花沢徳衛(はなさわとくえ)が亡くなったのは、2001年3月7日です。役者が亡くなると、大物以外はすべてバイプレーヤーという表現をしますが、まさにバイプレーヤーとしていい仕事をしていたのが花沢徳衛です。政治は日本共産党党員であり、自共対決を信条としていました。
花沢徳衛の仕事というと、60年代~70年代にかけての松竹映画が思い出されます。
『馬鹿まるだし』ハナ肇と渥美清の関係、山田洋次監督の“毒”
『喜劇 女は度胸』羽田と京急羽田空港線230形をじっくり鑑賞!
『運が良けりゃ』山田洋次監督が描く本音で逞しく生きる江戸庶民
また、山田洋次監督が、『男はつらいよ』が軌道に乗ってから、その合間に撮った倍賞千恵子主演の三部作である『家族』では、長崎で倍賞千恵子にすけべ心からカネを貸すひひ爺の役を演じました。
『家族』新天地を求めて長崎から北海道までの日本縦断
そして、テレビっ子の私の世代では、
石立鉄男シリーズにおける『
パパと呼ばないで』と、『
気まぐれ本格派』の出演が印象に残ります。
『パパと呼ばないで』では、舞台となった米屋の近所の魚屋・魚としの主人という設定でした。出戻り娘の冨士眞奈美を、何とかコメ屋の下宿人である石田鉄男演じる安武右京に嫁がせたくて、その一方では、やはり松尾嘉代演じる娘を右京に嫁がせたいコメ屋の主人・大坂志郎とは昔からの付き合いという複雑な役どころでした。
一方、『気まぐれ本格派』は、神楽坂の神社の主人で、年をとってからできた息子(森川正太)が出来損ないのため手を焼いているという、これまた面白困った役どころでした。
花沢徳衛。なかなかいい仕事をしていたと思います。
脇役誕生
- 作者: 花沢 徳衛
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/02/24
- メディア: 単行本
2012-03-07 23:01
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by Una (2019-08-31 18:16)
Thanks for sharing your thoughts on 花沢徳衛. Regards
by Mervin (2019-12-16 20:29)