1票の格差

参議院の「1票の格差」が問題になっている。

西岡武夫参院議長は、全国を9つに分ける比例代表制を提案した。

選挙区に於ける定数是正か、選挙制度の変更か。いずれにしても、1票の格差を抜本的に是正することが求められている。


日米防衛首脳定期協議会議　1985,6,10

　この日からワシントンで開かれた日米防衛首脳定期協議には、日本側から加藤紘一防衛庁長官が、アメリカ側からはワインバーガー国防長官が交渉のテーブルについた。

そしてOTH（オーバー･ザ･ホライゾン）やレーダー導入などシーレーン洋上防衛、三宅島夜間離着陸訓練（NPL）の軍事基地化促進など、防衛大綱水準到達をにらんだ軍事力増強の話し合いを行った。

定数配分違憲判決　1985,7,17

衆議院では定数格差が1対4.40になっていることに対し「憲法が要請している投票価値の平等原則に反し」ていると最高裁が判決。選挙自体は無効にならなかったものの、定数訴訟の出た21選挙区の定数是正が事実上決まった。

この定数問題は10月14日からの「第103臨時国会」、または12月24日からの「第104通常国会などで審議された。自民党は、いわゆる「6増6減」案といわれる2人区選挙区を含んだ格差1対3を超える案に固執し、なかなか結論が出なかった。

結局「103」の方で、坂田道太衆議院議長の「8増7減」の調停案が登場し、妥協がはかられた。しかし、2人区6人区といった中選挙区制に馴染まない定数配分が残ったり、「行革」推進でありながら総定数を511から512に増やしたりと、政治的に様々な立場の人間からの反発があった。

なお、この時野党は「同日選挙」になるのを恐れたが、法の公布後30日間は周知期間を置くということで同日は事実上不可能といわれた。しかし、自由民主党はそうと見せかけて解散を強行した。これは「死んだふり解散」といわれた。

タグ：西岡武夫 日米防衛首脳定期協議会議 定数配分 違憲判決 8増7減 自由民主党 坂田道太 中選挙区制

コメント 1

いつも失礼しています。
この件、まったくその通りですね。
よろしければTBさせてください。
by yutakami (2010-12-29 20:45)