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大原麗子さん、ドラマにも出てこないエピソード [芸能]

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大原麗子さんについてです。数日前、亡くなった大原麗子さんのニュースが話題になりました。大原麗子さんの壮絶な62年の人生がドラマ化されるというのです。整形失敗、離婚、中絶、乳ガン…え、そんなにいろいろあったのか、とファンならずとも気になってしまう内容です。



まずは、当該報道を引用します。
大原麗子さん壮絶62年がドラマ化、整形失敗、離婚、中絶、乳ガン…
スポーツ報知 8月3日(金)8時2分配信
 2009年8月に亡くなった女優・大原麗子さん(享年62歳)の波乱万丈の人生が初めてドラマ化されることが2日、分かった。ギラン・バレー症候群など病魔に苦しめられた人気女優が都内の自宅で孤独死を迎えてから3日でちょうど3年。昨年、出版された「大原麗子・炎のように」(前田忠明著・青志社刊)を基に、整形手術の失敗、妊娠中絶、2度の離婚の真実などが明らかに。テレビ東京系で今秋放送される。
 圧倒的な存在感を見せたNHK大河ドラマ「春日局」(89年放送)、甘い声でささやく「すこし愛して、ながく愛して。」の名フレーズが話題になったサントリーのCMなどで人気を博した国民的女優・大原さん。ドラマ化を誰よりも望んでいたのは、大原さん本人だった。
 作品を監修する弟の政光さん(63)は「激動の生涯をドラマ化することは、姉の遺言ともいえる希望でした。それが、やっと果たせることで、心残りなく成仏できるでしょう」と話す。(以下略)

ドラマの詳細は発表されていませんが、原作である「大原麗子・炎のように」を読みました。

同書は、前田忠明氏が実弟の大原政光氏や石井ふく子氏らから話を聞き、また大原麗子さんがデビュー以来、仕事の台本やマスコミに載った記事のスクラップなどをもとにして構成されています。

すでにいくつものニュースサイトやブログなどで紹介されている通り、父親との確執、ギラン・バレー症候群の発症と再発、薬漬け、渡瀬恒彦や森進一との離婚、渡瀬恒彦の子を子宮外妊娠、森進一の子を中絶、乳がん、整形手術の失敗などが書かれています。

意外だったのは、こういっては失礼ですが、政光氏の証言で森進一がいい人に描かれていたことです。

あるスキャンダル雑誌では、森進一のDVで大原麗子が壊れたと書かれ、森昌子の著書でも森進一は冷たい人間のように描かれ、「おふくろさん」の作詞者とは喧嘩別れしながら、亡くなってから金で遺族を篭絡したと報じられるなど、芸能マスコミは、森進一の人間性を決してよく書いていません。

そんな森進一のことを実弟が悪く言わない。大原麗子さんの方はともかくとして、森進一は本当に大原麗子さんを好きだったのかもしれません。

大原麗子さんは平成7年以降、病気もあって仕事から遠ざかりました。実はその頃、私は大原麗子さんと年賀状のやりとりを何度かしていました。

テレビに出なくなった大原麗子さんをふと思い出し、年賀状を出したら返事が来たのです。

もしかしたら、大原麗子さん自身ではなく、個人事務所のスタッフに書かせていたのかもしれません。

ただ、差出人名は、事務所名はなく、住所と「大原麗子」という名前だけでした。少なくとも大原麗子さんの個人的な文書という体裁でした。

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やはり寂しかった最期


いずれにしても、病気と母親の介護で女優に返り咲ける目処も立たない時期でしたから、その時点で大原麗子さんは事実上の一般人です。

そのような時期でも、私のような無名の一ファンと、年賀状をやりとりできる几帳面さや誠実さは、大原麗子さんの人柄をあらわしていると思います。とともに、それほど人恋しく寂しい毎日だったのかもしれません。

密葬は、母親と弟の政光氏の2人だけ。スターとしてはさびしいものでした。孤独死が発覚してからしばらくして、お別れの会が一部の芸能人参列で行われました。

本にも書かれているし、浅丘ルリ子も告白していますが、亡くなる前の大原麗子さんは、友人や知り合いに電話をかけては口汚くののしり、人が離れていったそうです。私もその頃は、メディアを通じてそうした情報を耳にしていたので、年賀状を出すのを遠慮していました。

が、同書によると大原麗子さんはその頃、躁鬱で、疎遠だった浅丘ルリ子が訪ねると、「どうしてもっと早く来てくれなかった」と尻餅をつき腰にしがみついて泣いたといいます。

もともと直截すぎる物言いで人づき合いが下手な上に、社会から切れて生きている寂しさが、乱暴な物言いになっていたのかもしれません。

そういうことなら、最期までやりとりしておけばよかったのかなあ、と今は自惚れた後悔をしています。

大原麗子 炎のように

大原麗子 炎のように

  • 作者: 前田 忠明
  • 出版社/メーカー: 青志社
  • 発売日: 2011/07
  • メディア: 単行本


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コメント 13

pandan

年賀状のやり取りされていたのですね。
by pandan (2012-08-29 05:59) 

沈丁花

凄い!衝撃的なお話です!(驚)
お気の毒に…としか云えません(涙)
by 沈丁花 (2012-08-29 06:44) 

tree2

ご訪問とnice! ありがとうございました。

大原麗子さんといえば、こんなことを思いだしました。
20年ほど前に訪れた福岡で、大原麗子さんその人と思えるほど美しいママを見たことがあります。開店したばかりというカラオケバー。夏だったので、ママは白の紬(?)に白の献上博多の帯。笑い方からしぐさまで優雅でやさしげて、大原麗子さんのイメージ。私はただ、見とれていました。大変若く見えたけれど、30歳くらいだったのかな。
あとになって、福岡には大原麗子そっくりのママがいるという人がいましたから、感嘆したのは私ばかりではなかったのでしょう。
あのママはその後どうしたのかなと思いますが、一番美しいとき記憶にとどめておけて、よかったのかな。
by tree2 (2012-08-29 13:49) 

PopLife

ご訪問並びにナイスをありがとうございました。これからも
良しなに。
いやーでも驚かされました、ご冥福を祈ります。
ではまた、ありがとうございました。
by PopLife (2012-08-29 17:37) 

オカジュン765

訪問&コメントありがとうございます。
善玉コレステロールは元々低い体質のようで、毎日自転車を3時間走っているので運動不足はないと思います。とはいえ決して健康体とは言えない身体、気をつけたいと思います。
by オカジュン765 (2012-08-29 20:11) 

youzi

こんばんは♪
『のほほんな日々』では大変お世話になっています。
あまりブログの更新ができていませんが、
『ル・ププランな気分』と言うサブブログを始めました。
どうぞ、よろしくお願いします(╹◡╹✿)
by youzi (2012-08-29 20:45) 

プースケ

こんばんは。大原麗子さんは好きな女優さんでした。
テレビに出られなくなって、寂しく思っていましたが、
孤独死を迎えられたと知ってとても悲しかったです。
秋に放送されるドラマはぜひ見たいと思います。
by プースケ (2012-08-29 22:22) 

hatumi30331

いろいろあったのだと思います。
当時の事はよく覚えています。

秋のドラマ・・・・見たいです!^^
by hatumi30331 (2012-08-29 23:53) 

リキマルコ

本当にきれいでかわいい女優さんでしたね!
私の中のそのままのイメージが壊れそうですが、ドラマは観てみたいです。
いっぷくさん年賀状でやりとりされていたんですか?宝物ですね(*^^*)
by リキマルコ (2012-08-30 05:30) 

chima

年賀状、喜ばれたのでお返事が来たのでしょうね。

by chima (2012-08-30 14:13) 

這い上がるママ

華やかな女優さんでしたね。
by 這い上がるママ (2012-08-30 21:46) 

カリメロ

綺麗で、上品で、それでいて可愛らしくて^^
大好きな女優さんでした。
出ていたドラマは、欠かさず見ていました。
お亡くなりになった時、そしてその状況に、
当時ショックでした。
ドラマを見たいと思います^^
by カリメロ (2012-08-31 18:23) 

k_iga

現在、CSで放送されている40年前のドラマ「冬物語」を
観ています。私は小学生でした。

昨年亡くなった原田芳雄さんと浅丘ルリ子さんの悲恋ドラマ
ですが、原田さんを慕う役で大原麗子さんも出演しています。

大原麗子さんのお葬式で浅丘ルリ子さんの弔辞が冷たい、と
言われましたが、共演も多くて率直に何でも言える仲だから
他人にはキツく感じられたのでしょうね。
by k_iga (2012-08-31 21:49) 

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