岩谷時子さん、世代を超えた「青春学園ドラマ」などの歌詞を提供 [芸能]
岩谷時子さんが亡くなった、というニュースが話題になっています。
岩谷時子さんといえば、越路吹雪のマネージャーとして知られていますが、ビジネスの関係ではなかった(つまり無報酬)といいます。
作詞家としては、宮川泰さんとのコンビで、ザ・ピーナッツや園まりの歌を、弾厚作(加山雄三)とのコンビで加山雄三の歌を、そして、いずみたくさんとのコンビで青春学園ドラマ関連の歌を、『サインはV』『美しきチャレンジャー』『アテンションプリーズ』などテレビドラマの主題歌も手がけました。
私にとって、とくに思い出深いのは、亡くなる前日にあたる10月24日、その48年前に放送開始された『青春とはなんだ』(東宝、日本テレビ)の主題歌と挿入歌、布施明が歌った『若い明日』と『貴様と俺』です。
「わっか~い、ひ・の~、わっか~い、ゆめ~、あお~ぞらに、えがいて~」
「そ~ら~に、もえ~てる~、でっかい、たい~よお~」
昭和のドラマや映画について詳しい泉麻人氏が、青春学園ドラマについて回想するとき、この歌詞を書くのですが、みんな同じこと考えるんですよね。私も今回書いちゃいました。
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ここを口ずさむと、野々村先生(夏木陽介)とか、寺田勇作(矢野間啓治)とか、久保良吉(木村豊幸)が泥だらけのユニフォームでランニングしているシーンが浮かんできます。
『青春とはなんだ』は石原慎太郎氏の原作ですから、もちろん石原裕次郎が演じている日活映画版もあります。
まあ、石原裕次郎のほうが、夏木陽介よりも脚は長いし、当時は『太陽にほえろ』の頃みたいに太ってなかったし、洗練された野々村先生だったかもしれません。
ただ、劇中で、生徒までが「おれは~待ってるぅぜ~」なんて歌うシーンがあるほど、はっきりと“石原裕次郎の世界”でした。
一方、夏木陽介主演のドラマ版は、「青春学園ドラマ」という先生個人のブランドではない世界を確立。この後も主役を代えて、竜雷太、浜畑賢吉、東山敬司、村野武範、中村雅俊と、足掛け9年に渡るシリーズとなりました。
その象徴として、中村雅俊主演の『われら青春!』(1974年)まで、岩谷時子さんといずみたくさんの歌は劇中で使われていたのです。
青春モノで9年といいますと、今40代後半の人から60ぐらいまでの人たちが“青春リアル世代”ということになりますね。
世代を超えて、「青春」の象徴として君臨したわけです。
まあ、こうした昭和に活躍された方が亡くなると、“昭和は遠くなりにけり”で結ぶことになるのですが、この時ぐらいは、岩谷時子さんの生前のご遺徳を偲びながら当時を思い出しましょう。
岩谷時子さんといえば、越路吹雪のマネージャーとして知られていますが、ビジネスの関係ではなかった(つまり無報酬)といいます。
作詞家としては、宮川泰さんとのコンビで、ザ・ピーナッツや園まりの歌を、弾厚作(加山雄三)とのコンビで加山雄三の歌を、そして、いずみたくさんとのコンビで青春学園ドラマ関連の歌を、『サインはV』『美しきチャレンジャー』『アテンションプリーズ』などテレビドラマの主題歌も手がけました。
私にとって、とくに思い出深いのは、亡くなる前日にあたる10月24日、その48年前に放送開始された『青春とはなんだ』(東宝、日本テレビ)の主題歌と挿入歌、布施明が歌った『若い明日』と『貴様と俺』です。
「わっか~い、ひ・の~、わっか~い、ゆめ~、あお~ぞらに、えがいて~」
「そ~ら~に、もえ~てる~、でっかい、たい~よお~」
昭和のドラマや映画について詳しい泉麻人氏が、青春学園ドラマについて回想するとき、この歌詞を書くのですが、みんな同じこと考えるんですよね。私も今回書いちゃいました。
ここを口ずさむと、野々村先生(夏木陽介)とか、寺田勇作(矢野間啓治)とか、久保良吉(木村豊幸)が泥だらけのユニフォームでランニングしているシーンが浮かんできます。
『青春とはなんだ』は石原慎太郎氏の原作ですから、もちろん石原裕次郎が演じている日活映画版もあります。
まあ、石原裕次郎のほうが、夏木陽介よりも脚は長いし、当時は『太陽にほえろ』の頃みたいに太ってなかったし、洗練された野々村先生だったかもしれません。
ただ、劇中で、生徒までが「おれは~待ってるぅぜ~」なんて歌うシーンがあるほど、はっきりと“石原裕次郎の世界”でした。
一方、夏木陽介主演のドラマ版は、「青春学園ドラマ」という先生個人のブランドではない世界を確立。この後も主役を代えて、竜雷太、浜畑賢吉、東山敬司、村野武範、中村雅俊と、足掛け9年に渡るシリーズとなりました。
その象徴として、中村雅俊主演の『われら青春!』(1974年)まで、岩谷時子さんといずみたくさんの歌は劇中で使われていたのです。
青春モノで9年といいますと、今40代後半の人から60ぐらいまでの人たちが“青春リアル世代”ということになりますね。
世代を超えて、「青春」の象徴として君臨したわけです。
まあ、こうした昭和に活躍された方が亡くなると、“昭和は遠くなりにけり”で結ぶことになるのですが、この時ぐらいは、岩谷時子さんの生前のご遺徳を偲びながら当時を思い出しましょう。
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