肩こり解消法に興味があります。かなり深刻だからです。マッサージは、いくら揉んでもらってもスッキリせず、逆に欲求不満になるのでやめました。そんな私が、タイトルに惹かれて手にとった書籍は『肩こりは10秒で治る』と『3分で劇的に楽になる指だけヨガ』です。どちらも、肩をもまない肩こり解消法です。
『肩こりは10秒で治る』の著者である佐藤青児氏は、マッサージ師でも鍼灸師でも整体師でもなく歯科医です。
虫歯と肩こりになんの関係があるの?
口腔を入り口とする体の構造を探っていくと、驚くべき方法で肩こりが解消する、と書いています。
佐藤青児氏が発見した肩こり解消法は、
肩の筋肉を「ゆるめる」こと
略して「筋ゆる」というのだそうです。耳鳴りや頭痛も一緒に解消できるとか。
ただし、肩はもみません。ストレッチも勧めていません
マッサージをすればするほど、肩の筋肉は硬くなるといいます。ストレッチも一時的といいます。筋肉には、ジョギングなどの激しい運動もマイナスといいます。
このへんは、経験的になんとなくわかります。
では、具体的にどんなことをすればいいのか。
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書籍には幾通りもの「筋ゆる」が書かれていますが、いちばん簡単なのは、肩甲骨の下にバスタオルをあて、顔の横に腕を真っ直ぐあげて仰向けになる「片手バンザイ筋ゆる」です。
引っ張られていた僧帽筋を緩めるそうです。私には、やはりストレッチの一種に見えるのですが、ストレッチは伸ばして、「筋ゆる」は緩めるのだそうです。
youtubeに動画がかなりアップされているので埋め込みます。なお、これは佐藤青児氏ご自身がアップしているものなので、著作権侵害とyoutubeにチクっても徒労に終わりますよ。
10秒で肩こりが改善 NEW 誰でもできます。
これだけでなく、youtubeにはたくさんアップされています。中には、お腹のあたりをマッサージしている動画があるのですが、マッサージの資格は必要ないのでしょうか。
もうひとつ、揉まない肩こり解消法として、『日刊ゲンダイ』(10月21日付)に「指だけヨガ」が紹介されていました。
「ヨガの腹式呼吸と指の動きを合わせるだけで、全身の血液の流れがよくなり、代謝がアップします。1日3分間の実践で、1カ月に5キロせたという人もいます」
とコメントしているのは、“指だけヨガ”の考案者で、『3分で劇的に楽になる指だけヨガ』(メディアファクトリー)の著書があるヨガ・インストラクターの深堀真由美氏。
内容を引用しますが、たぶん文字だとわかりにくいですよね。
まず、背筋を伸ばし合掌した状態で、ゆっくり呼吸する。
「鼻から大きく息を吐ききったら、頭の中で1・2と数えながら鼻で大きく息を吸い、3・4・5・6と数えながら鼻で息を吐きます。この6秒で〝1呼吸(A)″とします。呼吸は丹田を意識した腹式呼吸です」(深堀氏)
次に指を開き、手のひらだけ離して指先同士だけがくっついた状態にする(写真上)。親指同士を強く押しつけ合わせながら3呼吸(Aを3回)。同様に人さし指から小指まで終えたら、最後は全ての指を強く押し合わせて1呼吸。ここまでで、基本形の1セットだ。
新聞には当然「写真上」が掲載されているので、それを再現するとこんな感じです。
こちらも、youtubeにたくさんアップされていました。
ネスレ 簡単1分ヨガ 指ヨガ+足先立ちのポーズ
マッサージで揉まれる時の刺激がイイ、という方には物足りないかもしれませんが、肩こりが解消という目標に向けて、いろいろ試みてもいいのではないかと思います。
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