『VoiceTrek VN-703PC』というオリンパスのICレコーダーを購入しました。先日の日曜(18日)、あるビジネス系セミナーに参加した際に持参しました。同社にはボイストレックシリーズという製品のラインナップがあって、そのエントリーモデルということです。さっそく評価してみます。
『VoiceTrek VN-703PC』は昨年の6月に発売され、レビューもネットには多く出ていたので、何ができるかもわかっていましたから、購入はそれほど迷いませんでした。
価格.COMで見たところ、Amazonは最安ではなかった(4632円)のですが、わずか100円以内の差。翌日(早い時は当日)到着の実績もあるので注文しました。
それが16日。画面では17日に到着することになっていたのですが、実際に届いたのは18日の出かける直前。
「何だ、話が違うじゃないか」と思っていたら、土曜日に不在者通知が入ってました(汗)
とにかく、事前に操作をひと通り試さず、ぶっつけ本番で持っていったということです。
結論から述べると、それでも使えました。
ICレコーダーなんてただ録音するだけだろう、といわれたらそれまでですが。
電車の中で、マニュアルはひと通り目を通したので、それで間に合いました。
エントリーモデルでも十分なレコーダー機能
オリンパスのリリースによると、『Voice-Trek VN-703PC』は、
液晶ディスプレイの表示文字サイズは2段階から選択可能
音声の録音を重視した低ノイズマイク搭載
雑音を効果的にカットし、目的の音声をクリアに再生するノイズキャンセル機能
保存した録音ファイルを自動で日付管理するカレンダー機能
が用意されていると書かれています。
『Voice-Trek VN-703PC』の表示文字大小
まあ、ICレコーダーなら、それらの機能は「当たり前」といいたいところですが、エントリーモデルでそれらが揃っているところが今回の特徴なのでしょう。
ボタンは大きく操作性はいいですね。
内型フラッシュメモリーは4GBで、MP3形式(48kbps)で約177時間、WMA形式(5kbps)で約1626時間録音できるそうです。
電源は電池:単4形アルカリ乾電池2本。
背面スタンドを搭載しています。テーブル直置きの接地面から入る雑音が低減できるわけです。
microSDカードも使えます。
録音されたデータは、固定でABCDEという5個のフォルダに収納。各フォルダ200ファイル、合計1000ファイルまで保存できます。
パソコン上はソフトウエアで管理するのではなく、『Voice-Trek VN-703PC』をつなぐとエクスプローラにフォルダが表示されるので、そこから録音ファイルを適当な場所にコピペします。
音は細かいものも拾って性能はいいと思います。
ステレオマイクを接続すればステレオ録音も可能ということになっていますが、講演会やインタビュー録音なので使っていません。
本体は早聞き(2倍速までの間で10段階)、遅聞き(0.5倍速までの間で5段階)再生ができます。
本体で再生する際に、聞き取りにくい講演の文字起こしや英会話学習に使える機能なのでしょう。
本体スピーカーは、レビューを見ると課題点としている方もおられますが、MP3プレーヤーとしては、ということだと思います。
録音に限定し、再生は確認程度。主な利用はパソコンに転送してから、と割り切れば全く問題ないと思います。
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画竜点睛を欠くスライド式スイッチ
私が以前使っていた別メーカーのものは1万以上しましたし、この価格にしては問題なく使え、今回の『Voice-Trek VN-703PC』は目的を設定できるいい買い物であったと思います。
ただ、ひとつだけ気になったのは、スイッチです。
左から、「ホールド」「電源(入切兼)」という2つの操作をスライドします。
スイッチがなにもしない時は真ん中にあり、「入」は画像の右側にスライドします。カチッという手応えがありません。スライドして1秒ぐらい待ちます。
「切」るときも、「入」と同じ側にスライドして待ちます。
「ホールド」は左にスライドするのですが、カチッという手応えがあるのでわかります。
ところが、「入」「切」の区別が難しいのです。しかも、スライドした上に数秒そのままにしないと動作しないので、とくに「切」のときが、慣れないとちょっと煩わしいと感じるかもしれません。
私がこれまで使っていたものは、スイッチは「入」か「切」で正反対の方向にあり、しかもカチッという手応えがあることで確認できました。
実は、今回電車の中で試し録音して、「切」にしたつもりが、会場に到着してレコーダーを見ると、その間ずっと動いていたのです。
間違えて、「ホールド」に設定されていたんですね。
ICレコーダーは、使い方によっては素早くスイッチを入れたり切ったりしたい場合があるので、いちいちそこを見なくても、指先の感覚で操作したいのです。
そのためには、スライドしてしばらく静止ではなくて、カチッと手応えがあったほうが良かったと思います。
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