Twitter(ツイッター)。今更説明するまでもありません。フォローされたアカウント(フォロワー)に対し、140文字以内のツイート(つぶやき)を投稿。フォローの輪によって意見や情報を共有・拡散するサービスです。
ネットの使い方には大きく二通りあるといわれます。
ひとつは、facebookのようなSNSを使いこなし、ブログも、名前など個人情報を特に隠すことなく活動する“顔が見える”タイプ。
もうひとつは、ブログでも匿名、facebookなどSNSは、やらないか、限られた人にのみ見せる“顔出ししない”タイプ。
私は、このブログで、自分の生活を書いているようで、実は名前も職業も年齢も明かしたことがない、facebookもいまだに馴染めない後者のタイプです。
が、そんな私でもなんとか使えるのがツイッターです。
一見SNSで、実は社会的影響力をもった覆面可のツール。従来の発信手段のいいとこどりですね。
流行に乗り遅れてばかりの私は、ツイッターも本格的に始めたのは3年前からです。
一部の信用できるSo-netブログユーザーの方々にもフォローしていただいて、今も投げ出さずにぼちぼちつぶやき続けています。
そんな後発組の私を支えてくれた、実際に使ったツールを以下に書いてみます。
ちなみに、現在のフォロワー数は、事情によりアカウントが複数になっていますが、重複を除いた合計で1万9000ぐらいです。
◆Twitter webクライアント(アプリ)
ツイッター(Twitter)webクライアント(もしくはアプリ)というのは、ツイッターを行う際、ツイッター社が提供している操作画面よりも、ツイートや閲覧などの機能が使いやすくなるようにカスタマイズしたものです。
無料で、アカウントを登録すればすぐに使えるものがいくつもあります。
日々つぶやき、ファロー・アンフォローを繰り返す大切なところです。
まずは、ここからきちんと決めたほうがいいと思います。
twilog
http://twilog.org/
ツイッター社の標準クライアントに次いでユーザーが多いクライアントです。ツイッター歴、影響力(リツイート率など)、日別ツイート、ツイート数&平均/日などが表示されています。
デザインはブログ様式で、メインカラムにツイート、サイドバーにアーカイブやフレンズ(リツイートの多いアカウント)などが表示されています。
ただし、これは本家のツイートをブログ形式で表示するだけで、画面から直接つぶやくことはできません。もっぱら、つぶやいたものを発信したり自ら分析したりするものです。
twittbot
http://twittbot.net/
これは私がもっとも頻繁に使っているクライアントです。何がいいかというと、複数アカウントを管理できることです。
事情があって別のアカウントを作った。でも、旧アカウントもフォロワーがいるので生かしたい。そんなときに並行して管理できます。メインカラムの上部に操作メニューが、左側のサイドバーに管理している複数のアカウントが表示されています。
ついっぷる
http://twipple.jp/unlogin/
初心者でも使いやすいといわれているツイッタークライアントです。同じ画面に、ツイートタイムランと、「@つながり」が同時に表示されるほか、トレンド分析や注目アカウントの紹介などの機能もあります。
NECが身売りを決めたビッグローブが運営しています。といってもビッグローブ会員である必要はなく、事前登録もいりません。ツイッターのアカウントとパスワードだけで利用できます。
SOICHA AIR
http://soicha-air.softonic.jp/
クラウドサービスとの連携機能があります。マルチアカウントに対応しています。探したいユーザーやツイートを見つけることもスムーズに出来ます。
ソフトをインストールして使います。今まではtwittbotを主に使ってきましたが、これからはこちらを使う機会が増えてくるかもしれません。
◆フォロー・アンフォローツール
ツイッターを効率よく行うものとして、自動、もしくは半自動フォロー・アンフォローツールがあります。
web、もしくはパソコン上のアプリケーションソフトによって、自動的、もしくは最低限の処理でフォロワーを増やしたり削除したりするツールです。
ツイッターは、拡散が効果を実感できるのはフォロワー1万人以上になってからなどといわれます。
フォロワーになってもらうには、まず自分からフォローすることがひとつの方法ですが、だからといって、やみくもにフォローすることはできません。
なぜなら、フォローの数は2001アカウントを過ぎたら、フォロワーの1.1倍と決まっているからです。
さすれば、自分の趣味や価値観が合いそうなアカウントを次々フォローしながらも、逆にいつまでも自分をフォローしてくれないアカウントはとっとと削除する。それらを並行して進めなければなりません。
フォロワー1万に辿り着くまで手作業でそれを続けるのは大変です。
そこで、ネット上にはそれらを行ってくれるツールやwebサービスがあるわけです。
これらについては、存在や使うことに対して考え方いろいろあると思いますが、私はポリシー違反にならない限りは、使うことを否定しません。
そもそもツールを禁じる気なら、APIを公開せず一切のアプリを禁止すればいいはずですが、ツイッター社が定めるTwitterルールはそこまで徹底していません。
つまり、ツイッター社は、利用者支援のツールとして、ツールの存在を否定はしていないことがわかります。
Twitterルールにおける、関連禁止事項を確認しますと、
・特に自動化されたアプリやツールで、短期間に多数のユーザーをフォローしたりフォロー解除をした場合(過剰なフォローまたはフォロワーチャーン)
・フォロワーを増やしたり、自分のプロフィールを注目させるなどの目的でフォローおよびフォロー解除を繰り返した場合
となっています。
つまり、フォロー&フォロワーツールは、
「短期間に多数」でない場合の利用を禁じていません。
では何をもって「短期間に多数」なのか。
それは結局、Twitter, Inc.が決めることです。
つまり、ユーザーとすれば、
アカウントが凍結されなければセーフ。凍結されたらアウト。
としか判断することができません。
ということで、自動ツール、私が知っているものをいくつかご紹介します。
ツイッター インフィニティー
https://www.facebook.com/infnities?ref=stream
フォロー、フォロー返し、アンフォローなどを自動的に一定の間隔で行います。自分のマシンにインストールするソフトウェアタイプです。
複数アカウントを管理しているユーザーには大変便利です。無料のフリーウエア版で2アカウントまで管理できます。※3アカウント以上の利用は有償版になります。
欠点は、検索文字列からの抽出能力が高すぎてフォローが速すぎ、作りたてのアカウントは、もっとも遅いペースに設定しても、アカウント凍結をくらってしまう可能性が高いことです。私が試しに新しいアカウントで使ってみたところ、3度も凍結されました。
ただ、アカウントを作成してから一定の時間がたったものは順調にフォロワーが増えます。そうですね、500フォロワーぐらい育ったものなら、あとは安心してみていられます。
鬼ったー
http://www.onitw.net/
2つのキーワードを設定しておけば、そのキーワードをつぶやくアカウントをフォローしてくれます。web上で操作するツールなので、インストールの必要がありません。無料です。
私は、ツイッターを始めた頃に使ったことがありますが、最近は利用していません。
なぜ使わなくなったかというと、私の使い方がまずかったと思うのですが、アンフォローが十分にできていないと感じたからです。つまり、フォローとフォロワーのバランスが崩れてしまうんですね。
まあそれは、この手のツールに共通していえることなのですが。バランスが崩れたからといって手動で急なフォロー減らしをしてしまうと、アカウント凍結の原因になるので、つねにフォローとフォロワーの比率を見比べなければならず、インフィニティーのような「ほったらかし」感は味わえないように思います。
FriendOrFollow
http://friendorfollow.com/
メールアドレスを登録すると、フォローしているアカウント、フォロワーのアカウント、相互フォローしているアカウントなどをアイコンで表示します。アイコンの上にマウスを置くと、そのアカウントの詳細情報を表示できます。フォローしてくれない人をまとめて簡単に解除(アンフォロー)できます。
manageflitter
http://manageflitter.com/
機能としてはFriendOrFollowと基本的に同じです。違うのは、登録の必要はなく、その都度アカウントとパスワードを入れれば使えること、アカウントの詳細(最終ツイートの日時や内容)がマウスを当てなくても表示されることなどです。フォロー解除はクリックひとつでできます。私は主にこちらを使っています。
◆外部連携
twitterfeed
http://twitterfeed.com/
ここに更新するサイトを登録すると、更新のたびにRSSを読み込み、記事タイトルや内容の一部をTwitterに自動で投稿してくれるサービスです。
これはSo-netブログのようなブログサービスには必要ありません。So-netブログでは、事前に設定しておけば、ブログの投稿タイトルは自動的に設定したアカウントにツイートされるからです。
ただ、その機能がないwordpressや、HTMLのタグによって作った一般のサイトの更新にこれを使うと便利です。
……というわけで、まあ、ある程度の期間、ツイッターをされている方なら、定番すぎるツールかもしれませんが、私がツイッターを始めた頃は、こんな便利なものがあるとは知らず、しなくてもすんだかもしれない回り道をしました。
ツイッター。積極的にやってみたい気持ちはあるけど、なんか面倒だ、と思われている方は、こうしたツールを使われてみてはいかがでしょうか。
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