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「抱きしめたい!For ever」の浅野温子と浅野ゆう子、どっちが幸せ? [芸能]

「抱きしめたい!For ever」(10月1日21時~23時19分)という、かつての人気作品のスペシャルドラマで復活が話題になっている浅野温子と浅野ゆう子のW浅野。改めて2人のプライベートまで含めた比較をして、「どっちが幸せか」という記事を『日刊ゲンダイ』(9月25日付)が書いています。

日刊ゲンダイ・W浅野.png
『抱きしめたい!』は、フジテレビの“木9”枠で1988年7月7日~9月22日まで放送された、いわゆるトレンディドラマの代表的な作品。主演が浅野温子と浅野ゆう子だったことから、W浅野として注目されました。

その浅野温子と浅野ゆう子を同紙は比べています。記事によると、W浅野と言っても、浅野温子は順調満帆。浅野ゆう子は平坦とはいえないから「別々の人生」とした上でこう書いています。
「温子はもともと売れっ子でしたが、ゆう子は、『抱きしめたい!』のおかげで女優の仕事が増えた。W浅野というくくりで得をしたのは、ゆう子の方でしょうね」(芸能事務所マネジャー)(中略) 「平坦な道のりじゃなかったからこそ、ゆう子の演技には広がりとか深みとか、すごみすら感じられます。ゆう子はとにかく仕事が大好き。今秋出演する『劇場版SPEC~楕~』は、堤幸彦監督に直談判して役を得たそうです。一方、温子は橋田寿賀子ドラマ『なるようになるさ。』に出演していますが、ネット上では『演技が下手』と酷評されています」(芸能リポーター)

そこで、同誌は「長い目で見れば、女優としての評価で上回るゆう子の方が幸せ」かと結んでいます。

たしかに、『抱きしめたい!』で浅野ゆう子の女優としての格は上がったかもしれませんし、浅野ゆう子のほうが色々苦労しているように思いますが、彼女が自分の現在のポジションを獲得するためには、それだけではなかったと思いますよ。

もともと浅野ゆう子は、アイドル歌手としてデビュー。以来、折々に、自分が何を求められているか、どういう立場であるべきか、それに噛みあうキャラクターに自らを合わせていったからこそ芸能界で生き残ることができたのだと思います。

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アイドル時代は、脚の長さを売り物にするためホットパンツをはき、12歳~15歳まで人気ドラマ『太陽にほえろ!』にお茶くみ役で出演して名前を売りながら、10代後半の「ベテラン」になると水着の仕事を積極的に入れました。

といっても、今のグラドルのように水着になるだけでなく、ドラマにも出演していました。

たとえば、私の好きなドラマの一つだった『俺はご先祖さま』(83年、NTV)では、主人公(石坂浩二)の結婚相手ではないかと思わせるほど役になりきっていたように、グラドル女優の範疇ではありますが、きちんと役をこなしていました。

ところが、その頃の映像やグラビア写真と、トレンディドラマ時代の彼女の化粧は明らかに違います。

ドラマで生きることを決めたのか、彼女はそれまでのグラドルキャラに区切りをつけたことがわかります。

1995年には、主演が決まった映画「蔵」で、宮沢りえ準主役降板騒動がありました。

理由は、「浅野温子ならともかく、浅野ゆう子(主演)より名前が下なのは許せない」

もちろん、あのかっぷくのいい宮沢りえの母親の意向でしょうね。

このときは、浅野ゆう子も、製作総指揮者の松方弘樹も、大人の対応をしてそこで騒ぎは収まりましたが、まあ、当時は土屋アンナどころの騒ぎではありませんでした。

つまり、それだけ世間の注目と同情を集めたわけですが、そこをチャンスと見た浅野ゆう子は全力投球。日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を獲得し、“トレンディ女優”から、本格女優としてのポピュラリティを獲得したわけです。

ですから、「W浅野」はそうした彼女の芸能生活の転機のひとつであり、そこだけを見てしまうのは彼女の努力を矮小化したものになってしまうと思います。

その点、浅野温子の方は、いまだに『パパはニュースキャスター』(1987年)や『あぶない刑事』(1987年~88年)時代の演技そのままですからね。

「50過ぎてそれはねーだろ」と思うか、「50過ぎてもそんな演技を貫くのはある意味立派」と見るべきか。それは価値観によるでしょう。

W浅野というのは、かわることで生き続けてきた浅野ゆう子、かわらない浅野温子と、女優としての生き方や哲学が全く対照的です。

「どっちが幸せか」というのはわかりませんけど、どちらも自分の「ほしのもと」やキャラクターで頑張ってるわけですから、とくに優劣を付ける必要もないように思います。

余談ですが、浅野温子というのは、我が地元で同年代ですから、高校時代から名前は知ってました。

大森の浅野温子、蒲田の手塚理美が当時のご当地アイドルでしたね。

浅野温子は結婚後も、あるスポーツジムを夫婦で利用していて、以前そこを取材したときは、魚住夫妻(浅野温子の結婚後の苗字)の評判は良かったです。

人間的には悪くないんでしょうね。

太陽のいたずら(1975年6月5日)

太陽のいたずら/夢みる季節
浅野ゆう子
作詞:A面島田真由美 B面二落合武司
作曲:ダニ一石尾
編曲者:あかのたちお
ビクター音楽産業

浅野ゆう子5枚目のシングルになります。浅野ゆう子はTBS系列放送の『歌う新人王決定戦』で優勝してスカウトされました。

この歌は、当時の人気芸能雑誌『平凡』が歌詞を一般公募してできた歌です。当時はしばしばそうした歌詞募集の企画がありました。

今改めて歌詞を見ると、ちょっと大胆に相手の男性を誘っている女性の話し言某で書かれています。

長い脚とスタイルの良さを強調するために、彼女は当時からホットパンツを多用していましたが、そんな彼女が「隠れた肌」「秘密の肌」と歌うのはなかなかなまめかしい。

私も当時、その記事を見て応募しようと原稿用紙を買い込んだものの、結局応募どころか、そもそも1行も書けなかった恥ずかしい記憶が蘇ります。

さて、懐かしドラマの復活。『ショムニ』は残念な結果となりましたが、『抱きしめたい!For ever』はどうでしょうか。

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