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この私がウソをつく顔に見えますか?

大型間接税導入発言 1986,6,6

政府・自由民主党は、かなり前から直間比率の見直し=大型間接税の導入を考えていた。

しかし、大平正芳内閣時の「一般消費税導入」を口にして選挙に負けたことがあり、表だって言うことができなかった。

ところがこの日、NHKの討論会で藤尾正行政調会長が間接税導入に触れ、以後、大型間接税導入が話題になった。

中曽根康弘首相はそれを真っ向から否定し、「この私がウソをつく顔に見えますか?」と説いて回った。これは、戦後史上、中曽根康弘首相の有名なセリフだ。

有権者にとってどういう顔に見えたかはわからないが、結局それは二重の「ウソ」になった。

「大型間接税は導入しません」と言ったのに、売上税(現在の消費税に相当)法案を国会提出したのだ。
「大型間接税」に関しては、以下のブログが詳しい。

消費税 大悪税論<1>

往来自由の国境が北米に接し、アメリカに大型間接税がないため、経済政策としても損をするというわけです 。 日本はそのアメリカにもない大型間接税を入れました。今では民主党も上げたいといい、このまま放っておくと

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「納税者の権利宣言(第4次案)」 -1-

大型間接税をめぐるたたかいは、取引高税を廃止に追い込んだのをはじめ、付加価値税や一般消費税の阻止、売上税の粉砕というように、常に戦後税制の原則と納税者の権利に直接関わる大きな争点としてせめぎあいが続いてきた。

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恐ろしい”悪魔の税制”「消費税」の実態と”政府機関、経団 ...

導入/富裕税廃止の代替財源としての大型間接税/細川政権と「国民福祉税」他 第六章 消費税を上げるとどうなるか 負担は低所得世帯と小規模業者を直撃/不公平税制をただせば税収は増やせる他 消費税とは弱者のわずかな富をまとめて強者に

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「消費税の本質」Ⅱ

日本の消費税などの大型間接税は広くあらゆる場面から税収を得ようとするものであり、こうした傾向は、生活弱者の負担を増加させ、これでなおかつ企業減税が実施されるなら、国民から広く集めた金を

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<ネットで盛り上がる「小沢ブーム」は危険な兆候か/大手メ ...

でも、竹下首相は大平首相にも中曽根首相にもできなかった大型間接税導入を成し遂げたという実績があったから、もって瞑すべしだろう。橋本竜太郎政権だって村山内閣時代に決めたこととはいっても、消費税の税率アップを成し遂げた。

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