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加賀八郎さん(THE GOOD-BYE)を『You惑~May惑』で偲ぶ [芸能]

加賀八郎さんが亡くなったと報じられています。ジャニーズ事務所の本格ロックバンドTHE GOOD-BYEのメンバーです。THE GOOD-BYEといえば、私がおぼえているのはやはり『You惑~May惑』です。29年前、1984年の7月5日にリリースされました。味の素『マリーナ』のCMソングで、コマーシャルにはTHE GOOD-BYEのメンバー全員が出演していました。

ヨッちゃんも落胆…ザ・グッバイのベーシスト加賀八郎さん死去
 ジャニーズ事務所に所属していたロックバンド「THE GOOD-BYE(ザ・グッバイ)」のベーシスト、加賀八郎さんが2日、都内の病院で多発性骨髄腫のため、亡くなったことが3日分かった。55歳だった。
 「THE GOOD-BYE」は1983年に野村義男(48)を中心に結成され、90年に活動休止。2003年「再会ライブ」で復活し、翌04年にはアルバムをリリース、ライブツアーを行った。
 加賀さんは白血病を患い、長く闘病生活を続けていた。今年は結成30周年ライブなども予定していたとあって、関係者によると、野村をはじめメンバーは落胆しているという。(スポニチアネックス2013年7月3日)

多発性骨髄腫は壮絶な闘病の期間が長いうえに、予後も思わしくないことが多いのです。

おそらくこの3年は、治療によって少し数値が改善して明るい気持ちになったと思ったら、また数値が悪くなってドーンと突き落とされることの繰り返しを何度も経験したのだろうなあと察します。

体も心もボロボロになってしまうんですね。ご本人ももちろん大変ですが、家族もたまらなかったでしょう。

You惑~May惑

You惑~May惑/LOVEAGAIN
作詞 A面:野村義男、B面:THE GOOD-BYE
作曲・編曲 A面:曽我泰久/編曲:THE GOOD-BYE、B面:THE GOOD-BYE
ビクター音楽産業
1984年7月5日

田原俊彦、近藤真彦とともに“たのきんトリオ”の一員だった野村義男が、満を持して結成した本格ロックバンドであるTHE GOOD-BYEの4枚目のシングルです。

THE GOOD-BYEは『気まぐれOneWayBoy』(83年9月1日)でシングルデビュー。第25回日本レコード大賞・最優秀新人賞や、第14回日本歌謡大賞・放送音楽新人賞などを受賞しました。

メンバーは野村義男のほか、曾我泰久、加賀八郎さん、衛藤浩一ら4名です。

ジャニーズのデビュー組にしてはめずらしく、メンバーの入れ替えや欠員は一切無しです。

彼らは、どちらかというと、失礼ながら事務所の戦略的には一押しメンバーというわけではなかったと思います。

メンバーのまとめ役や調整役的立場として使われていたというか、たとえば野村義男のたのきんトリオは、79年10月26日に放送が開始された『3年B組金八先生』(TBS)の生徒役でデビュー。翌年にフジで放送された『ただいま放課後』(第一部)で再び生徒役を演じて人気を不動のものにしました。

しかし、その年にデビューしたのは田原俊彦だけで、その翌年に近藤真彦がデビュー。野村義男、つまりTHE GOOD-BYEのデビューはさらにその2年後になりました。

曽我泰久などは、ジュニア時代から通算すると、もう5つぐらい所属グループが変わっているはずです。もちろん、自分の意志でグループを移動することはありません。ジャニーズ事務所の方針です。

その都度事情はあったわけですが、第三者から見ると便利屋的な扱いに見えなくもありません。

でも彼らは腐らずに、しっかりと自分の道を見誤らず進んだのでしょう。それがTHE GOOD-BYEだったのだと思います。

ジャニーズで音楽性を標榜するグループは他にもいますが、彼らはその中でもとくにレベルが高く、リリースしたどの曲にも彼らにしかできない独自のノリがありました。

この『You惑~May惑』もビートルズを意識したテイストと独自の軽快なリズムで構成され、歌詞はハードロックに強い影響を受けている野村義男が担当しました。

ジャケットはスタンダードなものですが、夏の明るく軽快な雰囲気が際立っていて、いいジャケットだなって思います。

そう思いませんか。

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