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田代まさしは芸能界復帰を希望するが…… [芸能]

田代まさしといえば、覚醒剤取締法違反で服役中の「元」芸能人。今月発売の『ナックルズ極ベストvol.3』を読んでいたら、その田代まさしの刑務所における近況が掲載されていました。

田代まさしの初犯の判決公判が行われたのは、今から11年前の2月18日。本人は引退を宣言していないので元はカッコ付きにして、今回は芸能人として取り上げさせていただきます。

『ナックルズ極ベストvol.3』というのは、ミリオン出版から出ているスキャンダル雑誌『実話ナックルズ』の増刊です。かつてあった『噂の眞相』が休刊(事実上の廃刊)し、今や出版界唯一のスキャンダル雑誌といわれています。

「スキャンダル雑誌」というと、芸能人の熱愛や離婚など、やくたいもない話題を追いかける一般週刊誌などもそのイメージがあるかもしれません。

まあたしかに、それらもスキャンダルといえばスキャンダルですが、しょせん芸能事務所と持ちつ持たれつでやっている八百長雑誌である場合が多いですから、本当に危ない記事は出ません。

一見芸能人や芸能界に都合の悪い立場を装っているものの、実際は芸能界のPR誌のようなものです。

しかし、『ナックルズ』のテイストは、それらとはひと味違います。芸能界と裏社会の付き合い、忽然と消える芸能人の表に出なかった事情など、芸能界のタブーともいえる様々な出来事を報じています。

まあ、そういう意味ではちょっと重い読みものです。が、芸能事件の真実の一端を知り、芸能マスコミや芸能界のきれい事で飾ったプロモーションがどんな目的でいかなる背景に基づき行われているかを推理しやすくしてくれます。

その点で、下世話なカストリ雑誌かもしれませんが、公益を図る「表現の自由」ではあるだろうと思います。

ということで、また前置きが長くなりましたが、記事は、同じ工場で働き、仮出所した元受刑者の話をもとに構成されています。
ナックルズ
東京郊外の刑務所に収監中の田代まさしの体は服役当初はガリガリで、海上保安庁のワッペンの縫い付け作業を担当していたものの、手元が震えてにミシンもまともに使えなかったと書かれています。

「だけど何か悲しかったのは、マーシーは親しい人間には出所後のプランをこっそり打ち明けていたことです。志村けんとか和田アキ子とかを通じて事務所経由での本の差し入れや芸能界復帰を後押しするような手紙がバンバン来るとかね。たぶんそんなのはなかったと思うんだ。でも仲間の気持ちを裏切らないようにダルク(薬物リハビリセンター)に入ってそれから芸能界に復帰したいっていってた」(元受刑者)

収監中の夢や希望として、芸能界復帰を心に抱いているのでしょう。それを仲間に語るようになった頃から体調も変わりはじめ、元受刑者が仮出所する頃には顔もかなりふっくらしていたといいます。

同誌では、田代まさしのカムバックは「どう考えてもムリ」と予想していますが、芸能界には、清水健太郎のように、薬物関連容疑で4回逮捕されても芸能界にカムバックしている例もあります(その後5回目の逮捕を経て現在は出所)。

しかも、清水健太郎は、出所のたびに仕事が増えてお金持ちになっていったという話もあります。Vシネマ出演のほか、高いお金を取るディナーショーで、懺悔の弁を述べて、覚醒剤で失った歯茎だけの前歯部分を見せるのがお約束だったとか。要するに、前科を商売道具にしたわけです。

最近も、酒井法子が復帰しました。当初いわれていた福祉系大学の学校に入って資格を取るという話は、やはりその場しのぎの話に過ぎませんでした。

酒井法子の場合には、違約金5億円を所属事務所が肩代わりしたから、それを返すために芸能界復帰は仕方ないという意見もありますが、そんなこといったら、田代まさしも金額はそれより少ない(7000万円)ですが同じような事情を抱えているといわれます。

かつてのように、ゴールデンタイムのバラエティではムリでも、田代まさしが芸能界に復帰することは「どう考えてもムリ」とまではいいきれないように思います。

しかし、亡くなった芸能リポーターの梨元勝さんは、薬物の前科がついた芸能人は、芸能界を引退すべき、という考えでした。

私たちだって、覚醒剤で逮捕されたら、勤めている会社に居続けることはできないでしょう。芸能界だけがどうして許されるのか、というわけです。

常識的に考えればその通りだと思います。

田代まさしが実際にカムバックするかどうかはともかくとして、薬物の過去がある芸能人のカムバックについては、たとえどんな人気者だろうが、同じ経路からの再犯を防ぐため、逮捕時に入手経路をきちんとうたっていること、薬物リハビリが完了していること、などがクリアになっていることを前提としてほしいと思います。

いくら芸能界だからといって、全く無原則に何でもあり、というのは違うんじゃないか。そんなことを許していたら、芸能界そのものが「反社会的勢力」になってしまうのではないかと思います。

実話ナックルズ 2013年 03月号 [雑誌]

実話ナックルズ 2013年 03月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ミリオン出版
  • 発売日: 2013/01/30
  • メディア: 雑誌


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コメント 31

pandan

ちょっと無理のような気もします。
by pandan (2013-02-14 04:32) 

Aちゃん

芸能界は甘いよね。
犯罪しても復帰できちゃうしね。
一般の会社では考えられない(^^;
by Aちゃん (2013-02-14 04:52) 

ゆうのすけ

私も賛成できないです。
結局 芸能界は何でもアリ。。。みたいで 中にはしっかり復帰している人もいますが。。。^^;
by ゆうのすけ (2013-02-14 05:13) 

isoshijimi

そうですよね。なんで復帰できるのか・・・。
一般的には考えられないパワーバランスがあるのでしょうか。
by isoshijimi (2013-02-14 05:16) 

hatumi30331

復帰は・・・・無理ですよね。
by hatumi30331 (2013-02-14 07:16) 

川島

おはようございます^^

マーシーグッズが懐かしいですw

あのやせ細った写真は印象的でした。


by 川島 (2013-02-14 09:02) 

もーもー

覚せい剤  芸能人は、華やかで煌びやかでしょうが・・・・・
その中身は  なんか怖い感じもしますが・・・・・
  確かに  芸能復帰できているのも  不思議です・・・
我々一般人では  考えられませんね・・・・
  覚醒剤や薬が  日本に入ってこないように
なんとか  食い止めて欲しいものです
by もーもー (2013-02-14 09:14) 

繭

服役したらもう何でもOK・・・みたいなのって変ですよね?
あま過ぎなんじゃないでしょうか?
by 繭 (2013-02-14 09:42) 

やおかずみ

いずれにしても、本当に反省しているのなら、
再チャレンジの機会を与えるべきでしょうね。
by やおかずみ (2013-02-14 10:23) 

サンダーソニア

他の職業は考えられない状態なのだろうと
思います。
彼は 他の職業の経験があるはずですが
芸能界にいた期間のほうが長かっただけに
未練もあるでしょう。
ただ 惜しまれるほどの才能があったかどうか。
その点がわからないので 何とも言えません。



by サンダーソニア (2013-02-14 10:31) 

銀狼

私も以前から同じ事を思っておりました。
我々一般人が何度も逮捕されてしまえば
簡単に社会復帰すらままならないのに…
田代まさしの復帰は言語道断ですし、
酒井法子も当初語った通りに、福祉の道へ
進むべきだと思っております。
by 銀狼 (2013-02-14 10:38) 

よいこ

薬物が相手だと、事務所もまたやるのではないかと怖くて雇用しにくいと思うのですが、ボロボロになった芸能人を利用してむしるすごく怖い人が世の中にはいるので、また利用されてしまうのかもしれませんね
by よいこ (2013-02-14 10:44) 

beny

 いくらバライティとはいえ無理でしょう。清水健太郎はVシネマのヤクザ映画だからうまくいったんでしょうが。
by beny (2013-02-14 11:55) 

alba0101

ご訪問&コメントありがとうございます^^

ドラッグは本当に怖いですよね...
依存から抜け出る事はかなり難しいらしいです...

規則正しい生活が望まれるそうです...
芸能界でもう一旗あげてなんて言うのは...
逆のような気がしますが...孤独感もドラッグに手をだすきっかけになるようですが....

惨いようですが...公共の電波は個人のリハビリの為にある訳ではない事は事実だと思います。

by alba0101 (2013-02-14 12:27) 

みぃにゃん

いろいろありがとうございました。先ほど戻ってきました
by みぃにゃん (2013-02-14 12:32) 

ゆりあ

芸能界は甘すぎますよね^^;
本当に、一般人なら社会的に抹殺される行為でもちゃんと復帰できてしまうんですから・・・
でも、薬物を常習してる人は再犯を何回も繰り返したりして体もボロボロなんでしょうね~^^;
by ゆりあ (2013-02-14 13:54) 

めい

いつも思っていました
芸能界は甘い
だから再び同じ間違いを起こすのではないでしょうか

by めい (2013-02-14 17:01) 

馬爺

薬物を利用しているのは弱い人間だから薬に頼るようになるんではないかとも思いますが仲間も悪い人も居ますね、薬物使用者は復帰しても再犯者が多いですね。
by 馬爺 (2013-02-14 19:45) 

taka

芸能界と公務員は甘いです
普通の会社では解雇になっています
特に守られている公務員には腹が立ちます
by taka (2013-02-14 20:31) 

さきしなのてるりん

まわりが本気で当事者を再起させようという気にならないと、薬物中毒の場合当人だけでは無理な気がします。そういう意味では芸能界は「金になればなんでもあり」の環境があるようで、私たちの感覚とは違うように思われます。社会的に影響力を持つ芸能人はきちんと身を制するべきで、相撲界がかなりの力士を破門にしたのと同じように対処しなければいけないでしょう。ファンにとっては残念でも、大きな視野に立ってその人の人生を考えるべきだと思います。
by さきしなのてるりん (2013-02-14 20:36) 

かずい

田代まさしは正直無理だと思います。
ただ、彼のためには、またヤクの売人が寄り付かないように、監視してくれる人が必要でしょうね。
by かずい (2013-02-14 20:55) 

なんだかなぁ〜。横 濱男です。

芸能界は、前科があっても金になれば何でもOKの世界ですね。
こう言う感覚が良くないですよね。
TV局も出演OKにしてしまうから。。
常識外れだと思います。


by なんだかなぁ〜。横 濱男です。 (2013-02-14 20:58) 

ナベちはる

「薬物使用」という罪は、犯した後もいろいろと苦しいうえに克服したと思っても同じ過ちを繰り返しているので、復帰は厳しいように思います。
by ナベちはる (2013-02-15 00:24) 

chima

酒井法子のを復活させてお金を返させようと
肩代わりをしたんだったら事務所はダメだな~と思います
薬物良くないし態度も悪かったし
復活なんてもってのほか!と思います
しかし槇原敬之の時は猛烈に復活することを希望しました
今立ち直ってくれているように見えるので良かったなと思います
by chima (2013-02-15 07:38) 

ackylacky

実話ナックルズは買ったことありませんが、時々コンビニで立ち読みします。
殆どは、いい加減な記事ですけど、希にホントのことが書いてあります。
ホントのことだけ書くと圧力が掛かって、噂の真相のように雑誌が存続できなくなるので、あの辺りがちょうど良いバランスなのでしょう。
by ackylacky (2013-02-15 10:01) 

がり

この方、顔つきが変わっちゃいましたもんね。
復帰したところで大丈夫なのかどうか。
by がり (2013-02-15 16:21) 

安田 優美子

こんにちは
ルイヴィトン、シャネル、Rolex直営店
最新作も随時入荷いたしております。
ご安心購入くださいませ。
【店舗HP】 http://www.pw87.com
【店舗HP】 http://www.he27.com
【E-mail】 info@pw89.com
【店舗運営責任者】 安田 優美子

by 安田 優美子 (2013-02-15 19:17) 

uryyyyyy

いっぷく さん、こんばんは。

芸能界酷いですね。
あんなに犯罪者に甘い世界ってないですよ。
by uryyyyyy (2013-02-15 19:40) 

青山実花

覚醒剤も勿論そうですが、
彼の場合、
最初は性犯罪ですからね。

共演する女性タレントさんだって、
嫌がるのではないでしょうか。
by 青山実花 (2013-02-15 20:06) 

清水健二郎

田代はともかく前科を売り物にしているダニ・清水健太郎を葬ってほしいわ! コイツも薬物の他にひき逃げ、デビュー前には自動車運転過失致死傷で人を一人あの世へ送っていながらのほほんと芸能界に入った札付きのダニです。
by 清水健二郎 (2013-06-13 23:49) 

緑川

芸能人の場合はてよくいうけど、簡単な話し田代クラスなら、世間一般に前科持ちとばれてるからです。その状況で就職活動できるかな。それらのことも含めてから意見してください。
by 緑川 (2014-03-03 18:18) 

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