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ザ・タイガース“復活”コンサート、かつての確執は仁亀と似てる? [芸能]

ザ・タイガースが44年ぶりに復活すると『日刊ゲンダイ』(10月1日付)が記事にしています。12月のコンサート。京セラドーム大阪や東京ドームなど、大きな器がすでに前売り券売り切れというからすごい。68年8月に、日本初のスタジアムライブとなる『ザ・タイガース・ショー~真夏の夜の祭典』を後楽園球場で開催。その人気は社会現象とまでいわれたグループの面目躍如です。

ゲンダイ・タイガース.png

ザ・タイガースというと、名前だけ覚えている世代は、“ジュリー”こと沢田研二のグループと見ているかもしれません。

しかし、実際には“トッポ”こと加橋かつみも根強い人気があったと私は記憶しています。

田村正和をもう少し優しくしたような端正なマスクが印象的でした。

しかし、彼は少しナイーブすぎました。

事務所(渡辺プロ)の方針であくせくと働く日々に疑問を覚え、グループをいったんは脱退してしまったのです。

もしかしたら、沢田研二中心のグループに不満があったのかもしれません。

その後、岸部シローがメンバーに加入。

トッポは解散後の再結成時にはちゃっかり名を連ねましたが、いったんはグループを離れた加橋かつみが再合流するにあたっては、沢田研ニも賛成ではなかったといわれます。

そして、もうひとり、グループには沢田研二との確執が噂された“ピー”こと瞳みのるがいます。

一説には、沢田研二と加橋かつみの対立で加橋の側にいたといわれますが、彼のわだかまりは、加橋かつみより重かったようです。

解散後、人見豊として学業に戻り、慶応高校の教師に就職して芸能界から“足を洗った”こともあるかもしれませんが、ザ・タイガースが80年代に同窓会的に一時“復活”しても不参加。あの人は今、のようなものにも顔を出していませんでした。

それだけに、今回の44年ぶりのオリジナルメンバーによる復活は、ファンとすれば万感胸に迫るものがあるのでしょう。

で、私からすると、GSは世代的に自分より一回りぐらい大人の人たちで、断片的な記憶しかないのですが、その程度で勝手なことを述べますと、ザ・タイガースはジャニーズ事務所のKAT-TUNと重なるところがあるような気がしています。

ちなみに、SMAPがクレージーキャッツ、TOKIOはザ・ドリフターズですね。

SMAPはグループでもピンでも仕事をしているのはクレージーがモデルになっているし、TOKIOは楽器の担当とメンバー構成が似ているのです。

で、いったいザ・タイガースとKAT-TUNのナニが似ているのかというと、沢田研二=亀梨和也、加橋かつみ=脱退した赤西仁、瞳みのる=田中聖に立場やキャラクターが似てるなあ、なんて思ったわけです。グループとしてやんちゃなところもなんとなく重なるし。

KAT-TUNも、出だしはすごかったんですよね。ポストSMAPとかいわれて。赤西仁の留学騒動でその流れをぶっ壊されましたけど(苦笑)

芸能史に名を刻んだグループサウンズの雄と、ジャニーズタレントの中でも序列がそれほど上にいるわけではないKAT-TUNを一緒にするな、なんていう人もいるかもしれませんね。

そうかもしれません。

でも、しょせん人間社会の営みですから、時代がかわろうが、活躍する場やスケールが違おうが、共通する点があるのは不思議なことではないと思いますよ。

それに、両方を知る世代って実は意外と少ないかも。だから遊び心でそういう見方も面白い、なんて思うんですけど。どうでしょう。

いずれにしても、今後、喧嘩別れした解散グループが、復活して昔の名前でもう一稼ぎ、という後続がもしかしたら出るかもしれないですね。

だとしたら、今度は誰でしょう。

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