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高倉健よ、お前もか!駆け込み縁組は男が弱いからなのか? [芸能]

高倉健さん(享年83)の突然名乗りでた養女、どんどん進める「骨と遺品」始末への波紋。そんなセンセーショナルなタイトルの記事が話題になっているのは、今週号の『女性セブン』(2014年1月22日号)。ここのところ、男性芸能人の人生晩年に縁組した女性が、立て続けに話題になっていますが、これは縁組した男性が弱いからなのでしょうか。(以下芸能人だった人は敬称略)

『女性セブン』(2014年1月22日号)

『女性セブン』の記事は、『週刊文春』(1月1、8日号)の「高倉健に養女がいた」という記事でもすっぱ抜かれていた、33歳年下の女性について、あまり評判が芳しくないという内容です。

その女性は高倉健と2013年に養子縁組が成立。以来、「さまざまなことに関与するようになり、健さんの仕事場にも姿を見せるようになった」「健さんが亡くなったことを妹さんや甥子さんにも、お葬式が終わるまで知らせなかった」「健さんの死後、どんどん遺産処理を進めている」などと書かれています。

同誌は、その女性が養女になったのは「健さんの心の奥にあった“孤独”が影響したのかもしれない」と書いています。

スターだから、ほんとうに心を許せる人は限られているので、その存在が唯一の救いになり、いつしか家族以上の存在になっていったのではないかというのです。

養女ではありませんが、人生最晩年の結婚として、やしきたかじんの2年間の結婚生活を看病で支えた闘病日記が話題になっています。

その前には、宇津井健の臨終間際に婚姻した女性が、お骨や遺産(家)を巡って宇津井健の肉親ともめているかのような報道もありました。

真実や、良し悪しはわかりませんし、こういうことは価値観の問題ですから、そもそも第三者が良し悪しを語るべきことでもないかもしれません。

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ただ、そういう縁組は後々モメやすいのではないか、と普通は考えてしまいます。

人間の関わりは、血縁や時間で全てが決まるわけではありません。

が、その人の人生の大半に関わりがなかった人が突然籍を入れ、急にその人にとって最も大切な人になったしまうと、それまでのつながりを持っていた人には戸惑いが生じます。

そういう結婚をすることは、たとえその気持ちや関係が本物であったとしても、実子を含めた周囲の人を、苦しめたり悲しませたりすることはありえるわけです。

そういうリスクがあっても結婚してしまう人かいる一方で、同誌には、脚本家の橋田壽賀子さんが全く対照的な“終活”の話をしています。『女の正論』というインタビューページです。引用します。
そんな私がひとり暮らしになって、自分自身に約束したことは、本当につきあいたい人とだけつきあうということでした。もし、あなたがいやいやつきあっている人かいるとすれば、どこかで見返りを期待しているのではあリませんか。
「あんなによくしてあけたのに、何もしてくれない……」
 それは相手への恨み節です。だから人を恨まない、そして触らない、それが老後を気楽に生きるコツだと思います。

橋田壽賀子さんは、弁護士に後見人を立ててもらい、「終活ノート」にも、葬式もせず新聞にも載せるなとしたためたそうです。

橋田壽賀子さんには、自分の老後を依存する、しかも後々揉めてマスコミの餌食になるかもしれないような臨終近くの縁組なんて、絶対にあり得ない選択なんでしょうね。

人間はブレる?


橋田壽賀子さんの話まで書いたのは、ネットではお三方の件でしばしばこんな意見が出ていたからです。

「男なんて弱いから依存したがる」
「女はいざとなると強いからそんなふうにはならない」

そう見えるんでしょうかね。

しかし、私は何ら合理的な根拠もなく、印象論で安直に「性」に還元するモノの言い方はしません。

私はこの方々よりも若いから参考にならないかもしれませんが、男でも橋田壽賀子さんの生き方に賛成です。

「人間なんてしょせん一人ぼっちなのに、なんでわざわざ歳とってから、残された人を困惑させてまで相手を求めるのかなあ」

と思ってしまいます。

私は、男だから女だから、ということよりも、このお三方が、命を脅かす(そして実際に死に至らしめた)重篤な病気を抱えていたからではないかと思います。

そういうときは、何でもないときとは別人のように弱気になったり、価値観が変わったりするのではないでしょうか。

男女逆のケースとして、青江三奈が亡くなる約2か月前に病床で婚姻したこともあります。

こちらは長い関係だったので、お三方とは事情が違うかもしれませんが、とにかく女性でもそういう例はあったということです。

ですから、男だから、女だから、ということではないように思います。

みなさんはいかがお考えでしょうか。

女性セブン 2015年 1/22号 [雑誌]

女性セブン 2015年 1/22号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/01/06
  • メディア: 雑誌


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