『必ず結果が出るブログ運営テクニック100』(インプレスジャパン)という書籍を読むました。著者はプロブロガーのコグレマサト氏とするぷ氏です。ブログを書く際に心得ておいたほうが良い「書き方」、ブログとSNS(social networking service)の連携、ブログアフィリエイトと、大きく分けて3点について書名通り100のテクニックを紹介しています。
プロブロガーというのは、文字通りブログをビジネスとしている人のことをいいます。
支持者を持った、メディア然としたブログ運営者をアルファブロガーなんて呼びましたが、基準がはっきりしないからか、その言葉はあまり普及はしていないような気がします。
それに比べると、プロブロガーは、「プロ」がついた時点で意味がわかりますね。
同書によると、プロブロガーの「プロ」には2通りあるといいます。
ひとつは、運営者がブログを使い自身をブランディングしていく。つまりブログをプロモーションの手段としている場合。
もうひとつは、ブログやページを量産して、その広告収入やアフィリエイト収入などでたつきの道を得ている場合です。
『必ず結果が出るブログ運営テクニック100』の著者、コグレマサト氏やするぷ氏は、後者の「プロブロガー」だそうです。
後者は、ブログ運営者自身が無名でもなることが可能な「プロ」なので、みなさんも、私にもチャンスはあるわけです。
というわけで同書の内容ですが、100のテクニックを伝授することで、ブログの自己実現を目指しています。
「自己実現」というのは、書きたいことをより多くの人に閲覧してもらい理解してもらうということです。
冒頭に述べたように、同書は大きく分けると3つのポイントがあります。
ブログの書き方について
私が読みながら付箋を付けた「気になるところ」をご紹介すると、たとえばこんな感じです。
70~80%の力でいいので毎日書く
アクセス解析を見て、自分のブログはどんな記事が読まれているかを把握する
週1回でもいいから自分の記事について反省会をもつ
ブログを楽しんで書くことが大切
ネタ集めはGoogleリーダーで効率良く行う
検索エンジンはブログにとって最重要の流入先なのでSEOを行う
レビュータイトルは実体験から来る気持ちをストレートに込める
釣りタイトルはダメ
アクセス解析について、私は何度かこのブログで記事を書きました。
>>So-netブログ、アクセス解析の怪
>>無料アクセス解析ツール比較、あなたは何をお使いですか?
同書でもその必要性は強調されています。書きっぱなしではなく、読む人がどう反応しているかを知ることはブログを発信する者の責任ということです。
同書では、記事がウケなかった場合の対処も書かれています。
読まれなかった原因を洗い出し、改善する
ネタはそのままで、記事の切り口を変えてみる
本当に書きたいことをあきらめない
とりあえず、あらゆる場所で言い続ける
私もそうでありたいと思いつつも、実際にブログを書いていると、「これ、しつこいかな」などと気が引けてきて、結局書きたいことを引っ込めてしまうことはあります。
その意味で励みになる「テクニック」です。
ただ一点。「釣りタイトルはダメ」だけは、私の意見としては留保をつけたい気持ちです。
「釣りタイトル」で閲覧者を集めても、期待はずれだと逆に評価を落とすというのは同書の見解。
それはもっともなんですが、ただ、そのタイトル自体がいささかセンセーショナリズムでも、ブログの各記事がきちんと書かれているものなら、まともな閲覧者は「期待はずれ」の記事も含めて他の記事もきちんと読んでくれる可能性もあります。
ブログに呼びこむための手段として、私はタイトルをいささか大仰にすることはいちがいに否定はできません。
SNSとの連携について
ブログを多くの人に知ってもらい閲覧してもらうために、ツイッターやFacebookと連携しましょう、という話です。
そのためのツールやクラウドサービスも紹介しています。
ツイッターについては、私は今年の9月から積極的な連携を始めました。
>>Twitter、後発・初心者用無料ツールを比較する
>>Twitter、3ヶ月で5万フォロワー達成の秘訣
前回記事から20日たち、現在は複数アカウントの合計が約6万2000フォロワーです。10万の大台になったらまた記事にしようと思っています。
一方、Facebookの方はサッパリです。
>>Facebookがわからない!?
>>Facebookの評判がよくないというニュースから考える
前回も書いたように、顔出しをしないブログと、顔出しのFacebookでは文化が違う。私はそう決めつけていて、連携させるにはどうしたらいいのかを真剣に考えていなかったのかもしれません。
が、同書によれば、顔出しの自分のアカウントとは分けて、そのブログのFacebookページを作って連携すればいい、と書いてあります。そして、その使い方に便利なツールが紹介されています。
そういう方法は頭ではわかっていましたし、実際にSo-netブログでもそのようなブログを拝見したことはあるのですが、自分がする、ということはなぜか思いつかなかったです。
これまでも、このブログではFacebookと連携をしていないのに、記事によって「いいね!」が増えることがありました。
ブログを多くの人に知っていただくために、尻込みしていないでチャレンジしてみようかと思っています。
ブログアフィリエイトについて
繰り返しますが、同書の著者はプロブロガーです。
ブログには広告やアフィリエイトコードをつけています。
そこで、経験に基づいたいろいろなASPの紹介や効果的なアフィリエイトのノウハウも書かれています。
興味ある方は同書でご確認ください。
それで食べている方のノウハウですから、きっと学ぶべきことがあると思います。
……ということで、まあ、こういう書籍のレビューを書いても、ことSo-netブログではウケません。
アクセスアップを目指すなんて、ガリ勉の点取り虫だよ、といわんばかりのネガティブなコメントが実際に書かれたこともあります。
でもまあ、同書に書かれているように、「本当に書きたいことをあきらめ」ず、ツイッターやFacebookと連携して「あらゆる場所で言い続ける」ようにすれば、そのうち噛み合う建設的なやり取りも出来るようになるかな、なんて期待しています。
まあそれ以前に、たんに私の書いてある内容がくだらないからウケないだけかもしれませんが……(汗)
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