『プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100 ファンにも検索エンジンにも好かれるブログ運営の極意』(コグレマサト/するぷ著、インプレスジャパン)という書籍を読みました。タイトルは「プロ・ブロガー」ですが、記事の書き方やテーマの決め方などは、ブログの目的や運営規模にかかわらず、すべてのブロガーが日々更新していく上で必要なこと、役に立つことが書かれています。
昨年12月17日に、このブログで『必ず結果が出るブログ運営テクニック100』という書籍について書きましたが、今回の『プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100』は、その続編といっていいと思います。
Kindle(電子書籍)版は、2冊を合わせた200のテクニックを収録して発売されています。
先日ご紹介した『必ず結果が出るブログ運営テクニック100』は、ブログ記事の書き方、ソーシャルメディアを使った仲間の増やし方、さらにはブログで収入を得ることなど、ブログ運営全般のノウハウを1つのテーマを見開き単位で解説しています。
>>詳細クリック
こちらが当ブログでのレビュー記事です。
>>『必ず結果が出るブログ運営テクニック100』で背中を押されたこと
今回の『プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100』は、ブロガーならば誰もが望むはずの「アクセスアップ」はもちろん否定していません。
>>詳細クリック
が、やみくもに「アクセスアップを目指そう」ということではなく、その質、つまり読者にどう読まれるかということを考えた記事の作り方を指南しています。
たとえば、アクセスアップおよびブログ運営の根本となる「書き続ける」ことのためのノウハウ解説などは、すでにブログを開設している人も、確認しておいた方がいい事柄が含まれています。要約してご紹介します。
・アクセス数より記事数を目標にする(半年に200記事)
・目標達成していないからといって、週末にまとめて書くのではなく積み残しを翌週にまわして帳尻を合わせる
・楽に楽しく書ける環境をつくる(マックユーザーならMarsEditを推奨)
・どこでも書ける環境にする(著者は「するぷろ for iOS」を開発して推奨)
・時間がなくて書けない、ではなく、限られた時間で書けるものを書く(字数を減らすなど)
私は2013年、1日1記事以上、年間で365記事以上という目標を立てました。
結果、ジャスト365記事でした。
厳密には366記事でしたが、ひとつ某所からクレームが入りSo-netの判断で公開を止められ……(汗)
半年で200記事というと、月に33記事以上書かなければいけないわけですね。
「書こうにもネタがないんだよ」
という方のために、ネタの探し方と書き方も解説されています。
・フィルタ型記事……webサイトの紹介とそれについての自分の意見で記事を作ります。So-netブログは「AFPBB News」からワンクリックでニュースを転載できます。この場合、コツはテーマを狭く深く。記事の論旨が明確になるし、ブロガーのブランディング(この人はこういうことに興味がありこんな考えを持っていると知ってもらう)につながるからです。
・テレビの番組表から……後日放送される予定の番組について先回りして書く
・トレンドキーワード……「Googleトレンド」や「Kizasi.jp」などから流行のキーワードを知り自分の考えをまとめてみる
・旅行・散歩・イベント・買い物・食事……これは誰でも書いていますね。
・トラブルや困ったことの解決までの経緯……悩み系はアクセスが伸びやすく公益性も高い
さらに、同書ではこんなアドバイスもしています。
・「何を書く」かだけでなく「何を書かない」かも決めておく
スポンサードリンク↓
プロ野球・政治・宗教ネタをどう扱うか
よく、人と話すときは「プロ野球・政治・宗教」ネタに気をつけろといわれます。
でもそういうことを気にすると、話題の選び方が制限されて、結局無難なところで“いない人の悪口”になっちゃうんですよね(苦笑)
よほどの悪意でなければ、それも方便なのかもしれませんが、不器用な私はそういうのが苦手でね。
やっぱりアンフェアな気がしませんか。
陰口を言っておきながら、別の場では何事もなかったようにその人と話ができる世渡り上手な人間を、私はどうも信用できません。
まあそれはともかく、同書では、ブログを書く上で、プロ野球ネタはそんなに気にする必要なし、ただし政治・宗教はやめた方がいい、というアドバイスをしています。
私はこの点、少し同書とは考えが違うかもしれません。
私には特定の信仰はないことと信仰の自由は尊重することを旗幟鮮明にして、その上で各宗派とは付き合える範囲では付き合います。
たとえば、「冥福を祈る」という表現は宗派によってはいけないことなので、私はどなたのことであってもまず使いません。
その上で、社会規範や人権と衝突するトラブルについては、どんな宗派だろうが批判します。
つまり、無信仰の立場をはっきり謳った上で、いち社会人として是々非々で常識的な範囲では話題にしてもいいのではないかと思います。少なくとも「いない人の悪口」に逃げこむよりよほど前向きです。
教団によってはちょっと関わらないほうがいい場合もありますが、いかなる場合も話題として避けると決めてしまうと、それだけ話の広がりが窮屈になってしまい機会の損失につながるのではないでしょうか。
政治的な話ですが、これも、ただ避けることは機会の損失だと思うので私は賛成しません。おおいに書いたらよろしいと思います。
ただし、私は特定のセクトやイデオロギーに立った「だけ」の意見を全く評価しません。
そんなものは各党に聞けば済むことで、大事なのはそのブロガー個人が自覚的にどう考えるかという話なのです。
マスコミの受け売りもなんだかなあと思いますね。
それに、たとえば「右」の人が自分の立場から話をしても、「左」の人は聞き入れる訳ありませんから、どこまでいっても平行線です。
そういう記事をシコシコ書いててもつまんないでしょう。
私だったら、やはり是々非々で考えられる点はそれを極めた上で、価値観が食い違ったら、どこかで一致しているところはないのか、そこからなにか進められないか、というふうにもっと前向きで建設的な視点を探します。
……と、私が書いていることは、同書に比べるとかなり尖っているかもしれませんが、こういう主張こそがブランディングのためには必要ではないかと思います。
ということで、後半は自分の意見になってしまいましたが、『プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100 ファンにも検索エンジンにも好かれるブログ運営の極意』、ブログ運営の理解を助けてもらうために読まれることをおすすめします。
Facebook コメント