大蒲田祭に行ってきました。文字通り、東京都大田区の南部である蒲田のお祭りです。JR蒲田駅東口のポプラード(バスの始発所、休日は歩行者天国になる)に、蒲田各丁目や近隣の町の神輿が集まる「神輿連合渡御」が毎年開催されています。今年は8月1日~3日まで開かれました。
主催は蒲田東口商店街商業協同組合。当日は、露店や各種催しが昼間から行われています。
JR蒲田駅東口
全景
今回はプロレス団体が参加していました。大日本プロレスです。
多団体化した上に、プロレス業界自体が埋没してしまっている中で、大日本プロレスは“デスマッチ”も売り物によく頑張っていると思いますが、まあ祭りの助っ人とともに、自分たちのPRということもあったと思います。
でも蒲田とどういう接点があったのかな。
パネル展示
フラダンス
神輿1
神輿2
神輿3
バネル展示やパンフレット配布をしていた大田観光協会
2012年は、『梅ちゃん先生』でリアル蒲田が舞台になったため、ずいぶん盛り上がりました。
今年は、場所は大森なのですが、『花子とアン』の赤毛のアン記念館・村岡花子文庫が大田区にあるため、それが大きく取り上げられています。
『大田の観光』夏増刷号
赤毛のアン記念館・村岡花子文庫は、日本に「赤毛のアン」を紹介した村岡花子の書斎が改装されてできたものです。
このブログの昨年の8月4日、「
尾崎士郎、川端龍子、赤毛のアンなどの記念館を訪れました」で訪問しています。
蒲田ってご存じですか
リアル蒲田と書きましたが、蒲田というと、工場と歓楽街の町で、ガラが悪いだの、生活レベルが低いだのといったイメージをもつ人もいるようですが、それはものを知らないさかしらな人と軽蔑してもいいでしょう。
昨日も書いたように、工場地帯は大田区中南部に広いのですが、森ヶ崎や羽田、糀谷などに集中しており、いわゆる住居表示が「蒲田」のところに工場はほとんどありません。歓楽街は駅前ならどこでもあります。
蒲田というと、テレビ番組やネット掲示板では、いわゆるアラウンドがあまりにも広範に含まれることでうまれる誤解ではないかと思います。
東・西・南蒲田、東・西・南六郷、東・西・南・北糀谷、羽田、池上、森ヶ崎、大森中、果ては馬込や久が原、仲池上あたりなど、大田区の中南部すべてが「蒲田」扱いですが、それは全く意味のない区切り方です。
そういう私も、それまで「アラウンド蒲田」に長く住んでいたのですが、いわゆるリアル蒲田(蒲田1丁目)には3年前に3ヶ月ほど暮らし、蒲田というのが、意外にも静かな住宅街だということを経験しました。
勝手な先入観で決めつけずに、その町の良さを謙虚に知ることが必要だと地元にいながら痛切に感じたものです。
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