お肉の情報館。東京23区で唯一の食肉市場、東京都中央卸売市場食肉市場・芝浦と場の中にある無料の展示施設です。合計85572トン、金額にして1137億円の食肉のと畜・解体、流通はどう行われているのか、また食肉の衛生・健康・栄養面を解説した展示や資料など、社会問題と食文化の両面から食肉について知ることができます。
東京(23区)には、野菜・果物、肉、魚、花の中央卸売市場が、全部で11市場あります。
そのうち食肉の市場は、品川にある「東京都中央卸売市場」だけです。
資料は少し古いですが、同所は平成18年現在で、牛肉65028トン(うち輸入157トン)、豚肉20435トン(うち輸入840トン)、その他108トンで合計85572トン、金額にして1137億円を扱っています。
首都である東京の肉の流通を、この1箇所でまかなっているというのは考えてみたらすごいことです。
その食肉のと畜解体を行う「東京都中央卸売市場職人市場・芝浦と場」のビルの中に、「お肉の情報館」があります。
品川駅港南口(東口)を下車して徒歩5分のところにあります。できたのは平成14年12月。
しおりによると、お肉の情報館は「食肉市場のことを知って頂くため、1.と場の業務・役割の紹介 2.肉の生産・流通の紹介 3.食肉市場・と場に対する偏見や差別の解消」などの展示を行っているということです。
実は、館内の撮影については厳しく、全く出来ませんでした。
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どうしてでしょうね。一企業のショールームですと、新製品はなるべく見せないで、という注文がつくのはわかるのですが。「と畜」とか「人権問題」とか、デリケートなことを扱っているからかな。
館内は3分の2ぐらいのスペースが展示物、奥の3分の1ほどのスペースがAVルームになっています。
展示物は、食肉市場の歩み、生産からと畜解体・市場取引までの流れ、衛生検査、生体牛と豚の模型、食肉の歴史と人権、枝肉の格付や内臓部位の説明、革ができるまでの作業工程説明と実物の革の展示などがありました。
資料は、厚みのあるものをずいぶんいただきました。
ショールームでは定番の「しおり」「館内案内」はもちろん、『食肉がわかるQ&A』『はなしのごちそう』『お肉の安心』といった食肉に関するウンチクが書かれた書籍、ブックレットと小冊子、『明るい社会をめざして』というタイトルのブックレットとパンフレットなどです。
『食肉がわかるQ&A』には、「コレステロールの多い食品を食べても大丈夫?」「食肉にはどんなビタミンが含まれているの?」など、栄養学や保健学的な立場からの情報も書かれています。
せっかくなので、少しずつ読んで、なにか役に立つ話があったら改めてこのブログでご紹介しましょう。
品川駅界隈
館内の写真が撮れなかったので、品川駅東口を撮りました。
品川インターシティ
品川グランドコモンズ
スカイウエイブリッジ(品川インターシティと品川グランドコモンズをつないでいる)
品川セントラルガーデン
それにしても、品川はずいぶん変わりました。
東口はまだ私が学生の頃、T新聞社の説明会や就職試験で来たことがありましたが、こういうビルはありませんでした。
品川にしろ、川崎にしろ、横浜にしろ、1980年代後半にガラッと変わっちゃいました
最後は、品川駅のゴジラです。
CSでもゴジラを何度も放送してゴジラブームを起こしていますね。
なぜ品川にゴジラかというと、ゴジラが品川運転所を襲って、京急北品川の八ツ山橋を破壊するシーンがあったからです。
襲われたのにそれを記念するというのは面白いですね。
北品川には『釣りバカ日誌』のハマちゃんの家もあるのですが、その記念碑が立つという話は聞いたことありません。
ゴジラの知名度とインパクトはそれほど強烈なんですね。
今回のお肉の情報館も、3日に書いた
キヤノンキッズパーク2014とともに、品川の無料スポットとしてお勧めします。
お肉の情報館
東京都中央卸売市場食肉市場
東京都港区港南2-7-19
108-0075 Tel03-5479-0651
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