ジャンボ鶴田といえば、プロレスラーとして活躍した元AWA世界ヘビー級選手権者。祥月命日が(2000年)5月13日ですが、出身団体の全日本プロレスでは、その日にもっと近い“プロレスの聖地”後楽園ホールの興業(16日)で、「ジャンボ鶴田メモリアル特別試合」を開催すると発表しました。
『東京スポーツ』(5月9日付)によると、鶴田保子夫人と長男の裕士氏が、渕正信取締役、和田京平レフェリー、秋山準、諏訪魔、木原文人リングアナと会談して決まったそうです。
カードは、渕正信、井上雅央組対秋山準、金丸義信組。
井上雅央は鶴田の元の付き人で、肝炎から復帰したジャンボ鶴田が、初めてバックドロップを炸裂させた相手です。
試合後、「相手が強敵だったから」と答えた鶴田のインタビューには思わず笑ってしまいましたが、とにかく縁のある選手たちで試合を行うことが決まったわけです。
秋山が“強敵”の井上に、バックドロップを決めるフィニッシュも十分考えられますね。
人生の踊り場は要注意か
ところで、ジャンボ鶴田が肝臓がんで亡くなったちょうど4年後の2004年5月13日には、歌舞伎俳優・十二代目市川団十郎が、「急性前骨髄球性白血病」と診断されたことをスポーツ各紙やワイドショーが報じています。
当時の報道では「軽症」のタイプとされましたが、その後、2度の再発の挙句に骨髄異型性症候群を発症。十二代目市川団十郎は2013年に亡くなってしまいました。
5月13日というと、他にジャズドラマー・日野元彦がすい臓がんで死去(1999年)した日でもあります。
ジャンボ鶴田は、海外のフィリピンで死亡したため発表が1日延びましたが、発表された14日には、俳優の三浦洋一が食道がんで亡くなっています。
いずれも、平均年齢から考えると明らかに若い40代後半から50代半ばです。「人生の踊り場」と言われる年頃です。
スポンサードリンク↓
その世代の死亡にまで至ることもあった重篤な病気の報道は、パッと思い出しただけでも中村勘三郎の肺がんと急性呼吸窮迫症候群(57歳で死亡)、青江三奈の膵臓がん(55歳で死亡)、西田敏行の急性心筋梗塞(55歳)、范文雀のリンパがん(49歳で死亡)、西城秀樹の脳梗塞(48歳)、星セント・ルイスの肺がん(ともに56歳で死亡)などがあります。もちろん、きちんと調べたらもっとたくさん出てくるでしょう。
定期検診を否定する医師もいますが、人生を諦めるには早過ぎる関所です。早期発見を心がけて注意深くなることは決して悪いことではないと私は思います。
糖質制限に振り回された
ということで、私もその世代にあたるため、個人的に少しだけ気にしているのが血糖値。
ラーメンライスは当たり前。麺類・パスタの類はご飯と一緒に食べ、チョコレートもアイスもまんじゅうも大好きという生活を改めなかった私は、
前年度の健康診断で「ヘモグロビンA1C」値が5.6でした。
その前が4.9だったので、さすがに急上昇を深刻に捉え、コバカにしていた糖質制限を始めてしまいました。
実は調べる数値がJDS(日本独自の値)からNGSP(国際標準値)に変更になったので、0.4は増加して当たり前だったのですが、慌て者の私は額面通り0.7の上昇におびえて「ライス」を減らし、お菓子を一切やめ、食事の量自体も制限したところ、1.5ヶ月で3キロも痩せ、BMIは18まで落ちて、実はこの連休中は体調を壊して寝ておりました。
ブログであれほど「極論は信用するな」と書いておきながら、糖質制限に振り回されてしまったわけです。
『週刊現代』のGW号(5月10・17日号)には、「健康基準値、大変更!『血圧』と『血糖値』のウソ!」という記事が出ています。
『週刊現代』(5月10・17日号)より
製薬業界との癒着で「正常値」が変わる矛盾を指摘していますが、ホント、いいかげんにしてもらいたいですよ。
やれ少食がいい、糖質制限しろといい、一方ではその逆の意見が出てくる。
彼らはそうやってマスコミに出て、名前が売れて儲かるかもしれませんが、国民はたまりません。
そもそも、人によってその適量には個人差があります。紋切り型の断言など非科学的です。
医学会諸分野の方々に申し上げたいのは、個人のわずかな臨床体験だけでなく、きちんと学術的なお墨付きを得てからマスコミで発表してもらいたいですね。
健康情報・本当の話
- 作者: 草野 直樹
- 出版社/メーカー: 楽工社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
Facebook コメント