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岡田可愛はなぜ『サインはV』の後も石立鉄男の相手役ではなかった?

岡田可愛さんといえば、QCVなどでアパレル関係の仕事をされていますがもとは女優。1日遅れになりましたが、昨日は岡田可愛の誕生日でした。今から45年前に、『サインはV』というバレーボールの実業団チームを舞台にしたドラマがヒット。サユリストやコマキストといった女優フリークが流行しましたが、彼女もカワイストなどといわれていた時期があります。

岡田可愛は『キューポラのある街』(1962年、日活)でデビュー。東宝に入り、女優にとっては登竜門である社長シリーズで娘役を経験しました。

そして、日本テレビが放送したテレビ映画の『青春とはなんだ』(65年)『これが青春だ』(66年)『でっかい青春』(67年)『進め!青春』(68年)など4作連続皆勤。

岡田可愛
岡田可愛オフィシャルブログより

青春学園ドラマ“卒業”後も、『サインはV』(1969年、東宝、TBS)『大江戸捜査網』(1970年、三船プロ、東京12チャンネル)『おひかえあそばせ』(1970年、ユニオン映画、日本テレビ)など人気番組に立て続けに出演して青春スターとして活躍しました。

その後、結婚して第一線からは退きましたが、1989年におしゃれな主婦のためのアパレルメーカー(株)キッズエンジェルを設立。現在もQCVなどでアパレル関係の仕事をされています。

『青春とはなんだ』の原作(石原慎太郎)では、彼女が演じた松井勝子はちょい役でした。

それを、ドラマで当時の東宝一押しだった豊浦美子と同格の存在感にまでスケールアップさせたのは、やはり岡田可愛の人気と存在感が大きかったのだろうと思います。

当時、人気者の女優を起用する大正製薬では、60年代後半は、彼女と長山藍子を起用していました。

日本テレビの青春学園ドラマは、彼女にとってブレイクするきっかけでしたが、ドラマにとっても彼女の存在で人気ドラマになった面は多分にあるだろうと思います。

以前、私はキッズエンジェルにお伺いしたことがあります。

主婦のためのアパレルメーカーを始めたきっかけは、息子さん(俳優の岡田亮輔)を幼稚園に送り迎えするとき、ママ友の服装が気になったから。

よそ行きというほどではないけれど、普段着との中間。家の中の服装より少しだけ小奇麗な服を作ったらニーズがあるのではないか。そう考えたそうです。

女優生活で、もっとも印象に残っているのは『青春とはなんだ』。

中尾彬や林隆三など、ゲスト出演した新劇出身の人から夜通しで演技論を聞くものの、撮影本番では「演技よりも若さをだせ!」と監督に言われた、と振り返っていました。

当時のいちばんの仲良しは松本めぐみ(加山雄三夫人)。当時の出演者はその後も集まって青春ドラマの同窓会を開くほど仲がいいものの、結婚したのは1組(大谷直と梅田智子)だけで、まさに同級生とか同志といった関係だそうです。

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年齢差は問題ではなかったのに


それにしても、人気映画、人気ドラマとたてつづけに出演できたのは幸運でした。

岡田可愛さんご自身も自らの女優生活を「番組に恵まれました」と振り返っているのですが、その時、私が尋ねる前に自らあげた番組が、『おひかえあそばせ』でした。
あと日本テレビの隠れた人気ドラマなんですけど「おひかえあそばせ」。これ、なかなか人気番組でね。私を知っている人は、結構その番組を評価してくれます。石立鉄男さんとか、宮本信子さんとか出てて......4姉妹......5姉妹か。
私 6人。
岡田 えーとね。富士真奈美さんでしょ、宮本信子、嘉手納清美、私......、あ、6人だ。よくご存じ。私のオタクじゃないの。ひょっとしたら(笑)
ということで、石立鉄男ファンにとっては面白い展開ではあるのですが、ただ、このドラマ、せっかく当時の人気女優である岡田可愛を起用しながら、実はヒロインとはいえなかったのです。

事実上の主役である石立鉄男の相手は宮本信子でした。

その前に出演していた『進め!青春』も、岡田可愛は浜畑賢吉に片思いするものの実らない役で、ヒロインは亀井光代でした。

まあ、この時は主人公の相手役としてはまだ若い、ということだったのでしょう。

ただ、『進め!青春』の頃ならともかく、『サインはV』のヒットで、大げさに言えば当時国民的女優とまでいわれた彼女を、どうして石立鉄男の相手役にしなかったのか不思議です。

石立鉄男と岡田可愛の年齢差は実年齢で6歳。宮本信子で3歳差。大して変わりません(ドラマでは宮本信子と岡田可愛は7歳差ということになっていますが)

当時、石立鉄男が出演していた『おくさまは18歳』の共演相手である岡崎友紀とは12歳差だったのですから、岡田可愛が若すぎる、ということはなかったと思います。

石立鉄男ドラマのマニアは多いのですが、このへんについての議論は活発ではありません。

私の予想では、おそらく『おひかえあそばせ』が雨傘番組で終了時期が曖昧だったのと、彼女が『大江戸捜査網』との掛け持ち出演で全話出演できるかどうかわからなかったので、日本テレビが育てた人気者としてキャスティングに華を添える意味で出演はさせるものの、役どころではもっとも重いヒロインにはしなかった、ということかな、と思っています。

というわけで、今日は甚だマニアックな話で失礼します。



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