東芝未来科学館、坂本九。共通項は「川崎(神奈川県)」です。市の中部にある小向工場(幸区)から、JR川崎西口駅前のラゾーナ川崎プラザに移転した東芝未来科学館は、ここのところ夏休みで整理券が出る混雑ぶり。また8月12日ということで、地元の川崎小学校出身の坂本九さん追悼コンサートが、東口にある川崎ルフロンのシンデレラステップス(1階正面の光る階段)で行われていました。
このブログでは、2年前に「
東芝科学館、製品と技術の歴史を展示する無料スポット」という記事を書きました。
東芝科学館デモビデオより
東芝が、過去に開発された家電製品や技術について、展示物や技術のデモンストレーションを一般に公開していた施設です。
ここが昨年9月に閉館し、新たに「未来」がついた、東芝未来科学館として、今年1月にJR川崎駅西口の駅前のラゾーナ川崎プラザにリニューアルオープンしました。
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東芝未来科学館
展示スペースがワンフロアに縮小されたため展示物は減っているのですが、期間を区切ったイベントが増えているようです。
夏休みであることと、駅前になったこともあると思いますが、入場には整理券が出ました。「東芝科学館」時代はそんなことはなかったのですが。
展示物。主なものですが。
茶運び人形。からくり人形です。
創業期の展示物。
万年自鳴鐘。要するに万年時計
白黒テレビ73A形
日本初の電気自動釜。左隣りにあるのはゆでたまご器
日本初のマイクロプログラミング式コンピュータ
ビルタッチ。触ると反応する。こうしたフロアにはよくあるデモです。子どもには人気があります。
パネルによる暮らしと電気の関係の説明もあります。
イベントですが、12日は、ミューザ川崎シンフォニー&東芝未来科学館の「音と科学の夏ラボ2014」が開催中でした。
「作ろう、オリジナル楽器」というテーマで、ポンポンダイコというのを参加者が作るものです。
完成品はこんな感じです。
坂本九の追悼コンサート
同じ川崎では、東口にまわると、川崎ルフロンのシンデレラステップスという1階正面の光る階段で、坂本九さん追悼コンサートが行われていました。
坂本九は地元の川崎小学校の出身です。そこで同校の4~6年生35人が坂本九さんのヒット曲を歌うものです。
坂本九さん追悼コンサートは、プレス証がないと取材(撮影)できないとのことで、リハーサル風景を1葉だけ。
『涙くんさよなら』を歌っていました。
私のイメージですと、この歌はやっぱりジャニーズの歌という気がするのですが、もちろん他のヒット曲もひと通り歌っています。
私が坂本九さんの歌で印象に残っているのは、『上を向いて歩こう』と『見上げてごらん夜の星を』かな。
『見上げてごらん夜の星を』は、定時制高校生の歌なんですよね。
定時制高校。一部例外はありますが、夜という「定時」のみの学校生活。仕事をしている人が入る高校です。
現在東京には、全日制とほぼ同じカリキュラムで、合格者の偏差値が60を超える有名大学附属の定時制高校もあります。
どうも、この歌ができた頃とは、定時制高校のイメージや存在理由が変わってしまったようですが、少なくとも当時は、全日制か定時制かの違いは、経済的な事情が大きかったのではないでしょうか。
60年代や70年代は、裕福でない家庭が多かったので、実際に定時制に進むかどうかにかかわらず、こういう歌に感情移入ができたのだと思います。
坂本九の追悼コンサートは12日だけですが、ミューザ川崎シンフォニー&東芝未来科学館の「音と科学の夏ラボ2014」は17日まで開かれている(参加無料)そうなので、関心を持たれた方はどうぞ。
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