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広瀬香美「事務所独立騒動」芸名禁止で思い出す「加勢大周」訴訟 [芸能]

広瀬香美「事務所独立騒動」芸名禁止で思い出す「加勢大周」訴訟

広瀬香美が所属事務所を退社して、新たに立ち上げる事務所への移籍を表明した「事務所独立騒動」。事務所側は芸名の使用禁止と、それらを活用した音楽・芸能活動の停止を求めて法的措置を講じる構えも見せています。「広瀬香美」の芸名を禁止訴訟といえば、思い出すのは「加勢大周」訴訟です。(画像はGoogle検索画面より)





以前広瀬香美から、ツイッターでフォローしていただいたことがあります。

ところが、私の旧アカウントが原因不明の凍結をされてしまったために、それっきりになってしまいました。

広瀬香美についての記事は書いたことがないのに、どうしてフォローしてくださったのかはわかりませんが、そのようなご縁があるので、気にはなっています。



ツイッターより


Facebookより

落語家や力士の四股名でもあるまいし、芸名の使用禁止も、それで訴訟に発展するというのも、第三者的には信じられない話ですが、実際に所属事務所をやめてから、芸名を変えざるを得なくなった例はあります。

最近では、能年玲奈→のんが有名です。。

訴訟までいった例では、織田裕二、吉田栄作と共に“平成御三家”と呼ばれた加勢大周の騒動を思い出します。

争いは10年に及んだ


加勢大周は、都立高校在学中にスカウトされて、高校3年の時にCMデビュー。

加勢大周
Google検索画面より

1990年の映画『稲村ジェーン』のオーディションで、3万人の中から主役に選ばれブレイクしました。

ところが、1991年、人気絶頂期にあった加勢大周に独立を宣言された所属事務所が、「勝手に芸名を使って活動してほしくない」などとする訴訟を東京地裁に起こしました。

もともと「加勢大周」の芸名は、同社の代表が「勝海舟」の語感から考え、さらに「勢いを加える」という思いも込めたと言われていていました。

いったんは旧事務所側が勝訴したものの、控訴審の東京高裁は1993年6月30日、芸名使用禁止などを命じた一審判決を取り消し、請求を棄却する判決を言い渡しました。

これでも納得しなかった旧事務所側は、今度は新人タレントに『新・加勢大周』を名乗らせてデビューさせました。

『新』は肉体美を誇示する以外、とくに特徴のないタレントでしたが、こうした泥仕合によって、新「旧」双方の「加勢大周」とも共倒れのようにスター街道から外れてしまいました。

その後、“元祖”の方は、1997年に台湾のテレビ局から連続ドラマ出演のオファー(梶原一騎役)がきっかけとなり、国内でもVシネマの仕事が増えた時期がありましたが、金銭トラブルや“婚外子”疑惑報道などでイメージダウンした上、執念とも言える旧事務所側の「出演契約を守らずに損害を受けた」という提訴に敗訴し、加勢大周側と旧事務所側の「芸名訴訟」以来の「十年戦争」は、旧事務所側の報復勝ちのような形で終わっています。

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芸名に独立した価値はあるのか


20年以上、事務所で仕事をしてきた広瀬香美と、1年かそこら働いた加勢大周とを単純に比較はできませんが、事務所側の“嫌がらせ”としては、芸名はうちのもの、という主張しかなくなる、という点では30年前と何ら変わっていないということです。

事務所としては、売れるまでに元手がかかっている、ウチの営業力があってこそ仕事に恵まれたんじゃないか、というような言い分になるわけですが、現実に芸名を取り上げたところで、広瀬香美が広瀬香美でなくなるわけではないし、誰か新人の所属タレントにその名前をつけさせたところで、広瀬香美にとってかわれるわけでもありません。

まあ、不毛な話ですよね。

こういうことに備えて、タレント活動はきちんとした契約書を交わして、独立時の「手切れ方法」も契約書に明記するしかないのかもしれません。

こういう業界には、法的に無問題でも、相手を困らせるためだけの目的で言いがかりのような訴訟を延々と続けるヤカラもいますから、いずれにしてもタレント側は注意が必要です。

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コメント 11

ナベちはる

広瀬香美さんほどの知名度があれば改名してもあまり影響が出なさそうですが、「改名して運気が…」となりそうなので、姓名判断士に名前を変えてもらうのもありそうですね。
by ナベちはる (2018-06-03 00:30) 

犬眉母

商標登録しているかどうかが大事かも。
by 犬眉母 (2018-06-03 00:49) 

末尾ルコ(アルベール)

広瀬香美「事務所独立騒動」芸名禁止で思い出す「加勢大周」訴訟・・・テレビ欄を見れば、ワイドショーでよく話題になっているのが分かります。いい加減アメフト問題も飽きられてきたというのもあるでしょうが(笑)。そもそも日本でアメフトに関心がある人たちって滅多にいないくらいなのに、この問題だけ膨張して、どうせ数か月後にはまた誰もアメフトのことなんかにはまったく興味が無いという状態になるのは目に見えてます。
それはさて置き、広瀬香美の歌は長州力の試合のように(笑)ハイテンションで好みではないのですが、加勢大周問題、よく覚えております。吉本の誰かが、「くせ(臭い)体臭」というネタを使っていたほどメジャーな存在でしたね。
俳優としての加勢大周には興味なかったのですが、さすがに『新・加勢大周』とかいう話になると、あまりに馬鹿馬鹿しくて、こうしたセンス、人格の人たちが芸能事務所を運営しているとはと、とても侘しい気分になりました。拗ねた幼稚園児のような行為ですよね。もちろん場合によっては大きなお金が動く問題になりますから、話がこじれることもあるでしょうが、「芸名は使わさない」とか、ファンを無視したやり方はいただけません。能年玲奈なんか、非常に才能のある若手女優だっただけに、今の状態はとても残念です。ファンにとっては芸能事務所よりも芸能人の方が大切なわけですから、いっぷく様のおっしゃるように、「契約」をもっと明瞭にするべきだとわたしも思います。

わたしもハーリー・レイスにシビれたのはブッチャーとの因縁がスタートしたオープン選手権が決定的で、特に「ブッチャーにやられた腕に包帯を巻いて」途中休場を発表するときにブッチャーが襲い掛かり、シャツをズタズタに引き裂く・・・あのシーンはわたしのプロレス観戦歴でも名場面ベスト3に必ず入ると思います。やられたレイスがとにかくカッコよかったのです。まるで映画のワンシーンを観ているようなインパクトと余韻でした。
動くハーリー・レイスを観たのはオープン選手権の時が初めてなんですが、金髪で短めの口髭を生やしていました。あのスタイルも好きでしたね。プロレス誌からの知識としては、「短命王者」だったことも知っていましたが、その2番手感も何となく心地よかったです。限りなく横綱に近い大関感とでも言いましょうか。そして短命とは言え、NWA王者の列に加わっていた正統派レスラーとして頂点の一人であるというイメージだけでなく、アウトローのイメージも強烈・・・そして「喧嘩に強く」しかも「サウスポー」と、こうして並べると子ども時代のわたしが憧れる「男」の要素がズラズラ出てきます(笑)。今更ながら、少年時代のわたしにジャストフィットしていたことがよく分かります。

デストロイヤーとブッチャーの抗争も子ども心には高級でした。結局わたしの場合、日プロ時代はまったくプロレスを観る機会がなかったものですから、漫画やアニメの『タイガーマスク』でしか知らなかった世界がいきなり現実の人間でやっているというのが、初めてデストロイヤーらを観た時の衝撃度だったのでしょうね。
デストロイヤーがブッチャーの額にストンピングするシーンも大好きでした(笑)。「ストンピング」という言葉もこの二人のシーンで覚えて、自分でもやりたくてたまらなかったですが(笑)、なかなかやる機会はなかったです(←壊れた大人の思い出 笑)。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-06-03 01:07) 

チャー

広瀬香美さん よくカラオケで歌います♪
加勢大周 懐かしい 〜そんなこともありましたね 事務所は問題なく綺麗に代えないと ヤバイ!
by チャー (2018-06-03 06:40) 

pn

浅香唯が休業中に本名で写真集出しましたよね?あれも問題になったと思うんですが呼び名って言うか通り名ってそこまで重要ですかね?広瀬香美クラスは。
そこまでやるなら芸名を登録商標にしてこの名は事務所に帰属しますみたいな事先に決めとけば良いような。
by pn (2018-06-03 08:00) 

タンタン

この手の裁判って、私としては凄く時間とお金の無駄遣いのように思いますけど、事務所側としてはこの名前だったから売れたんだぞ、とでも言いたいんでしょうかね?
by タンタン (2018-06-03 10:36) 

kou

加勢大周、懐かしいです。
事務所も了見が狭いですね。広瀬香美さん、一文字だけ読み方が同じ漢字に変えるとか・・・。
by kou (2018-06-03 11:19) 

ヨッシーパパ

芸能界も大変ですね。
by ヨッシーパパ (2018-06-03 13:19) 

ヤマカゼ

独特な美声なので、芸名が変わってもすぐ分かりそうですね
by ヤマカゼ (2018-06-03 19:07) 

そらへい

能年 玲奈が本名なのに
使えないというのも理不尽な気がしますね。
名前で売れると言うより
やはりその人の個性が受け入れられて売れるのでしょうから
by そらへい (2018-06-03 22:38) 

makkun

この問題をテレビで観ましたが
商標登録はしていなかったようですね~。
事務所からすれば「ただの商品」ですから
素人考えだと「芸能界の醜い」部分を
見せられている感があります。

by makkun (2018-06-04 16:56) 

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