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田中実さんを思い出しながら元同級生との関係を考える [芸能]

田中実さんを覚えていますか。NHK連続テレビ小説『凜凜と』や『刑事貴族』シリーズで有名になった清潔感のある実直な2枚目俳優です。彼が亡くなってから今日でまる3年になります。東日本大震災とその後の原発事故で、国民が憂鬱な毎日を送る中での訃報でした。享年44歳といいますから、俳優でなくとも働き盛り。若い頃の苦労が実り、いちばん仕事が面白い頃のはずです。

発見された時、夫人はパートづとめだったといいます。

当時の芸能マスコミは、とくに震災後、俳優にとって厳しい環境であったことを報じ、将来を儚んでのものであることを示唆していました。
「景気悪化による広告収入減や地デジ化への設備投資で昨年来、ドラマの制作現場ではギリギリの経費節減や人員の整理が行われた。そこに大震災がきて、『完全に干上がった』と悲鳴が上がっている」(『夕刊フジ』2011年4月27日付)

真ん中の列の真ん中が田中実さん

田中実さんといえば、実家の「鳥よし」を思い出します。

実は田中実さんは、私と同じ中学の出身です。

何学年違うかは書きませんけどね。

今もFacebookで「友達」になっている、副島孔太さん(元ヤクルトスワローズ、オリックス・ブレーブス)もそうです。

もっとも、私はもともとその土地の人間ではなく、中学入学前に突然転居してきました。

田中実さんや副島孔太さんとは違い、その区域の小学校出身でもなかったのです。

そして、実を言うと私はお受験失敗組。

つまり、本来入る予定ではなかった中学でした。

さらに、今はわかりませんが、私の時は出身小学校ごとにグループができるような“伝統”があったので、私は入学式から在籍はしていましたが、最後まで馴染めませんでした。

まあ、本当はそんなことはなかったのかもしれないけれど、「本当はここに入る予定ではなかったのだ」という不本意な気持ちがあったので、なんでも悪く解釈していたのかもしれません。

在学中に父親も亡くなりましたし、私にとってはあまり思い出したくない3年間です。

でも田中実さんは私と違い、そこで生まれ育ち、ほぼ地元の都立高校に進んでいます。

ですから、たぶん幼なじみで高校まで一緒、という友達も多かったのではないでしょうか。

俳優という、同業者でないとわかりにくい仕事ではあっても、悩みごとを相談したり、困ったときに助けを求めたりする友人はいなかったのかな、なんて思います。

Facebookがきっかけになるか……


私の中学時代の同級生のうち、同じクラスだったり、比較的親しかったりした人が、現時点でわかっているだけで2名病死しています。

これから歳を取ると、その数が増えていくんですよね。

自分がそうなるのはもちろん困りますが、たとえ他の人であっても、某かなりとも喪失感を抱かずにはおれません。

きっと、田中実さんの同期(21期)の人たちもそうだろうと思います。

私はこれまで、このブログでは「Facebookがわからない!?」「Facebookの評判がよくないというニュースから考える」「『ネットのバカ』が嘆く「Facebookは気持ち悪い」の真意は?」などで、何度も書いているように、私の価値観の問題で、Facebookを積極的には使っていません。

現在もこのブログが精一杯で、Facebookで自己主張をしようという計画はありませんが、今の自分のアカウントは、「友達」の半分近くを、何年もご無沙汰した小学校~大学までの元同級生が占めています。

「何年もご無沙汰した」わりには、みなさん、私のことは「よく覚えている」らしいですが。いったい何を覚えてるんだか(笑)

ずーっと前に、たまたま同じ学年・クラスだっただけで、その間ブランクがある関係など、ほとんど初対面に等しいものとは思いますが、転居などで散り散りになってしまった交友関係を復活する気があるならば、これは大切な接点です。

田中実さんのことを考えた時、今からでもその関係をもう1度見なおしてみるのもいいのかな、という気もしました。

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