池上(東京都大田区)の夏の催しです。ローカルな話ですが、「500個の風鈴の音を聴く」という催しが、6月29日~7月20日に池上本門寺でありました。7月19日~20日にかけては、その門前町に鎮座する徳持神社が例大祭を行いました。どちらも行かれた地元の方もおられるかもしれませんが、私も19日の徳持神社と、20日最終日の池上本門寺に行ってきました。
池上本門寺(日蓮宗)は、住居表示でいうと東京都大田区池上1丁目。東京の南端にある大田区のほぼ真ん中に位置しています。初詣のニュースでよく取り上げられるので、全国的に知られているお寺ではないでしょうか。
その門前町である池上は1丁目~8丁目までありますが、西端の8丁目にあるのが八幡神の徳持神社。
とくに信仰もないくせに、元地元民として大きな催しがあると一応顔を出しています。
500個の風鈴の音を聴く(池上本門寺)
池上本門寺はいろいろな催しを普段から行っているのですが、「500個の風鈴の音を聴く」というのは初めて行ってきました。
池上本門寺は、正面の総門を入ると此経難持坂(しきょうなんじざか)という階段があります。ここは地元の学校の運動部がよくランニングに使ってますね。
私も中学の頃、なんとなくモンモンとするとここを登り降りしました。
そこを登り切るとしばらく道が続いて、たどりつくのが仁王門。どこかでアントニオ猪木をモデルにして作ったと聞いたことがありますが、普通逆ですよね。
仁王門をくぐってしばらく歩くと大堂につくのですが、500個の風鈴は、此経難持坂と仁王門の間の道に集中的に下がっていました。
七夕のように、参拝者が短冊にいろいろ書いていました。
もう少し早く行って記事にすればよかったですね。残念ながらこの催しは今日の午後8時で終わってしまいました。
最終日でも、見に来る人はずいぶんいました。親子連れが多かったようです。
最終日だからギリギリセーフです。
徳持神社例大祭(夏祭り)
徳持神社(八幡神)については昨年の1月、
とんど焼きに行ったことを書いたときに、ご紹介したことがあります。
とんど焼きというのは、旧年のお札や正月飾りなどをお焚きあげする小正月の火祭りです。
私はお焚きあげするものはとくになかったのですが、小一時間並んで、配られるお汁粉と焼き芋をいただいてきました。
その徳持神社のもうひとつの大きな行事が、毎年7月第3週末に行われる例大祭です。
徳持神社にかぎらず、例大祭というのは、祭神や神社にとって特別な日だそうです。
2年に1度、神輿が池上会館という集会場から出発するのですが、池上本門寺も御会式の時は池上会館出発です。
神社と寺院で頂いた御札は一緒に祀ってはいけないなんて俗説もありますが、そういうときって、神も仏も同じなんですね。
私は19日の夜に顔を出してみました。
提灯は駅前商店街から本堂まで続いていました
境内はもうぎっしり夜店が入っていて賑やかでした。
神楽殿を開放した「舞台」では、比較的年配の方々が踊っていました。この対面には、町内の人がゴザを敷いてなにか食べながら見ています。21世紀になっても、自分が子供の頃とあまりかわらない光景です。
夏祭りというのは、いつになってもかわらない風物詩なんでしょうね。
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