多摩川土手の「矢口の渡し」の跡地まで来たのが昨日のこと。今日は、「大田の観光 夏」(大田観光協会)に掲載されている「ちょっと長い散歩」の武蔵新田コースの後半をご紹介します。
昨日ご紹介した矢口の渡しの跡は、多摩川の土手を降りた川沿いの草むらに看板が立っています。その土手と土手のふもとには道があります。
4.多摩川の土手
多摩川は東京と神奈川を隔てている川です。
小冊子「大田の観光 夏」によると、「土手の石段を上ると、目の前に多摩川の広々とした風景が広がります。抜けるような青空に、肩からふっと力が抜ける気がします」と書かれています。
きれいな表現ですよね。ま、確かにそのような場所ですが、ただ、これから2ヵ月ぐらいは、ちょっとまぶしくて暑くて散歩は厳しいかもしれません。何しろ屋根がないですから。
小冊子によると、昨日ご紹介した「矢口の渡し」跡地から、上流に向かってもっとも近い橋であるガス橋(下丸子)の下までが今回の散歩道における「多摩川の土手」になっています。
が、もちろんその左右にも土手は続いています。
ちょっと脱線しますと、マップから多摩川をさらに下流に進み、国道15号線(第1京浜国道)とぶつかる六郷橋まで人が歩ける土手は続いています。
そして、さらに下流に行くと、
昨年12月10日にご紹介した最下流地域(羽田)にたどりつきます。
ここは西に大師橋、東に東京国際空港(羽田空港)へつながる首都高速道路があります。
アナゴ釣りの船や屋形船が東京湾から帰ってきたり、また出て行ったりします。
羽田というと、京浜工業地帯の下請け工場と空港の町というイメージがあるかもしれませんが、もともと漁業が盛んだった町ですね。
さて、今回の散歩コースに戻ります。
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5.ケヤキ並木
多摩川の土手を上流に30分ほど歩くと、ガス橋に到着します。ガス橋は、南側が神奈川県川崎市平間、北側は都道311号(環状八号線)に向かう道です。
その後者には、立派なケヤキが緑のトンネルのように続いていることで知られています。
6.洗濯資料館(白洋舎)
「大田の観光 夏」より
ガス橋の土手沿いにはキヤノン、そして白洋舎があります。同社には五十嵐健治(白洋舍の創業者・ドライクリーニングの創始者)記念洗濯資料館があります。(東京都大田区下丸子2丁目11番1号TEL03(3759)1336)
が、残念ながら行った日(土曜日)は休館日でした。これはまた改めて行ったときにご紹介したいと思います。
6-1.たまちゃんバス停留所
↑これはwikiのものを使わせていただきました
で、その洗濯資料館へはどう行けばいいかというと、大田区コミュニティバス(大田区が矢口・下丸子地域において運行するコミュニティバス)、通称たまちゃんバスの「白洋舎前」が最寄りの停留所です。武蔵新田駅からいろいろまわる循環路線です。
7.妙連塚三体地蔵尊
白洋舎から10分ほど北に上ると、昨日ご紹介した新田神社に祀られる新田義興の3人の家臣が、地蔵として祀られています。(下丸子2-1-8)
8.連光院の武家屋敷門
都指定文化財です。江戸時代末期の建築で、「小大名格の武家屋敷門としては格調正しい様式を備えており、構造・形式ともによく保存されてい」(大田区の公式サイト)るとのことです。(大田区下丸子3-19-7 03-3777-1070)
下丸子商店街の裏にあるのですが、まさか東京23区の商店街の裏にこのような建物があるとは……。ただ、公開は外観のみでした。
多摩川サイクリングコース(たまリバー50キロ)
マップにはありませんが、「8.連光院の武家屋敷門」からまっすぐ多摩川に向かうと、多摩川サイクリングコースに着きます。そのうち、羽田から羽村までのおよそ50キロについては「たまリバー50キロ」と公募で名付けられました。
ここは土日は必ずどこかのチームが野球の試合をしています。
ということで、今日は多摩川土手を通って下丸子までのコースでした。
小冊子には、池上、千鳥町、久が原のコースも掲載されていますが、これはまた別の機会に。梅雨時なのでいつとは約束できませんが、晴れているときに行ってみたいと思います。
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