羽田太鼓に穴守の鈴。これらは、昨日散歩した羽田名物の和菓子店・磯崎家が発売している商品です。食べログなどネットのお店紹介でもおなじみです。羽田太鼓というのは銅鑼焼(どら焼き)で、穴守の鈴は一口最中(もなか)です。どちらも地名から命名したご当地和菓子というわけです。
お店の所在地が羽田(4丁目)ということで、現在の住居表示による地名を付けたのと、羽田沖にあった穴守稲荷は東京国際空港(羽田空港)ができて同地最寄駅(京急羽田空港線)のすぐ近くに移転。駅名も(稲荷橋前から)穴守稲荷駅になったことから、穴守という名前もご当地ということになったわけです。
穴守稲荷をイメージした駅舎の写真を撮り忘れたので、2年前の3月11日に撮ったものを載せます。
この写真を撮った2時間後に、あの東日本大震災が起こりました。この日はそのまま京急蒲田方面に帰りましたが、もし逆に羽田空港に行っていたら空港に足止めだったのかな。
駅前商店街は、「穴守ふれあい通り」といいます。
商店街に人がうつっていませんが、ゴーストタウンということではなく、この日は記録的な猛暑で、しかも撮影時刻がお昼という一番暑さ厳しいころだったので、誰も外に出ていなかっただけです。
駅から1分ほど歩いたところに、磯崎家があります。(大田区羽田4-11-7 03-5705-2558)
店内に入ると、店員さんが黒豆茶を出してくださいました。豆大福、黒糖まんじゅう、ふぶき(きんとん)、きんつば等一通りそろっていますが、今回ご紹介するのが、冒頭にも挙げたご当地和菓子の羽田太鼓と穴守の鈴です。
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羽田太鼓は3種類あったのですが1つは売り切れでしたので残りの2種類を買いました。
虎焼・一粒栗
黒糖銅鑼
銅鑼・手芒栗(白いんげん、売り切れだったのでパンフレットから)
いずれも粒あんで甘さほどほど。皮はやわらかかったです。
穴守の鈴は、穴守稲荷神社の鈴をイメージして作ったそうです。
中はやはり粒あんです。餡子は北海道産大納言小豆だそうです。
穴守稲荷に参拝した人がおみやげに買って帰るのにちょうどいいですね。
こうしたご当地商品というのは、一応その地名を付けただけというものが多くそれほど魅力を感じないのですが、磯崎家については、また来てみたいなという気になりました。
穴守稲荷駅は、京急本線が高架化したことで、東京都大田区における唯一の地上駅になりました。
穴守稲荷駅から先の羽田空港方面は93年に地下を走ることになりましたが、私は4年前にこんな動画をyoutubeにアップしていました。
穴守稲荷のトンネル・電車はどちらから出てくるでしょう
その他、羽田の名物は
以前ご紹介した大田区立羽田図書館があります。(大田区羽田1-11-1 03-3745-3221)
大田区が米マサチューセッツ州セーラム市と姉妹都市の関係にあることがきっかけで作られたそうです。もちろん、セーラム市の関係図書も収集されています。それでいて、中は、畳の上に座椅子が並ぶ和室もあります。
建物は洋館作り、読書は和室でくつろぎながら~そんな宣伝文句がぴったりの図書館です。
ということで、次回は糀谷・六郷方面を散歩したいと思います。
今日の大田区散歩コース(穴守稲荷)
TOKYO大田区GUIDE(大田観光協会)掲載の地図より
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