」をよく使います。
さらにですねえ(笑)、日本語で「すっげえ!」「最高!」という場合には、「crazy!」が多いです。
「exciting」はとても普通に使われますが、大好きな言葉で、今の日本にはこれが少ないんだと思いますね。プロレスもぜんぜん「exciting」じゃないですし(笑)。

『釣りバカ日誌』シリーズはまだ数本しか観てないのですが、今のところどの作品にもクラシカルなサイレント時代から継承されている映画的なギャグが必ず入っていてとても愉しいです。そしてこれはもう絶対的に、三國連太郎、西田敏行という日本最高級の俳優が演じているという強烈な「重し」あってこそだとも感じています。

>「喜劇の邦画はつまらない」というコメント

これは「どのような人がどんなレベルで言っているか」にもよると思うのですが、多くの人は思い込みで適当なことを言っているのだと思います。それと洋画ばかり観ている人の中には、邦画のテンポなどにすぐに馴染めない人も多いのでしょうね。そもそもこんなことを信じ込んでいる人たちのどれだけが洋画喜劇を理解しているか怪しいですし、ひょっとしたら洋画・邦画問わずに、喜劇映画自体理解できない人もかなり含まれている可能性も高いです。もちろんいまだ少なからずいらっしゃる欧米コンプレックスの人たちの意見もあるでしょう。確かに米国やフランスにはかなり捻った高度な喜劇映画がありますが、しかし日本にも、わたしが未鑑賞の中にも、絶対いっぱいあると思います。前にも書かせていただきましたが、特にヨーロッパで映画関係者・映画ファンに神様のように崇められている小津安二郎の作品の多くはやや脱力系のコミカルシーンがありますからね。

その意味では(笑)船越英二のコミック演技派もっともっと堪能したいですね。この人も、脇役であっても出ているだけで嬉しくなる俳優の一人です。

>それを知ってから、いったいリアルの船越英二というのはどんな人だったのだろうと興味がわきました。

わたしも昨日お記事を拝読し、ますます興味が募りました。今だとそんなことをするとワイドショーやネットで叩かれて終わりでしょうね(笑)。わたしは「つまらないのに売れている俳優や歌手、タレント(←いささか自己基準が大きいですが 笑)」に対しては、(さっさと消えろ!)といつも思っているのですが、才能ある表現者の私生活などにはかなり寛容です。だから渥美清が家庭内でかなりのことをやっていたとしても、まったく失望などしないのです。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-06-05 01:45) 

旅爺さん

お早う御座います。
森繁久弥の社長漫遊記は大分沢山見ましたよ。
懐かしいです。

by 旅爺さん (2018-06-05 06:09) 

pn

総天然色がいいですね(^^♪
浮気旅、今描くとドロドロになっちゃうんだろうなぁ(笑)
by pn (2018-06-05 06:23) 

ヤマカゼ

チーズデザートのパッケージお洒落ですね。
by ヤマカゼ (2018-06-05 06:27) 

チャー

チーズのデザートたくさん種類があって買うとき迷ってしまいます(^^)
by チャー (2018-06-05 07:02) 

Rinko

ザ・昭和的な感じがたまらなくいいですね~^^

チーズ大好きです^m^ デザート系も美味しそうですね♪
by Rinko (2018-06-05 07:57) 

kiki

47kcalは嬉しいですね。
1P食べてもケーキ1 個分にもなりません。
早速探してみましょう。
芋甘納豆の業務用はお得感があって良かったです。

by kiki (2018-06-05 09:28) 

hana2018

社長漫遊記は多分一本も観ていないかと思いますが、出演者の顔ぶれはどなとも懐かしく思いだされる方ばかり。
チーズは、フランス産チーズが手軽に入手できて美味しいと思います。
常に2~3種類は常備しています♪
by hana2018 (2018-06-05 13:45) 

johncomeback

切れてるチーズが好きで常備しています。
特にチェダーチーズがお気に入りです。
by johncomeback (2018-06-05 14:01) 

JUNKO

このシリーズ今見ても受けると思います。たぶん全部見ています。
by JUNKO (2018-06-05 15:31) 

ヨッシーパパ

バニラチーズ、美味しそう!
by ヨッシーパパ (2018-06-05 19:36) 

makkun

昭和40年8月8日AM10時に
若戸大橋の上で撮った自画像があります(v^ー°)

by makkun (2018-06-05 20:15) 

☆ミルキーウェイ☆

チーズデザート、ソフトで美味しいですよね^^
バニラも好きですが、瀬戸内レモンが特にお気に入りです。
by ☆ミルキーウェイ☆ (2018-06-06 05:41) 

poko

ベリー・ベリー・ベリーと瀬戸内レモンはとても美味しかったので
マダガスカルバニラも食べてみようと思います!
by poko (2018-06-06 13:10) 

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