SSブログ

東京ラブストーリーを思い出す西郷山公園 [懐かし映画・ドラマ]

「東京ラブストーリー」(1991年)をCSのLaLaTVで放送中なもので、また“ロケ地見に行きたい癖”です。

西郷山公園。ご存知でしょうか。東京・代官山にある公園です。住所は目黒区青葉台で目黒区立の公園ですが。

代官山といえば、流行誌ではつねに人気ナンバーワンのショッピングスクエア。ブティック、レストラン、カフェ、洋菓子店などの商業施設も多く見られ、芸能人のイベントなども行われます。昭和プロレスのファンなら、かつて日本プロレスの事務所と合宿所と道場があったことを覚えておられるでしょう。

先の連休の最終日に、その西郷山公園に行ってきました。

西郷山公園

西郷山の由来は、明治時代初期に西郷隆盛の上京に備えて、実弟の従道がその地を購入。しかし、西郷隆盛は西南戦争に敗れて自刃し、従道は同地を別邸に。そこから東都一の名園とうたわれ西郷山と呼ばれるようになったそうです。

西郷山公園の由来

同園は芝生が公園全体に広がっていて、憩いの場としてくつろげます。都会にしては眺望もよく、天気によっては富士山も見えるそうです。私は見たことはないのですが。

富士山も見える公園

簡単な遊具などもあるので、芝生には親子連れのほか、代官山の公園らしく若いおしゃれな男女も来ています。首都圏無料スポットのひとつです。

ドラマ「東京ラブストーリー」では、恋の告白など大切なシーンはここで撮られました。そうしたロケーションだから夜景スポットとしても人気が高いのです。

「東京ラブストーリー」は、織田祐二演じる永尾完治と、鈴木保奈美演じる赤名リカの恋物語ですが、私個人は、ドラマよりは柴門ふみの原作が描くヒロインのほうに興味がありました。

ドラマのリカは、日本的な“我慢する女”として描かれ身を引く最後でしたが、原作はかなり奔放で、勤務先の社長と関係して社長の家庭を壊してしまったり、せっかく完治といい関係になったと思ったら他の行きずりの男性と関係したりして、あげくには社長の子どもまで宿して別れてしまいます。

まあリアルだったらとても付き合えないけれど、読み物としてなら大変興味深い女性でした。

「男女七人秋物語」のヒロインもそうでしたが、そしてたぶん、「積木くずし」の前妻もそうなのかもしれませんが、人間というのは、合理的に考えたり、倫理にしたがったりしたら、絶対にありえない行動や選択であっても、ついそちらに引き込まれてしまうことがあります。

もちろん、原因のない結果はありませんから、そこにはそうなってしまう契機があるはずなのですが、それはいったい何か、をゆっくり考えるという思索が案外楽しいものです。

原作では、第何巻か失念しましたが、完治が帰宅すると、リカがにっこり笑っているシーンがあるのです。それを見ると、ああ、完治はこの笑顔が何よりも大事だったんだな、この笑顔と引き換えに、いろいろなものを犠牲にしたのだな、と思わせるシーンです。

柴門ふみって、そんなに気合入れて描いているようにも思えないんですが、読む者にそこまで考えさせるのだから、やっぱりうまいんでしょうね。

いずれにしても、当時ヒットした作品です。関心のある方は、単行本やテレビをご覧ください。

さて、古いドラマといえば、もっと昔のドラマなんですが、山口百恵が宇津井健と出ていた「顔で笑って」(1973年)の第2回で、宇津井健が間違えて納豆にソースをかけたり、居酒屋の突き出しに納豆が出てきたりしたシーンがあります。それを思い出して、急に納豆を食べたくなってしまいました。

その伏線といいますか、いろいろな方のブログを拝見して、納豆をそのままではなく一工夫されていることを知り、今までネギすら入れなかったことを反省して、ちょっと作ってみました。

いや、作ると表現するのはおこがましいのです。偉そうに書いてすみません。包丁で切れれば誰でもできます。

名づけて、ねばねばトリオの梅肉和えです。

ねばねばトリオの梅肉和え

トリオというのは、納豆、長いも、おくらです。

「原作」はいつものようにネットにあったのですが、茎わかめだったので、それを納豆にかえました。
レシピというほどのものもありません。おくらと長いもを切っただけですから。
長いもは、豊富な消化酵素が胃腸にいいといいますね。





東京ラブストーリー 全4巻完結セット [コミックセット]

東京ラブストーリー 全4巻完結セット [コミックセット]

  • 作者: 柴門 ふみ
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: コミック


nice!(201)  コメント(23)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 201

コメント 23

pandan

「東京ラブストーリー」〜観てました。
ネバネバトリオ、カラダに良いしおいしそう〜
by pandan (2012-11-28 05:24) 

Aちゃん

東京ラブストーリー
見てました。
最近のCMで織田裕二がピザかハンバーガーかを選べない東京ラブストーリー風のやつが面白い(^^;
by Aちゃん (2012-11-28 06:56) 

chima

柴門ふみって苦手で読んだことがなかったんですけど
読んでみようかなという気になりました
by chima (2012-11-28 07:30) 

ゆりあ

「東京ラブストーリー」織田裕二さんのファンだったので、しっかり見てました^^
その後原作も読んだのですが、赤名リカは本当に原作の方が自由奔放に生きる女性として描かれてましたね^^
柴門ふみさんの漫画は、かる~い感じで読めるのが良いなって思いました。
そそっ、ネバネバするものはとっても体に良いんですよね。
それが、3つも重なるメニューは最強だと思います^^
by ゆりあ (2012-11-28 08:44) 

もーもー

いつも、ありがとうございます
  地味がいいです・・・田舎は、見栄ばかり・・・・
ネバネバ系  良いですね  健康は、食からですね(^。^)
by もーもー (2012-11-28 08:55) 

川島

おはようございます^^
「か~んち」ですねw
柴門ふみさんは面白いです!
あすなろ白書も借りて読んだらGOODでした♪
by 川島 (2012-11-28 09:10) 

rtfk

ネバネバは体にいいですね☆
そう思って食べています^^)

by rtfk (2012-11-28 09:35) 

サンダーソニア

無性に納豆が食べたくなることがあります。
洗い物をしてイヤになりますがww
by サンダーソニア (2012-11-28 09:49) 

風来鶏

鈴木保奈美さんは、現在大ヒット中の「のぼうの城」にも出演されていますが、NHK大河ドラマ「江」で演じた“お市の方”とは違った異様なメイクで、ちょっと怖い感じがしました^^;)

by 風来鶏 (2012-11-28 10:11) 

銀狼

東京ラブストーリーの原作本を持っていたのですが、
友人に貸したまま、すっかり却ってこなくなりました^^;
by 銀狼 (2012-11-28 13:00) 

フヂ

懐かしいですね。ドラマは観てませんでしたが、
原作は実家にあります。柴門ふみさんの作品、
ちょこちょこ集めていました。

納豆美味しそう♪ たれやしょうゆの代わりに
塩麹で味をつけるのも、気に入ってます(*´∇`*)
by フヂ (2012-11-28 13:52) 

reicoo

「東京ラブストーリー」は原作をちょっと読んだことがあります。
ドラマも少し見ましたが、鈴木保奈美よりも原作のリカは
はすっぱな感じがしましたね。
柴門ふみはたしかに人の表情を描くのがうまいと思います。
by reicoo (2012-11-28 14:16) 

ひでぷに

はじめまして。
ご来訪&nice!ありがとうございました。

東京ラブストーリー、懐かしいですね!
トレンディドラマが大流行してて、メッチャ流行ってましたね~
by ひでぷに (2012-11-28 17:45) 

tanupo

納豆のアレンジには甘味をちょっとだけ加えるのがポイントかなと思っています。
納豆のタレには甘味が付いていますが、タレを使わない場合は砂糖とか何かしらの甘味を少し入れると美味しくなりますよ。(^。^)
by tanupo (2012-11-28 20:34) 

uryyyyyy

いっぷく さん、こんばんは。

東京ラブストーリー懐かしいですね。
この頃はまだドラマっ子ではありませんでしたわ。
まぁ、今ではテレビっ子も卒業しましたけどね。
by uryyyyyy (2012-11-28 21:17) 

かずい

僕はコミックスを持ってます。
松山の最後の別れとなった駅にも行きました。
by かずい (2012-11-28 22:25) 

さうざんバー

ご訪問&コメントありがとうございました(^^)v 懐かしいですね~♪良く見てました(^^)v
by さうざんバー (2012-11-28 22:34) 

青山実花

「東京ラブストーリー」、
原作はもっと色々あるんですね。
読んでみたくなりました。

ちなみに私は、
主人公のリカより、もう一人の女の子サトミ(でしたっけ?)が
好きでした。
「風と共に去りぬ」でいえば、
スカーレットよりメラニーの方が好きという
ニュアンスでしょうかね^^
(どちらも女性受けは悪いようですが(笑))

by 青山実花 (2012-11-28 22:47) 

うーさん

ミーハーの私ですが、仕事で忙しくて見なかったんですね。ネバネバトリオ、好きな素材と多分、合わせても好きな味だと思います。差し入れられた別のネバネバ料理でとうぶん、他のものを試す機会がありませんが、私も似たものを結構食べます。
by うーさん (2012-11-29 00:25) 

いっぷく

みなさん、コメントありがとうございました。
みなさんのブログにお邪魔した際にまた書かせていただきます。
ひでぷにさん
こちにこそよろしくお願いします。
tanupoさん。
納豆は何の工夫もせずに食べていたので
甘味を少し入れること、
さっそく実践してみますね
by いっぷく (2012-11-29 06:22) 

繭

>原因のない結果はありませんから、そこにはそうなってしまう契機があるはずなのですが。。

人は独りですから、気持ちもそれぞれアッチコッチにむかってます。その契機というのは、そのアッチコッチが同じ方向を向いた瞬間なんじゃないでしょうか?
「出来心で」とか「その時は平常じゃなかった」みたいのは、ついウッカリ方向が一致してしまったから、みたいに思えます。
だからって、その流れに任せるか抗うかは別ですけど(笑)。
by 繭 (2012-11-29 09:58) 

macinu

ネバネバトリオ!!激美味そうです~!!梅肉がアクセントになってご飯進みそう~!!
by macinu (2012-11-29 10:08) 

su-nya

柴門ふみ、「同級生」なら読みました。同時代の若者群像、都会の人だなぁって感じながら。
あのころから、「不倫」はいけないこと、ではなく、もっと軽々しく当たり前のこと~という感覚が若いOLとかの間でも広まっていったような気がしますが。「金妻」の流れもくんで。
とにかく、テレビのイメージで半ば解禁!みたいな感じになったように思います。そして不倫は文化、発言!

私は最近アボカドと山芋の組み合わせにワサビと海苔、が
最高だと思っています。


by su-nya (2012-12-13 02:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

Copyright © 戦後史の激動 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます