吉永小百合、『小百合ちゃん』に書かれていたこと [芸能]
吉永小百合が出演する映画『北のカナリアたち』(11月3日封切り、東映)の宣伝が始まりました。湊かなえの小説「往復書簡」を映画化したもので、「北海道の利尻島・礼文島を舞台に、教師と生徒の間に起きた悲しい出来事を中心に、立場の違うさまざまな人々の思いが描かれている」(シネマトゥデイ 9月22日15時44分配信)作品です。
今後、映画がらみで吉永小百合に関する芸能ニュースがしばしば報じられると思います。
吉永小百合といえば、ちょうど1年前に出た『小百合ちゃん』(中平まみ著、講談社)という書籍に、吉永小百合の男性遍歴が書かれていると話題になりました。
石原真理子が暴露本を上梓したとき、“毛の商人”高須基仁氏は、「(石原真理子クラスではなく)吉永小百合や岸恵子の暴露本が見たい」とコメントしていましたが、『小百合ちゃん』は、石原真理子の暴露本とは全く違います。
新刊ではありませんが、その『小百合ちゃん』について書いてみます。
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『小百合ちゃん』は、日活映画の中平康監督の娘・中平まみさんが、吉永小百合を近くで見続けてきた想いを描いたものであり、男性の話は終盤の章に少し出ているだけでした。
同書には、こう書かれています。
「私が今回、本をしたためる最大の目的は、吉永小百合と映画の真価真髄を知らぬ人々に広く伝え残す必要を感じたから、そして他ならぬ小百合本人へエールを送るためである。輝きに満ちた彼女は、全国民の憧れの的だった。それがある時を境に影がさしてきてしまった。理由はいろいろあるであろう」
現在の、「妙におしとやかで、お静かで、おさまり返った常識的な、単なるいい人」ではなく、日活時代の「活発で元気」な吉永小百合を求める姿として書いているのです。
他社から「五社協定」を作られて警戒された日活の自由な世界でこそ、吉永小百合は全面開花したこと。「影がさし」た理由のひとつは、親の呪縛から逃れられなかったこと。具体的に、出演が予定されていた『忍ぶ川』や『野麦峠』が、父親によってキャンセルされたことも書かれています。
日活映画、日活の吉永小百合に対する賛歌ですね。
ただ、それが実感として理解できるのは、おそらく50代終盤以上の人ではないでしょうか。
私が小さい頃、父に連れられてみた映画といえば、松竹や東宝の喜劇だったので、ダイヤモンドラインの日活映画はリアル世代として体験していません。
積極的に映画を見るようになった頃は、すでに映画会社は専属制をやめつつあり、東宝は分社化され、松竹は寅さん頼み、東映はチャンバラをやめて実録ヤクザに、大映はつぶれて、日活はロマンポルノになっていました。
ですから、吉永小百合というと、東宝をやめた児玉清と夫婦役だった『花は花よめ』とか、森光子と共演した『おふくろの味』など、私にとっては、テレビドラマのヒロインというイメージがどうしても強いです。
男性については、片思いだったり実際に交際があったりした俳優の名前が何人か実名で取り沙汰されています。
赤木圭一郎、山本学・圭、加藤剛、中尾彬、渡哲也……。
総じていえるのは、知的だけれど朴訥とした自然児が吉永小百合の好みのようです。
知的でも、おしゃべりでけれんのかかった石坂浩二はフラれているそうですから(笑)
知的な自然児。これなどもまさに日活なんですね。
松竹や東宝に比べて、不良のアンちゃんの世界のようなイメージのある日活映画ですが、石原裕次郎、小林旭、宍戸錠、赤木圭一郎、二谷英明、浜田光夫、高橋英樹、渡哲也……と実は大学生活を経験している主演クラスの俳優がゾロゾロ。吉永小百合も大検まで受けて大学に入っています。
それから、吉永小百合の独身時代の話は出てきても、結婚後、写真誌に激写された東映の岡田祐介社長や、別荘売買で名前が取り沙汰された堤義明氏のことは一切出てきません。
そんなところからも、吉永小百合を覗き見的に暴露する書籍でないことがわかります。
興味のある方は読まれてみてはいかがでしょうか。
【吉永小百合関連記事】
・吉永小百合が「銀幕のスター」という言葉を葬ったのか
・吉永小百合、多情と書かれた女優人生の真相
今後、映画がらみで吉永小百合に関する芸能ニュースがしばしば報じられると思います。
吉永小百合といえば、ちょうど1年前に出た『小百合ちゃん』(中平まみ著、講談社)という書籍に、吉永小百合の男性遍歴が書かれていると話題になりました。
石原真理子が暴露本を上梓したとき、“毛の商人”高須基仁氏は、「(石原真理子クラスではなく)吉永小百合や岸恵子の暴露本が見たい」とコメントしていましたが、『小百合ちゃん』は、石原真理子の暴露本とは全く違います。
新刊ではありませんが、その『小百合ちゃん』について書いてみます。
『小百合ちゃん』は、日活映画の中平康監督の娘・中平まみさんが、吉永小百合を近くで見続けてきた想いを描いたものであり、男性の話は終盤の章に少し出ているだけでした。
同書には、こう書かれています。
「私が今回、本をしたためる最大の目的は、吉永小百合と映画の真価真髄を知らぬ人々に広く伝え残す必要を感じたから、そして他ならぬ小百合本人へエールを送るためである。輝きに満ちた彼女は、全国民の憧れの的だった。それがある時を境に影がさしてきてしまった。理由はいろいろあるであろう」
現在の、「妙におしとやかで、お静かで、おさまり返った常識的な、単なるいい人」ではなく、日活時代の「活発で元気」な吉永小百合を求める姿として書いているのです。
他社から「五社協定」を作られて警戒された日活の自由な世界でこそ、吉永小百合は全面開花したこと。「影がさし」た理由のひとつは、親の呪縛から逃れられなかったこと。具体的に、出演が予定されていた『忍ぶ川』や『野麦峠』が、父親によってキャンセルされたことも書かれています。
日活映画、日活の吉永小百合に対する賛歌ですね。
ただ、それが実感として理解できるのは、おそらく50代終盤以上の人ではないでしょうか。
私が小さい頃、父に連れられてみた映画といえば、松竹や東宝の喜劇だったので、ダイヤモンドラインの日活映画はリアル世代として体験していません。
積極的に映画を見るようになった頃は、すでに映画会社は専属制をやめつつあり、東宝は分社化され、松竹は寅さん頼み、東映はチャンバラをやめて実録ヤクザに、大映はつぶれて、日活はロマンポルノになっていました。
ですから、吉永小百合というと、東宝をやめた児玉清と夫婦役だった『花は花よめ』とか、森光子と共演した『おふくろの味』など、私にとっては、テレビドラマのヒロインというイメージがどうしても強いです。
男性については、片思いだったり実際に交際があったりした俳優の名前が何人か実名で取り沙汰されています。
赤木圭一郎、山本学・圭、加藤剛、中尾彬、渡哲也……。
総じていえるのは、知的だけれど朴訥とした自然児が吉永小百合の好みのようです。
知的でも、おしゃべりでけれんのかかった石坂浩二はフラれているそうですから(笑)
知的な自然児。これなどもまさに日活なんですね。
松竹や東宝に比べて、不良のアンちゃんの世界のようなイメージのある日活映画ですが、石原裕次郎、小林旭、宍戸錠、赤木圭一郎、二谷英明、浜田光夫、高橋英樹、渡哲也……と実は大学生活を経験している主演クラスの俳優がゾロゾロ。吉永小百合も大検まで受けて大学に入っています。
それから、吉永小百合の独身時代の話は出てきても、結婚後、写真誌に激写された東映の岡田祐介社長や、別荘売買で名前が取り沙汰された堤義明氏のことは一切出てきません。
そんなところからも、吉永小百合を覗き見的に暴露する書籍でないことがわかります。
興味のある方は読まれてみてはいかがでしょうか。
【吉永小百合関連記事】
・吉永小百合が「銀幕のスター」という言葉を葬ったのか
・吉永小百合、多情と書かれた女優人生の真相
タグ:吉永小百合
吉永小百合さんはやっぱり
大スターなのですね。
by pandan (2012-09-24 05:14)
日活大好き世代です。
小百合さんは・・・今も昔も大スター!
憧れの人ですね。^^
by hatumi30331 (2012-09-24 06:32)
どうしてあんなに若いのか?
もうその秘密が知りたくて、うずうずします ^^
韓国大統領のニュース、「またキターーーー」と、私も思いました。裏が多い国ですね
by よいこ (2012-09-24 10:06)
あまりドラマとか見ないので、吉永さんのイメージは、それこそCMの楚々とした感じしか知りません(^^;)でも、ホント綺麗な方で、「一体いくつ?(@@;)」と思ってしまいます(^^)
by さうざんバー (2012-09-24 10:59)
吉永小百合の男性遍歴は始めて聞きました。
石原真理子はその道では超有名人ですけどね。
でも生きてるうちに楽しむのもいいかも・・・ですね。
by 旅爺さん (2012-09-24 17:14)
小百合さんが結婚まで考えた本命は渡哲也さんみたいですね。
私は男優では赤木圭一郎さんが一番好きでした。
by beny (2012-09-24 20:17)
私は渡哲也さんと共演した映画『愛と死の記録』が一番好きです。恋人が原爆症で亡くなってしまう・・・短い恋、だけど強烈な思いを残した時間。最後の絶叫が悲しい映画ですね。
by 這い上がるママ (2012-09-27 01:05)
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