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針なしホチキス、ハリナックス(コクヨ)SLN-MSH108Wで針レス時代は来るか? [社会]

針なしホチキス、針なしステープラーともいわれる紙綴じ「ハリナックス」を遅ればせながら使ってみることにしました。商品名は「コクヨS&T 針なしステープラー<ハリナックス>(ハンディタイプ)8枚とじ 白 SLN-MSH108W」です。相変わらず綴じることができる枚数の少なさが気になりますが、ドキュメントや小レポートをまとめるにはいいかもしれません。

累計販売数400万に達したという、コクヨの針なしステープラー(ハリナックス)シリーズ。ハンディタイプが3年前に出ているので、すでに使われている方も多いと思います。

ハリナックス

本体に紙をはさみ、握ると挟んだ紙の2カ所にとじ穴と切れ込みが入ります。そして、とじ穴の紙片が切れ込みに挟まれることで紙を綴じる仕組みです。

ハリナックスの仕組み
綴じ穴は以前は三角形でしたが、2年前の8枚用からは鍵穴型になりました

しかし、今までは使い道がイメージできず私は使わずにいました。

ハンディタイプで8枚綴じタイプまでだったため、枚数の多い書類を綴じることができず、結局ガチャックや目玉クリップで補完せざるを得ません。

また、綴じ穴を開けることから、提出用の書類に適しているとはいえず、自分用に刷った数ページの「いつ捨ててもいい」書類のみ使えるという、ビジネス向けの備品として考えると何とも用途の限られた扱いにくいものでした。

ただ、書類はひとテーマ何十・何百ページのものばかりとは限りませんし、プレゼン用だけでもありません。

自宅で、たとえばパソコン用フリーウエアの使い方ドキュメントを印刷するような場合、ハリナックス(コクヨ)にも出番はあります。

小さな子供のいる家では、ダブルクリップや目玉クリップ、ホチキスの針などはできれば避けたいところです。

ドキュメントは1枚に2ページずつ刷り(つまり2分の1の大きさで印刷する)、両面印刷すれば、1枚で4ページ分のドキュメントを刷れます。

ハリナックス8枚用を使えば、ドキュメント32ページ分を綴じることができます。

32ページ。印刷物でいえば2折り相当ですから、小冊子のヴォリュームはあります。ネットで出回っている「無料レポート」なども、ほとんど綴じることができるでしょう。

ということで、8枚用の「ハリナックス(コクヨ)SLN-MSH108W」を購入。本当に8枚綴じることができるか。さっそく8枚のコピー用紙を綴じてみました。

「コピー用紙」というのは、量販店のパソコン売り場で売っているありふれた(500枚300円程度)ものです。

SLN-MSH108Wで綴じる

ちょっとかたいですね。

ハリナックスを入れる

きちんと握らないと、綴じ穴の紙片がすべて切り込みに入りません。

綴じを失敗
少し力を抜いただけで、切り込みに入れなかった紙片が出てしまいます

正しく穴が開いた
きちんと握れば綴じることはできます

市販のコピー紙は、商品によって微妙に厚さが違うのですが、厚いものですと、今回のように全力で綴じないときちんと綴じることができません。8枚用SLN-MSH108Wの場合、8枚というのは本当にMAXだと思いました。

せっかくなので、いいところも書いておくと、シュレッダーにかける場合、ホチキスで綴じられている書類は、その都度綴じ針をはずさなければいけませんが、針レスならその手間がありません。

いちいちシュレッダーにかける家庭ではあまりないかもしれませんが、オフィスでの使用ならば見逃せない点です。

綴じ穴で綴じているのならすぐに外れるのではないか、という不安もなくはないですが、ちゃんと切り込みに入っていれば外そうと意図的に力を入れなければ外れません。ホチキスだって力を入れれば破けてはずれますから、とくにハリナックスだけに不安があるわけではないでしょう。

ということで、まとめると、私は1ページに4枚分することを前提に「2折り相当」綴じることができると書きましたが、ごく普通に1ページを1枚で刷れば、レジュメやプレゼンで9ページ以上のものはやはりホチキスで綴じることになるでしょうが、たぶんこの仕組みで何十枚も綴じることはこれからもむずかしいでしょうから、ホチキスに全面的にとってかわるというのはむずかしいと思います。つまり、針レスにはならないでしょう。

ただ、ホチキスとは共存する部分と、独自の使い方と、両面の価値をもってこれらかも使われていくのではないでしょうか。

「独自の使い方」として、コクヨでは、ハリナックス「私の活用法」を今月いっぱい募集中ですが、サイトを見ると、工作の道具としてつかっているようですね。
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/sl-stapler/campaign/

できることを見極めさえすれば、あとは使う人の目的と知恵次第、といったところでしょうか。



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