山口百恵として活躍した三浦百恵さんの近況をうかがえる写真が、今週発売の『女性自身』(11月19日号)に掲載されて話題になっています。11月19日(1980年)は三浦友和、山口百恵の結婚式。32枚目のシングルである『一恵』がリリースされた日です。
例年この頃は、三浦百恵さんの近況が記事になるのですが、盗撮や追いかけ回した“激写”ではなく、ありふれた旅行のスナップ写真であることが今回の特徴です。
タイトルは「百恵さん(54)結婚33年目の“感謝”旅行ー夫友和と『グアムの休日』」。
子どもたちも大きくなって夫婦二人で「第二のハネムーン」をグアムで楽しんだというのですが、よく読むと旅行したのは半年以上前の4月の話です。
なぜ今頃記事にするのかと思いましたが、11月19日の結婚・引退の日に合わせたわけですね。
記事の見出しは「夫婦ツーショット」となっています。
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が、これもよく見ると、何人かで撮った写真を三浦友和夫妻が写っているところだけ切り取ったものです。
写真は2点あるのですが、その夫婦の切り取り写真の方は、言われないとわからないぐらいかわっています。
先日、桜田淳子がサンミュージックプロダクション・相澤秀禎会長のお通夜に駆けつけて話題になりましたが、ふっくらしただけで、はっきり本人と分かりました。
>>ちょっと!桜田淳子が17年振りに登場よ!!
それだけに、三浦百恵さんの変わり様はびっくりです。
いつかカムバックを、という色気が心のどこかにある人と、そんな野心は全くない人の違いかもしれません。
この夫婦を語るときは、山口百恵・三浦友和夫妻、と三浦友和のほうが後ろに書かれるのですが、山口百恵引退後も“百恵の夫”とさんざんいわれながらも、黙々と俳優としての実績を積み重ね、今や三浦友和として勲章(紫綬褒章)をもらうところまできました。
この人を最初に見たのは、『ザ・ガードマン』(TBS、1965年~1971年)の後番組で『シークレット部隊』という保険調査員のアクションドラマ。見習い社員の役でしたが、俳優としても役と同じで“見習い”の粋を出ていませんでした。
それが、2004年に、『弟』(テレビ朝日)という石原裕次郎をドラマ化した作品で裕次郎役を演じたときは、細かいクセまできちんと抑えた演技にびっくりしました。
そりゃ、“見習い”から30年たってれば“熟練工”になっていてもおかしくはないですが、期待されながらフェードアウトした2枚目俳優なんてたくさんいますから、よく残ってここまできたなあと思います。
私は、この人主演の『スーパーポリス』というドラマで飛行機の乗客役になったことがありますが、そのドラマは不人気ですぐ打ち切られていました(苦笑)
『一恵』(1980.11.19)
一恵/想い出のストロベリーフィールズ
作詞:横須賀恵
作曲・編曲 A面:谷村新司(編曲:萩田光雄) B面:杉真理(編曲:萩田光雄)
CBS・ソニー
山口百恵が一切の仕事を終えた日、つまり事実上の引退をしたのは10月15日。ホリプロ20周年記念式典でしたが、正式にはこの歌がリリースされた日が引退の日とされています。
山口百恵自らが作詞者・横須賀恵として参加。谷村新司が作曲し、ジャケットは篠山紀信が撮影しています。
ジャケットの裏側には、『としごろ』に始まった彼女の全31作のシングルジャケットが掲載され、「ありがとう」というメッセージとサインが書かれた色紙のコピーまで付けられています。
そして、この歌のリリースの日は結婚式当日。挙式は赤坂の日本基督教団霊南坂教会、披露宴は東京プリンスホテル・鳳凰の間で行われました。
招待客は1800人。仲人は宇津井健夫妻、友和側の主賓は東宝社長・松岡功氏、百恵側の主賓はCBSソニー会長・大賀典雄氏。父親との縁に恵まれなかった彼女は、父親代わりに所属事務所の社長・堀威夫氏を選んでいます。
80年は、長嶋茂雄巨人監督“辞任”、王貞治や野村克也の現役引退などもあり、時代の区切りを感じさせました。
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