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蒲虎焼、蒲田東急プラザ亀屋万年堂限定発売大田区ご当地どら焼き [大田区散歩]

蒲虎焼(袋入り)

蒲虎焼というどら焼きがあります。蒲田東急プラザ1階の「東急のれん街」にある、亀屋万年堂の製造販売による東京大田区蒲田限定販売の商品です。要するにご当地商品です。虎焼という商品名の通り虎の模様に焼かれ、黒糖による生地と甘さをやや控えめにしたあんこが特徴です。

蒲田東急プラザについては、先日、都内唯一の屋上観覧車をご紹介しました。

幸せの観覧車、蒲田東急プラザ屋上のかまたえんがリニューアル

“蒲田東急プラザ
JR蒲田駅西口。奥の白い建物が蒲田東急プラザ

“屋上の遊園地「かまたえん」と「幸せの観覧車」
屋上の遊園地「かまたえん」と「幸せの観覧車」

この1階が「東横のれん街」といって、和菓子、洋菓子、緑茶などの売り場が入っています。これは東急プラザのどこでも同じではないでしょうか。

そして、蒲虎焼を売っているのが亀屋万年堂。ナボナや亀甲羊羹など、独自ブランドの和菓子、洋菓子を扱っている製販一体の会社です。

亀屋万年堂自体は、大田区に9店舗、本店の自由が丘がある隣の目黒区に5店舗、品川区に4店舗あります。

が、蒲田東急プラザ店は、他店にない同店限定商品として蒲虎焼を販売しています。

亀屋万年堂

これが蒲虎焼。

蒲虎焼

蒲虎焼を横から見る

原材料は、砂糖、小麦、小麦粉、還元水飴、鶏卵、糖蜜、黒糖、水飴、麦芽糖、植物油脂、寒天、甘味料(トレハロース)、加工でん粉、着色料(カラメル)、膨張剤、乳化剤(大豆由来)、香料となっています。

原材料

まあどら焼きですから、当然それらは想像がつきますが、では原産地はどこでしょうか。

とくに、日本で二番目に大きいたい焼きの時も気になったのはアンコです。

日本で二番目に大きいたい焼き

それについては、亀屋万年堂から回答を頂きました。

小豆の原産地は北海道。鶏卵・糖蜜・黒糖・水飴・着色料(カラメル)もすべて日本産だそうです。

袋を開けると、虎焼というだけに、虎の模様に似せて、生地のところどころ色が薄くなっています。

黒糖どら焼きですから、色は中も茶色。やわらかい生地です。

蒲虎焼を切った時

色々食べ比べているわけではないのですが、甘さもそれほど強烈ではないので、食べた後も口にくどく残ることはありません。

蒲田限定ですから、蒲田の人がどこかにお使い物をするのにいいかもしれませんね。

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どら焼き、あれこれ


ドラえもんの好物はどら焼きとのことですが、理由は、アンコがエネルギー源として最も適しているから、たまたまロボット学校の同級生からもらったどら焼きが美味しかったから、など諸説あります。

いずれにしても作者としては、ドラえもんの「ドラ」から「ドラ焼き」を好物にしたのではないかと思っています。

ではドラ焼きという名前の由来ですが、「形が銅鑼に似ていることから」という説と、「銅鑼(ジャンジャンとなる楽器)で焼いたから」という説があるようですね。

また、奈良の御蓋山と形が似ていることから、「三笠」「三笠山」とも呼ばれています。

ちなみに、同じ「どら焼き」でも、以前ご紹介した穴守稲荷の磯崎家では、「銅鑼焼」という商品名でした。

穴守稲荷の磯崎家の黒塔銅鐸
穴守稲荷の磯崎家の黒塔銅鐸

とにかく、どら焼き自体は、その発祥や命名において、蒲田とはなんの関係もありません。

どうしてご当地商品がどら焼きなのかは聞きそびれてしまいましたが、蒲田はこれまで見てきたように、
東京あげパン蒲田あげぱん蒲田温泉まんじゅう、勇吉丸の丸子峠大鯛焼き、ウメヤシキロール武蔵新田ロール池上シュー

あとはまだご紹介していませんがようかんなど和菓子のご当地商品があり、意外と「和洋菓子の町」なのです。

そういう意味では、亀屋万年堂が、何かご当地商品を、というのはわかります。

蒲田という地名やイメージが、ナボナよりもどら焼きのほうが合うと判断したのかもしれませんね。

蒲田には名物の電飾も


蒲田の駅からは少し歩きますが、隣町の南蒲田2丁目には、山崎こじか園という保育園があります。

ここの電飾が大田区名物です。

山崎こじか園



山崎こじか園の電飾

京急羽田空港線が高架化されましたが、羽田空港行きに乗って向かって左側の窓からもきれいに見えます。

この保育園では、暗くなるまでお母さんが迎えに来るのを待っているお子さんたちが寂しくならないように、全体を明るくしているのだそうです。

私は以前、電飾を無駄だ贅沢だと厳しく書きましたが、一般家庭のそれとは違い、山崎こじか園のように、そこに価値や意味を持たれると、評価を変えたほうがいいのかなとも思いました。

物事を判断するというのは難しいものです。

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