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NEWたんぐらむとは?シルエットパズルで頭の体操を [生活]

NEWたんぐらむ(くもん出版)というシルエットパズルを何パターンか遊んでみました。7種類の木製ピースをはめ込んでいろいろな図形を作ります。シンプルですが、侮っていると意外とむずかしい。幼児の学習、高次脳機能障害などのリハビリ、さらには健常成人の頭の体操にも使えます。

みなさんはお正月をいかがお過ごしですか。私は意外な伏兵に時間をとられました。

NEWたんぐらむという名の通り、「たんぐらむ」の新しい商品です。

NEWたんぐらむ

タングラムとは、7つのいろいろな形に切り分けた正方形の木片を組み合わせ、様々な形を作るパズルゲームです。

形を合わせるならジクソーパズルがおなじみですが、ジグソーパズルは表の絵を合わせます。

一方、タングラムは、切り分けたピースの表も裏も使うことがあるので、それだけ組み合わせ(combination)が増えます。

NEWたんぐらむは、くもん出版がリリースしている商品。対象は3歳以上となっています。

NEWたんぐらむ/くもんの知育玩具


木片を組み合せて指定の形を作ることで、図形能力向上や工夫する力を養うわけです。

我が家の次男は、この高度な頭の体操で、ひと通り組み終わると疲れて眠くなるようです(笑)

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図形認知の能力を刺激する


タングラムは、小学校低学年や未就学児のお勉強用に推奨されることが多いですが、決して幼児のおもちゃと侮れません。

脳挫傷、脳卒中や心筋梗塞などの低酸素脳症による高次脳機能障害(遷延性意識障害からの回復を含む)など、脳障害のリハビリにも使われることがあります。

高次脳機能障害になぜいいのかといいますと、私はこう考えています。

幼児が発語して、次第に会話をするようになる段階では、大人の猿真似で九官鳥状態。

単語や文を、まるごと繰り返すことから始まります。

そこから、文法や論理など、プロセスと全体とを自覚するようになり、それと並行して語彙も増えていくわけです。

高次脳機能障害(遷延性意識障害からの回復を含む)の場合、論理的主張や数学的、幾何的な認知が苦手ですが、それは要するに、少なくとも「プロセスと全体とを自覚する」の部分が壊されてしまうのではないかなあと思います。このパズルはそうした事態を打開する突破口になるかもしれません。

さらには健常な人も、いつもルーチンワークの繰り返しで、脳を同じことでしか使わないと、老化が始まります。

もしかしたら、健常な成人こそ、「自分は何も不自由がなく生活している」と思い、“脳の異常”に気づくのが遅れるかもしれません。

ですから、誰にも推奨できるゲームといえるのではないでしょうか。

図形作成を助けるボードやガイドブックつき


NEWたんぐらむを具体的に見ていきますと、7ピースの木片に20枚のガイドボードがついています。課題の難易度は20段階で構成されているのです。

7ピースの木片

ガイドボードは、2ピースから7ピースまでの木片を使って図形を作るのですが、たとえば馬の図形を作るボードでは、馬がいるような絵が描かれています。

馬のボード

そこに木片をはめ込み

木片をはめ込み

ボードをとると馬の図形ができているというわけです。

ボードをとると

馬の図形

また、原寸大を含む様々な図形47パターンを紹介したガイドブックも付いているので、それを真似て作っていくだけでも十分頭の体操になります。

お子さんがおられるご家庭以外は、「対象は3歳以上」に抵抗があるかもしれませんが、類似の「頭の体操」として、『ロンポス コスミッククリーチャー103』(ハナヤマ)を以前記事にしたことがあります。

ロンポス コスミッククリーチャー103

これもシンプルですが適度に考えさせる携帯型の楽しいゲームです。

こういうゲームは、すぐに出来ても、全く手が出なくても、つまらないもの。

ある程度考えさせられるが最後にはできる、というのが理想ですが、NEWたんぐらむも、ロンポスコスミッククリーチャー103も、それは満たしていると思います。
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