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大田区の児童交通公園、徹底特集 [大田区散歩]

大田区の交通公園は3か所、と8月18日の記事で書きましたが、正確には、蒸気機関車が置かれている交通公園が3か所で、交通公園と名がつくところは全部で5か所あります。過去にご紹介したところも含め、今回は大田区の児童交通公園5か所の特集とさせていただきます。

大田区の公式サイトを見ると、「区内に4箇所の交通公園があり、子供用の自転車やゴーカート等に乗ることができます。」と書かれています。そして、「4箇所」とことわっておきながら、その下には5か所の交通公園の名称と住所が紹介されています。

入新井西公園   大森北4-27-3
大森西交通公園  大森西3-4-19
東調布公園    南雪谷5-13-1
萩中公園     萩中3-25-26
森ヶ崎交通公園  大森南4-9-3

それは、おそらく一番下の「森ヶ崎交通公園」が2011年12月にできたばかりのため、それ以前に書かれていた文章の修正ができていないのだと思います(といっても2年近くたっているのですが……)。

交通公園。自動車教習所のような道路や踏切、信号、横断歩道などが設置され、乗り物を貸し出している公園です。したがって、どの公園も無人ではなく必ず職員がいます。安心して遊べる無料スポットです。

・森ヶ崎交通公園
森ヶ崎交通公園.png

大森東特別出張所の隣に新設されました。区の5か所の公園の中ではいちばん新しいだけあって、まだきれいです。

森ヶ崎・オープニング.JPG
オープニングイベント(この画像は区の公式サイトより拝借)

乗り物の貸し出しもあるため、夜間は閉鎖。利用時間は午前8時30分~午後5時で、乗物利用時間は午前9時から午後4時です。

森ヶ崎交通公園3.png

信号も本格的です。

森ヶ崎交通公園4.png

森ヶ崎交通公園6.png

乗り物は消防自動車が置かれています。

森ヶ崎交通公園5.png

乗り物を楽しみながら、道路標識を覚えられるようにするという意図の公園です。

森ヶ崎交通公園2.png

・入新井西児童交通公園 


大田区の公式サイトとは名称が違うのですが、公園にはこう書かれています。昨年12月11日の記事でご紹介した公園です。

5つの公園の中では一番狭いのですが、交通公園ですから、道路や乗り物の貸し出しなどがあります。やはり9時から16時まで。



蒸気機関車はC-57-66。静態ではなく半動態の保存です。



平日なら1日2回、土曜は1日3回、日曜祝日は1日4回、いきなり汽笛がなり、蒸気機関車のピストンが動き大動輪が回りだす(動輪が1分に6回転する)デモンストレーションがあります。

入新井西児童交通公園のC57 66


JR大森駅から徒歩7~8分といったところでしょうか。区内の交通公園の中では、JRの駅にもっとも近い公園です。

・大森西交通公園
大森西交通公園.png

大田区唯一の大学病院、東邦大学病院の近くにあります。電車の最寄り駅は京急線の大森町。こちらは徒歩4~5分で着きます。

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貸出の乗り物は自転車、ゴーカート、豆自動車、三輪車など幼児・児童用ばかり。小さなお子さん向きですね。

大森西交通公園3.png

普通の公園にある遊具も設置されています。主に地元の人が利用しています。春になると桜がきれいなので、その時期が来たらお花見に来られるのもいいかもしれません。

大森西交通公園2.png

・東調布公園
東調布公園.png

新幹線・横須賀線が通る雪谷大塚という町にあります。最寄りの駅は、東急池上線御嶽山(おんたけさん)駅になります。ナイトゲーム設備の整った野球場やプールも敷設された総合公園です。

プールは温水もあります。

区のサイトより

D51-428蒸気機関車が置かれています。

D51東調布公園.png

D51東調布公園2.png

やはりお子さんに人気がありますね。

D51東調布公園3.png

道路は直線とクランクだけでなく、ロータリーのように回っているところもあり変化があって楽しそうです。

東調布公園4.png

東調布公園5.png

・萩中公園・がらくた公園


敷地は東京ドームの約1.4倍。今年リニューアルして新しい乗り物も加わりました。8月18日の記事でご紹介した公園です。

こちらもプールや野球場があります。何しろ広い。道路も長く、四つ角やカーブもあります。





蒸気機関車は東武鉄道で1966年(昭和41年)の9月頃まで走っていた四輪連結テンダー機関車。



少なくとも私は、1969年(昭和44年)にこの公園でこの機関車を見ていますから、東武鉄道をお役御免になった後、すぐにこちらにやってきたのではないでしょうか。



そしてもうひとつは都電荒川線7000形車両(7008号車)。



つい最近まで荒川線はこの車両だと思っていました。それだけ馴染みのある車両なんでしょうね。



といったところですが、もうひとつオマケ。

大田区には「あおぞら公園」という晴れやかな気持ちになれる名前の区立公園があります。

あおぞら公園.png

が、行ってみると、ポンプ場(生活排水や雨水など下水を処理する所)の屋上に土を盛っただけ。

遊具なし、広場にはベンチとトイレがあるだけで、ポンプ場から出る下水処理の換気で、デリケートな人は涙とせきが出る名前とは正反対の気持ちになる公園でした。

ただ、屋上にあり、近隣を見下ろせるので命名は間違っていないのかもしれませんが。

こうした下水処理場に作った公園が、大田区にはあと2か所ありますが、こちらもまた、機会がありましたらまとめて記事にしたいと思います。

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