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野田聖子議員長男の記事から、過去のバッシングと障がいを考える

野田聖子議員のお子さんの話が、昨日、ケンタロウの記事をご紹介した『女性自身』(2015年2月17日号)に出ています。『「母の喜び』独占インタビュー!!「奇跡!3歳半になって長男真輝が歩けるように……」』というタイトルで、高齢出産で叩かれ放題だった野田聖子議員が、息子さんの成長を語っています。

『女性自身』(2月17日号)より
『女性自身』(2月17日号)より

この方の出産については、ネットが熱くなりました。

そして、産まれたお子さんは臍帯ヘルニア、心臓疾患、食道閉鎖症と重なって、ネットはもう祭り!

「折角生まれたのに、世の中の楽しいことを経験することもないであろう子どもは不幸だ」

などと、もっともらしい野田聖子バッシングが最高潮に達しました。

しかし、記事はその「心配」を覆しています。

息子さんは保育園に行き、自宅では晩酌のビールを運び、野田聖子議員の履き散らかしたスリッパを揃え、テレビのお笑い番組を鑑賞。親子で旅行もして、ベビーカーでごく自然にピースをしている記念写真も記事に添えられています。

脳梗塞の後遺症も最小限に済み、おそらくは胃ろうや気管切開のカニューレも、将来は取れるだろうと思います。

鬼女はさぞかし悔しいだろうけどさあ(笑)、

よかったじゃないですか。

子どもの生命力ってすごいなあと改めて感じます。

どうしてそんなにムキになってバッシングするのか


野田聖子議員にかぎらず、

ネットでは、おそらく、もっとも炎上する話題が出産といってもいいでしょう。

具体的には、高齢出産バッシング。

いろいろ理屈はつけられるのですが、その本音は、

嫉妬と排外主義

にほかなりません。

高齢になれば、母子ともに様々なリスクが有意に増えるのは医学的に自明のことです。

でも、それをどう判断するかは当事者の問題ではないでしょうか。

そもそも、この事に限って、他人さまのことに、そんなにご親切に干渉するっておかしいよね。

遙洋子は、53歳で子どもを授かった坂上みきに対して、「心が爆破」と、その微妙な気持ちを正直に表明。

私は、遙洋子を見直しました。

だって、女性識者は男性以上にバッシングの嵐でしたからね。

女性が女性の生き方を守ってやれない。

そんな冷たい論陣に何の意味があるのだろうと私は思いました。

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生命の誕生はみな尊い


善意を装った高齢出産批判には、首を傾げるものも少なくありません。

私のところも高齢出産の当事者になるので、巷間よく言われていることについてヒトコトしておきます。

歳をとって産むと育てるのが大変だ


これは当事者として否定はしません。でも、第三者が「心配」するようなことではないでしょう。

授業参観で子どもが可愛そうだ


問題にすべき視点が間違っています。高齢だから、ブスだから、デブだから、身障者だから、という理由をつけて「いじめ」に発展すること自体を否定すべきではないでしょうか。

ダウン症や染色体異常で産まれたら子どもが不幸だ


実は今日はここを一番書きたかったのですが、こんなことをいう人達は、発達障害の施設に1度でも足を運んで、実際にそうした子たちにヒアリングしたことがあるのでしょうか。私は、彼ら自身はその大半が不幸とは思っていないと思います。

もちろん、親として健常児の誕生を願うことは全く間違っていません。ただ、不幸というのは、あくまでも健常者からみた障がい者への評価にすぎないのです。そこがわからないと、実のある議論にはならないでしょう。

私は昔はよくわからなかったけど、今ならわかりますよ。障がいは個性であるという意味が。

障がい児が産まれたら育てるのが大変だ


これも最初と同じ答えで、当事者の問題です。ちなみに、同誌は同じ号で、ダウン症のお子さんを亡くした60歳近い夫婦が、別のダウン症児を養子縁組した話も出ています。

障がい児が嫌いな人には理解できない話でしょうけどね。私がその人と同じことができるかどうかはわかりませんが、少なくともその気持はわかります。

※追
障がいのある人に対して社会が助けることはあります。

高齢のリスクをかえりみない出産は福祉予算を圧迫する


ダウン症や染色体異常児固有の手当てなんてありません。そもそもダウン症児が健常者と生活ができないというのが偏見でしょう。状態次第で普通の学校に通っているケースもあります。

発達障害は高齢出産の高リスクとされるダウン症や染色体異常だけではなく、また高齢出産特有のことでもありません。そして器質的な欠損がなければ身障者手帳は出ません。

そんなにお上の財布が心配なら、そういう人が率先して年金を辞退すればいいんじゃないのでしょうか。

結論


こうやっていろいろ書くと、高齢出産を推奨していると決めつける人がいるのですが、そうではありません。

他人を後ろ向きに中傷しても、自分の心が荒むだけで誰にもプラスにはならない

ということをいいたいのです。

良識ある国民なら、様々な事情や成り行きで高齢出産になった個々の攻撃に熱中するよりも、産める社会整備を求める方向にシフトしたらいかがですか、ということです。

週刊女性自身 2015年 2/17 号 [雑誌]

週刊女性自身 2015年 2/17 号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/02/03
  • メディア: 雑誌


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